ゴダイゴ@ビルボードライブ東京のこと

21日はゴダイゴ@ビルボードライブ東京。
「観ることができるうちに観ておけ」シリーズの一環として。

ゴダイゴは言ってみれば「メディアのタイアップによってスターダムにのし上がったバンド」のはしりと言ってもいいわけで。
それはバンドのブレイク以前から劇伴等も担当していたミッキー吉野がいたバンドだったからですが、今改めて振り返ると、J-POPの直系の先祖と言ってもいい存在です。

自分は当時、何となく知ってはいてもそのタイアップ攻撃に直接ぶつかったことはなく、「西遊記」の曲のイメージも夜ではなく、再放送を見た放課後の友達の家のイメージだったりしますが、聴く人間それぞれがそういう、曲に触れた時のイメージを割と強く持っていることが、現在に至っても圧倒的な強みになっているわけで。

ライブ開始から4曲、1stアルバム「新創世記」と「西遊記」でもドラムのトミー・シュナイダーがヴォーカルを取る曲という、割とゴリゴリのところを攻めてきて「これはヤバい」と思い、全編こういう流れでもそれはそれでアリだな、と思ったのですが、後半はやっぱりヒット曲連発。
「モンキーマジック」「ホーリー&ブライト」「ビューティフル・ネーム」「ガンダーラ」「銀河鉄道999」、畳みかけること。

ライブ後、一緒に観た友人2名が口を揃えて「泣いた」「涙が出た」と言ったのですが、それはやっぱり自分以上にタイアップによって思い出の中に刷り込まれているからだろうな、と思った次第。
実際1990年前後にヒットした「J-POP」黎明期の楽曲が最近割とTV番組でよくかかるようになっていますが、やっぱりそこに思い出がある人達はそれを聴いてグッとくるのでしょう。
是非グッと来たら、ライブやってるかどうか調べて、やっていたら行っていただきたいと思います。生はいいです。

というか、先日観たザ・タイガースの時も思いましたが、メンバーがご存命であることのありがたさ。
ゴダイゴはギターの浅野孝已氏が2020年に亡くなっていますが、それでもオリジナルメンバー全員70歳を越えて普通のライブができてそれを観られる。
聴く限りタケさんのヴォーカルは衰えているのは明らかで、正直かなりギリギリではあるのですが、それでもいい。歌い続けてほしい。

ただこの写真の「さっき撮りました」感だけ何とかできなかったのか。

ロンドンOxford St.のHMVが復活すること

先輩からDMが来て知ったこと。Oxford StreetにあったHMVの旗艦店。2019年2月に閉店した店舗が今年中にも再オープンです

日本のHMVはもう外資ではなく、2010年以降はローソングループの傘下ですので関係ないのですが、本場英国のHMVは2018年12月に2度目の経営破綻となり、カナダのレコードショップチェーン「Sunrise」のグループ企業に買収されましたが、その際に大幅な「減量」を余儀なくされ、その一環として旗艦店だったOxford St.のショップも閉店したわけですが、2022年に企業として単年度黒字を達成したことを受けての再オープン決定とのこと。

アナログに沸いているのは世界的な傾向ですが、「CDを積む」文化がほぼ途絶えた(一度もなかったわけではない)英国でも老舗が復活できるレベルなのは普通に素敵です。

一方日本では、佐賀市の商業施設のモラージュ佐賀で、CDを気持ち程度展開していた宮脇書店が3月に閉店し、それ以来書店もCD店もない状態が続いていたのですが、別の書店が入ると思ったらその前にまさかの新譜CD販売専門店オープン決定。


2023年には相当レアな出来事ですが、オープン告知以降のツイートを見る限り、ボーイズグループ系に徹する姿勢を明確に打ち出しているので、ここらへんの売上をきちんと固めることができれば、日本ではまだCD店は生きていけるということを可視化した、そういう出来事でもありました。

販売店がオープンするにしても相変わらず海外と日本とは違う感じですが、店はあった方がいいのでどっちでもOKです。でも現在渋谷modiにあるHMVは、modi自体があんまり流行っていないこともあって相当しんどそうなので、何とかした方がいいと思います。

第74回紅白歌合戦の出場者のこと

紅白の出場者出ました。
出場者のレーベルと所属事務所が気になったのでざっくり調べてみました。

ここんとこ毎年言っていますが、もうこの世には「老若男女広い層が認知している今年のヒット曲」なんてものは存在していない、ということは前提で。
嗜好が細分化されまくり、所属していると思っているコミュニティ内で情報を探れば自分好みの次の曲を見つけられるので、ヒットチャートに入っているレベルの曲でも興味があるジャンル外の曲は一切聴かずに済む状況。

こうなってしまったら、元々は「その年のヒット曲が一堂に会する場」であった紅白歌合戦が、これまで通りの紅白歌合戦であり続けることは非常に困難です。というかもう無理です。
多くの皆さんが仰るように「もうやめてしまえよ」というのが割と一番の正論ではないかとも思うのですが、それでもあがき続けて何らか「ぽい」ものを提示し続ける姿をウォッチするのが正直面白いのだ、ということで。

で、今年。
ジャニーズ系がゼロであることについてはこれはやむを得ないと思います。正直、番組としては「出すことによるリスク」と「出さないことによるリスク」両方あると思うのですが、天秤にかけた場合そうなるだろうなと。
それで空いたところについて、各人の嗜好によって「アニソン拡充」とも「フェスっぽいメンツ」とも捉えられるところに落とし込んできたのは、知恵を絞りつつ頑張った感がすごくあります。

すとぷりが一部でわいわい言われていますが、ネットに気を使いつつ、減った「男性アイドル(Not ダンス&ヴォーカルグループ)」なところを埋める存在ではあると思います。適任であるかはわかりませんが。
ただ、「ネット発のヒット曲もっとあるだろう」とは思いますが、そもそも既存メディアで放映される番組ですから、そのメイン視聴者を考えても既存メディア発のヒット曲に偏ることはどうしようもないことで。
Adoはもうネット発とか言ってる場合じゃないですし。

K-POP勢については、かつてはBoAも東方神起も女子十二楽坊もジェロもスーザン・ボイルも出場しているわけですから、今更日本人じゃなくてどうこう言うのもどうよ、ということは理解しつつ、SMやYGではなくJYPとHYBEというどちらかといえば新しめの事務所所属で来た点がポイントでしょうか。

事務所については、司会じゃなくなっていなくなったと思った大泉洋が歌手として出場するのを筆頭に、やっぱりアミューズが強い。
ただこの固めっぷりは、これから後出しされる超有名な方々への布石ではないかとも思えますので、これこの先も継続して観察。

一方、細かくは別々ですが、坂道系の合同会社やYOASOBI・緑黄色社会が所属しているSML等、ソニー系列の事務所所属が5組。
ソニーはレーベルとしてもぶっちぎりだろうと思っていたのですが、ソニー系14、ユニバーサル系11と数えてみたらユニバーサル系のレーベル所属も割と多かったです。
というか、3位がビクターの3組ですから、この2社でぶっちぎってました。
一時はかなり言わせていたエイベックスは今年はBE:FIRST1組のみ。世の移ろいを感じさせます。

とりあえずそんな感じで。今回のを見て「しょぼい」とか言っておられる方もいますが、特にここ5-6年はこれからが本番です。
ということで、演歌や後出し分についてはまた追って。

NEX_FEST@幕張メッセ9-11のこと

11月3日はNEX_FEST@幕張メッセ9-11。
Biring Me The Hrizonがキュレーションを担当した単発のフェスです。主催はクリエイティブマン。

10/31に神戸、11/1に名古屋、そして11/4には幕張の同じ場所で「Extra」として4-5組出るショーもあったのですが、11/3のこれが本丸。2ステージ制で計12組が出演する割とガチのフェス形式です。
もうこれは開催が発表され、トリがBMTHは当然として、YOASOBIと花冷え。の出演がコールされた時点で行くの決定。
サマソニの時、YOASOBIのことを気にすることなく一切揺るがずBlurに専念できたのは、既にその時このチケットを押さえていたからです。

2ステージそんな離れてないし、音出しは完全に交互になる形になっているタイプなので、頑張れば全部見られるのですが、もう頑張れない年齢なのでおよそサブステージの方は花冷え。以外無視する方針で臨み、昼御飯も割ときちんととった結果、観たのは以下。

YOASOBI
だいたい全部なじみの曲だし、そもそも「夜に駆ける」始まりで「群青」で歌わせて「アイドル」でアゲるだけアゲて締めた時点でもう完璧なわけです。
生で観て思ったのはやっぱこの2人すげえなということ。
Ikuraさんは決して声量で圧倒するディーバ系の歌い手ではないのですが、音階とピッチ感についてはおよそ完璧な化け物であり、Ayaseさんはあんな滅茶苦茶を完全にポップ&キャッチーに落とし込む化け物である、ということはわかっていたのですが、ライブで全く誤魔化すことなく歌いこなすIkuraさんと、ベーシックなトラックは完全にサポートに任せた結果、太鼓叩いたりヘドバンし続けたりオーディエンスを煽ったり、これはまるでセンチメンタル・バスの鈴木明則氏のようではないかと思わせるAyaseさん。
ポップスとしての面白さを完全に表現したライブでした。すごい。


花冷え。
周りから「観ろ」「すごいぞ」と言われていたバンド。観た。すごい。
雑に言えば、「可愛い女の子が可愛い格好をしてゴリゴリの曲を演るバンド」なわけですが、ポストBABYMETALという感じでもない。
仕掛けた側はそういう意図もあるのかもしれないのですが、メタルと言えるほどの「様式美」的なものはなく、でもデス声も駆使する割と本格的にラウドな音。

MCになると割とふわふわ感のある女子トークになり、でも演奏を開始するとゴリゴリ&デス声というこの感じが素晴らしく素敵。
公式には「ボーカル」なユキナさんと「ギター&ボーカル」のマツリさんですが、ユキナさんはデス声担当多めで、メロディ部は割とマツリさんが弾きながら歌うので、これ一番近い既存のバンドはマキシマム ザ ホルモンだと思いました。
ユキナさんのパート名は是非「キャーキャーうるさい方」にしていただけるとよいかと思った次第。


マキシマム ザ ホルモン
盤石としか言いようがないのですが、こういうタイプのフェスで「メガラバ」を外してきたのは割と意外でした。
ナヲさんのMC「動画撮ってる人がいるけど、目で見た方がいいから! 花火や月とかも目で見た方がキレイだから!」という割とマジなことを言った後、本当に見える範囲からスマホの画面消えたのすごい。


YUNGBLUD
二言目にはファックファック言うナイスガイ。
でも、実際ファックとしか言いようのない世の中で、そういうペルソナでもってそれをエンターテインメントとして展開する、刹那的ではありつつも真摯な表現者でもあり。

そして過去にそういうペルソナでもって活躍していた「ロックスター」と比較すると、圧倒的な敷居の低さ。
正味洗練されていない、ドカドカうるさくてせわしない音楽とパフォーマンスですが、もはやオーバーグラウンドでは割と希少種となってしまった感のあるこういう音楽を支えている大切な人でもあります。
というか、単純に愉快。楽しい。最高。


BABYMETAL
サマソニでも観ているのですが、そこから比べても更に「仕上がっている」感。
新曲「メタり」は既にライブの中核を担う曲として存在感を放ちまくり、MOMOMETALも全くもって違和感ないというか、もうかっこいい。
まあ、世界中をツアーして回るゴリゴリの「ライブバンド」ですので、それも当然か。


Bring Me The Hrizon
初期のゴリゴリのイメージがずっとあって、あんまりきちんと聴いていなかったのですが、最近のfeat.とか共演とかの幅の広さを見て改めて聴きなおしたら非常に面白くて。
ただ、ライブでは音源のレンジの広さをただそのまま演るのではなく、きちんと流れで聴くことのできるアレンジでもって、ゴリゴリと多彩さの間を縫うように進む匠の技。

このフェスはバンド主催のフェスとしては割と正しくて、feat.のミュージシャン、共演したバンドをきちんと連れてきたブレの少ない感じのメンツだったわけですが、feat.曲でYUNGBLUDも登場し、BABYMETALとの「Kingslayer」に至っては、このライブのピークと言っていいレベル。
いや、もう素晴らしかった。
問題があるとすれば、一応ストーリー的な演出のあるライブだったのが、結局そのストーリーの落としどころがどこだったのか、さっぱりわからなかったことくらいです。


ということで、大変すばらしいライブ続きのいいフェスでした。
圧倒的にオーディエンスの反応も良く、百戦錬磨のマキシマム ザ ホルモンが「すげえ」というレベル。
オーディエンスの反応がいいと当然バンド側もアガりますし、それでまたオーディエンスがさらに盛り上がる、正のループが出来上がりまくりの現場でした。
YOASOBIでサークルモッシュが登場し、元メタルコアバンドのAyaseさんがご満悦というのは、これなかなか観られない。

ただ、問題は幕張メッセの9-11だったということ。
幕張メッセ、1-8であればおよそ問題ないのですが、別棟の9-11は周辺の余裕エリアも少なく常設のトイレも少なめ。
女子トイレは臨時の設置があったのですが、男子は置くスペースなく、結果として女子よりも男子のトイレの方の行列が長いという稀有な状況。
フードエリアも狭いところに無理くりいくつか置いてみましたというレベルなので、どれも長蛇の列。
これは無理だと思って昼飯は駅前まで歩いてうどん食いました。

9-11は、ワンマンとかなら何とかなるのですが、フェス系になるとだいたいこういう感じです。
2016年の「VISUAL JAPAN SUMMIT」もこの9-11でした。まあこれの場合それ以外にもいろいろ酷かったので並べてはいけないという説もありますが。

ともあれ、今後「幕張メッセ9-11」でライブ、というアナウンスが入った際には、用心することが肝要です。割とマジで。

Jesus Jones@下北沢Shangri-Laのライブのこと

昨日は下北沢Shangri-LaでJesus Jonesのライブ。

とりあえず観たいじゃないですか。このタイミングならもうベストヒット選曲以外ありえないし、それもキャパ600程度でそのクラスの箱の中でも割と近く見える印象の元GARDENの箱です。
当時は割とアイドル人気的なところも高かったわけですが、果たして今回はおっさんだらけ。8:2くらいでおっさん。Tシャツも1991年のDOUBTツアーの時に買ったのを引っ張り出してきた友人をはじめ、布袋寅泰やM-AGEのTシャツもいて開演前から割と面白状態。

デビューアルバム「Liquidizer」リリース時の日本盤プロモーションの際、「20世紀末のロック界の救世主か、はたまた最後の徒花か」というフレーズが使用され、「Doubt」のプロモーション時には「やっぱり救世主だった!」とはしゃいだものの、人気は長く続かず結果としてやっぱり「徒花」感出てきてしまったバンドですが、でもそれは仕方ないことだとも思います。

所謂「ギターバンド」な音とダンスミュージックの融合、1980年代末頃にはThe Stone RosesやHappy Mondaysのような、どちらかと言えば「本能」に忠実な感じのヤツと、実際インタビューで「順列組み合わせ」という言葉も使っていたJesus Jonesのような「理」を優先して音楽を組み立てていった感じのヤツに分かれていたわけですが、どちらがシーンとして時代を席巻したかと言えばご存じの通り。
まあダンスするにはそりゃ本能に忠実な方がいいだろうと、今なら言えますが、当時は様々な試行錯誤が行われていたわけで。

そして「理」で組み合わせるにしても彼ら以降には、順列とは言えないレベルで複雑になっていったり、組み合わせていじくった結果もうギターバンドでもダンスミュージックでもない独特の音楽が生じたりして、ものすごい勢いで進化を続けました。
Jesus Jonesは正直その進化についていけなくなってしまった感じでドロップアウトしていった、そんなイメージです。

とはいえ、タイムラインとして1990年前後にしか存在できなかったが故にわかりやすい後継があまりいないタイプの音楽であり、だからこそおっさんは思春期まっさかりの頃に心を打ったこの音楽に生で触れて、改めて心を打つ、ということなんです。

かくしてフロアはモッシュが起こりそうになってでもちゃんとしたモッシュになるまで続かないとか、みんなでジャンプを始めてでもすぐ終わるとか、おっさんなりの荒ぶりと限界がそこここで見られる、それはとても愛しい現場になりました。


そしてアンコールで出てきたマイクが「30年来の友人!」と呼びこんだのが布袋寅泰。
去年、布袋のドキュメンタリー映画観に行った際、ミュージシャン仲間の名前を列挙したシーンがあり、その中にJesus Jonesは出てこなかった、ということもあって、開演前に友人と「来たら笑うよなあ」と言っていたのですが、実際出てきたらもう笑えない。
多分これからの自分の人生、10mない位置で布袋がギター弾いてるのを見ることは二度とないと思います。
そしてマイク・エドワーズが長身なので、「布袋がデカく見えない」というのも稀有な体験。

決して凄い演奏秘術とか、素晴らしい歌唱とか、そういうのはハナから期待していない、ただあの当時大好きだった、そしてあの当時以外鳴らなかった音楽を浴びることで、気持ちだけは思春期に戻って嬉しくなる。
もう本当にそれだけでいい、そういうタイプのライブでした。たまにはこういうのもすごくいい。


あと、ワンマンという話だったのに前座のバンドが出てきて、サンプリングやシーケンスは鳴ってはいるものの、少なくともヴォーカルスタイルはJesus Jonesとは相容れないタイプで、これ何なのと思っていたら、ヴォーカルとはえらく歳離れた感のあるギタリストがMCで「自分が呼んだ」ということを話し始めて。
要するに彼は、Jesus Jonesが好きすぎて今回招聘し、ついでに好きすぎてサポートアクトも担当するという、ある意味「ロマン」を実現した男でした。

だからこれからのライブに行く皆様は、tokyo honey trapも応援しよう。

「スクラム」が消滅していたこと

東北を中心に、多い時には10近い店舗網を持っていた、CD/DVD販売及び書籍販売店のチェーン「スクラム」ですが、10月22日に宮城県大崎市の古川店の閉店をもって全店舗閉店、屋号が消滅しておりました。

(大河原店)

1983年に当時の宮城県泉市に出店、以降各地で開店したり閉店したりで以下のような感じ。

泉店(宮城県・1983-2003)
香寺店(ブックバーン)(兵庫県・1988-1991)
大河原店(宮城県・1995-2022)
古川店(宮城県・1999-2023)
東根店(山形県・2002-2016)☆
富谷店(宮城県・2003-2015)☆
札幌桑園店(北海道・2004-2009)☆
元町店(北海道・2004-2007)☆
利府店(宮城県・2005-2016)☆
盛岡南店(岩手県・2006-2009)☆
発寒店(北海道・2006-2008)☆
石巻店(宮城県・2007-2016)☆
仙台中山店(宮城県・2008-2015)☆
大館店(秋田県・2012-2023)☆
鏡石店(福島県・2012-2023)☆
八戸城下店(青森県・2012-2015)

2023年に鏡石店、大館店、古川店と残った店舗が一気に閉店したわけですが、これどうも他のチェーンとは様子が異なっているようで。

スクラムを運営していた企業は「アビリティーズジャスコ」。その名の通りイオングループですが、本業は「障碍者の就労支援」を行う会社です。
要するにスクラムは、その就労訓練を行った人が実際に働く場として設けられた店舗、ということです。
☆を付けている店舗はイオンモール等イオンの中にテナントとして入居していた店舗です。

現在のアビリティーズジャスコのサイトはこちら(http://www.ajscrum.co.jp/)ですが、このドメインから察することができるように、元々は店舗としてのスクラムのサイトで、実際普通のCDショップのように新譜情報やインストアイベントの告知が普通に掲載されているサイトでした。
それが現在のような就労支援企業としてのサイトにリニューアルされたのは2013年。まさに新規店舗の出店が止まったタイミングです。
2016年には再度リニューアルを行って店舗案内すらもほぼなくなるわけですが、これは3店舗をバンダレコードに譲渡したタイミング。

スクラム 石巻店(1/30閉店)→バンダレコード石巻店(2/2開店)
スクラム 利府店(2/9閉店)→バンダレコード利府店(2/13開店)
スクラム 東根店(2/16閉店)→バンダレコード東根店(2/20開店)

営業的には問題なかった店舗を敢えて減らしにかかったということで、これつまり「障害者の雇用の促進等に関する法律」で定められた雇用割合や適用範囲が大きくなっていくに伴って就労支援のニーズが高まり、就労支援のみでビジネスが十分に成り立つようになったということだと思います。

いや、もちろんCD販売がウハウハ言うほど儲かるなら継続もあったでしょうけど、それはさすがになかったということで。
全閉店にここまでかかったのは実際にその店で働いている人の事情とかもあったのだろうな、と想像します。

ということで、ただ窮して消えていくチェーンとは少し違う感じの終焉でした。

ちなみに「アビリティーズジャスコ」は、1989年にジャスコがイオンに名称変更して34年、イオングループの様々な企業の中で唯一今も「ジャスコ」の名を残す企業だということは押さえておきたいポイントです。

ジャニーズ系の所属レーベルのこと

元ジャニーズ事務所の人たちがどのレコード会社に所属していたのか、しているのかということが気になって調べてみました。
1997年以降は自社レーベルも持っている中、それでも自社にすべてを集約するでもなく、割とあちこちのレーベルに振り分けている感があったので。
時代を追って眺めてみるといろいろと趣深いところがありました。

以下表ですが、いろいろ注釈は必要そうです。
ピンクっぽいのが古参レーベル、オレンジっぽいのが新興レーベル、青がジャニーズ事務所の自社レーベルになっています。
古参と新興の区分は便宜上1968年設立の「CBSソニー」以前以後に邦楽部門があったかなかったか、というあたりで切りました。

何せフォーリーブスはCBSソニーの国内ミュージシャンとしては第1号の契約でもあったわけで。
ので、ワーナーの海外ミュージシャンはそれ以前から(東芝から)出ていたけど、ワーナーパイオニアとしては1970年設立なので「新興」、キャニオンも「株式会社ポニー」として童謡とかのカセット出してましたけど、一旦キャニオンレコードの設立が1970年なので「新興」扱いで。
逆にユニバーサルは、「ユニバーサル」という企業はその名前が誕生したのは1999年ですが、元をたどれば1920年代の「ポリドール」にまで遡りますので「古参」扱いという感じです。

また「ジャニーズエンターテイメント」は厳密には2019年を境にしてその前後では厳密には別法人なのですが(2019年5月まではJ Stormと並行して存在した別レーベルで、2019年6月からはJ Storm傘下の「子」レーベル)、そこは分けずに行きます。

あと、レーベルとレーベルの間に隙間があるのは、リリースがない間どっちに所属していたのかしていなかったのかはわからなかったので、リリースをベースにした結果です。
そんな感じで。

まず目につくのは初期の「CBSソニー」所属の多さ。
CBSソニーは1968年3月設立で、その半年後にはフォーリーブスがデビューしているわけですが、CBSソニーは社是として国内契約については一切他レーベルからの転籍で引っ張ってくることをよしとせず、全て「新規デビュー」でして、その第1号がフォーリーブスでした。
当時振興事務所であったジャニーズと、新興レーベルであったCBSソニーとで、相当に馴染んだのであろうと思われます。

以降、割といろんなレーベルと関係作りを行っていますが、それでもソニー系列とその後1970年に立ち上がったフジサンケイ系列のキャニオンと、やはり新興レーベルの多用が目立ちます。古参レーベルにはいろんな条件とかあったのでしょうか。

田原俊彦がキャニオンでの稼ぎ頭でしたが、近藤真彦はRVC(RCAとビクターの合弁)、野村義男はビクターとレーベルを分け、かつ「たのきん全力投球」はフジではなくTBSでの放映と、もうこの時点でいろいろと気配りというか利益配分をベースに様々な配慮がされていることがわかります。

ちなみにこの頃の新興レーベルと言えばフォーライフもそうですが、フォーライフはANKHとひかる一平を短期担当して以降リリースなし。
正味、当時のフォーライフにアイドルを大々的に売り出してブレイクさせるだけのノウハウやコネクションがあったのかといえば、確かに微妙です。

ジャニーズが自社レーベルを立ち上げたのは1997年、KinKi Kidsのデビューに際してですが、1992年に結成し、1994年のデビュー前の段階で武道館単独公演を成功させているくらいの人気をベースにした「何があってもそうそう転ばない」状況でもって、それでも大々的にプロモーションを展開した結果大成功、翌年には既にリリース間隔が空くようになっていた少年隊が移籍します。個々での活動も踏まえたリリース環境を与えるためだったのではないかと思います。

そして2001年には、ポニーキャニオンでは1位を取れたり取れなかったりの状況だった嵐を、自社の新レーベル「J Storm」を設立して移籍させ、その後の爆発的な売り上げに繋げます。

また、関ジャニ∞は、デビュー当初はテイチクの本レーベル、つまり「演歌・歌謡曲」部門としてデビューさせたことで「演歌・歌謡チャート」1位になるものの、その後テイチクのJ-POPレーベルIMPERIALに転籍し、さらにその後J Stormに合流します。

結局そのテイチク/IMPERIAL以降、古参レーベルからのデビューは一旦途絶えます。
正味、今のヒットチャートを考えた場合、ソニーとエイベックスとポニキャン押さえてればいいじゃん、というのは何となく気持ちはわからんでもないです。

その象徴的な存在がSixTONESとSnow Manの同時デビュー。ソニーからSixTONES、エイベックスからSnow Manを、でもデビューシングルは、その異なるレーベルからの2曲をスプリットシングルとしてリリースするという無茶さ加減(ソニー盤はSixTONESが1曲目、エイベックス盤はSnow Manが1曲目)。
これを実現させた、とにかく当時の事務所側の発言力・影響力がハンパなく大きかったということは間違いないことでしょう。

で、そんな中昨年配信でデビューしたTravis Japanはこれまでの流れから一転、古参の中に入るユニヴァーサルからのリリースでしたが、これはデビュー前の海外留学やジャニーズ組としては異色の配信デビューの流れから「世界」を視野に入れ、結果ユニヴァーサル傘下のキャピトルと契約を行ったため。
当時としては滅茶苦茶正しかったと思うのですが、今こんな状況下、「世界」はどうなってしまうのでしょうか。
ここまでリリースした楽曲群はまだ一切フィジカルな盤になっていないのですが、これ原盤権どっちが持っているんでしょうか。CDで出ることはあるのでしょうか。

というか、事務所所属の音源自体、今後どういうことになっていくのか。
いろいろまだこれから気にしなければいけないことはたくさんあります。

TSUTAYAのフランチャイジーの最近のこと

TSUTAYAはもういろいろとヤバいわけですが、実際店舗の9割はフランチャイズ店舗であり、閉店にはフランチャイジー側の都合もあるわけです。
ということで、ここんとこ気になっているTSUTAYAフランチャイジーの動きをざっくり舐めてみました。


■トップカルチャー
TSUTAYAの最大手フランチャイジーのトップカルチャーが「2023年10月期までにレンタル事業からの撤退」と発表したのが2021年7月。
3月にも一度「割とレンタル残っている」ということを確認したのですが、半年たって改めて確認したところ、2店舗を店ごと閉じた以外ほとんど進捗ありませんでした。
横浜市の蔦屋書店青葉奈良店に至っては、5月に一度レンタルを撤収したのに9月にはまたレンタルを復活させたりと、完全に迷走している部分も。


正直「10月期中」と考えてもあと2ヶ月半、これ無理です。
何でこんなことになってるかですが、2021年までのレンタルの需要が減っていった実績から、その先の需要を想定して全撤退を判断したものの、実際の需要が想定ほど減らなかったためではないかと想像します。

どこまで延長するのかですが、また改めて時期を切るのか、ダラダラいくのか。正直需要が読めなかったのであれば、時期切るのは無理か。
とかいってこの年末にばっさり撤退したら笑う。


■平和書店
スーパーマーケット平和堂のグループ企業として発足し、平和堂や大規模店舗アルプラザ内の書店の他、割と路面店も出店していました。
TSUTAYAのフランチャイジーとして多くの店舗でレンタルも導入していたのですが、「路面店×レンタル」な店舗が近年続々と閉店しています。

2021/05/20:彦根店(滋賀県)
2021/10/20:津幡店(石川県)
2022/02/20:堅田店(滋賀県)
2022/06/20:ノースウエスト店(滋賀県)
2022/10/13:あどがわ店(滋賀県)
2023/01/15:松ヶ崎店(京都府)
2023/07/27:太秦店(京都府)

ということで、先日レンタルを扱うTSUTAYA店舗が京都市から全撤退した、そのトドメが平和書店でしたという話です。


■大野石油
広島市を中心に出店しているフランチャイジーですが、重大な転機が2021年、フタバ図書がTSUTAYAの傘下に入ったこと。
それまで同じ業態のライバルでもあったフタバ図書がいきなり仲間というか、悪く言えば市内にTSUTAYAの乱立状態になったことで、大野石油にもあんまりよろしくない影響があったのではないかと思ってしまいます。
かくしてそれまであった5店舗が現在2店舗。頑張れ。

2022/04/07:宮内店
2023/01/31:己斐本町店
2023/03/31:楠木店

とはいえ、TSUTAYAは大きな店舗網を持つチェーンを傘下にするとその後まもなく割とばっさりやるというか、既に元フタバ図書の店舗ももう3店舗ほど閉店したか閉店決定していますので、まあ今はレンタルってそういう感じ。

一方、広島県内でも福山市域に展開しているTSUTAYAの大半はモラブスというフランチャイジーが展開していますが、このフランチャイジーはかなり頑張っているため、ほとんど閉店なし。そういうフランチャイジーの気合いでその地域の閉店が少なかったりすることもあります。


■ヴィアン
首都圏にも店舗はありましたが、メインは沖縄県。というか沖縄県では最大のフランチャイジーでした。
「でした」というのは完全にTSUTAYAからの撤退完了を決定しているので。沖縄県のTSUTAYAが急に減っているのは主にこのせいです。

2023/03/31:宜野湾上原店(沖縄県)
2023/04/30:羽村店(東京都)
2023/05/31:鶴ヶ島店(埼玉県)
2023/05/31:具志川店(沖縄県)
2023/08/31:夏見台店(千葉県)
2023/08/31:山内店(沖縄県)
2023/10/31:美里店(沖縄県)

とはいえ、11月に閉店決定している与那原店は、ハンバーガーチェーンのジェフのフランチャイジーなので、これとは関係ありません。
というか、この与那原店、1階がジェフの店舗で、2階の片方がTSUTAYAでもう片方はジェフの本社という建物なので、その後どうなるんでしょうか。

RAY@渋谷WWWのライブのこと

昨日はRAYの新体制1周年ライブ@渋谷WWW。

「シューゲイザーアイドル」を冠して活動している、ガチアイドルな正統派ルックスとノリでオタクを殺す琴山しずくさんと、1日1音源、コアなバンドを含めて的確な感想を発信し続けることが話題となり、外様のおっさんを殺す内山結愛さんが2トップの5人組。

実際音楽的には割とゴリゴリですが、以前何かでちらっと観た際に割とそういう音楽とは合わない感じのパフォーマンスで違和感を感じたので、一度きちんと観たいと思いつつ、いい感じのライブが発表されたと思ったら既にチケット取った別のライブと日程被っていたり、休日出勤の日だったり、何度か涙を飲んで今回ようやくです。

幕前はずっとSUPERCAR。それわかる。
で、メンバーが出てきて歌い出すとやっぱり以前のような違和感。サウンドはRIDEの1stアルバム前みたいな音なのに、振付も歌も「開いた」感じで全然シューゲイズしていない、もっと言えばトラック以外は「普通のアイドルグループ」的な空気感。
ただそんな違和感も数曲観れば慣れてきて、あとはいい感じのホワイトノイズに乗って「可愛い」が展開されていくのをひたすら愛でる。

5人組ですが5人ユニゾンはなく、ソロか2声。ごくたまに3声。ただでさえトラックの音が厚いので、それ以上重ねると必要以上に重たくなってしまうということでしょうか。
決して「Born to Sing」「Born to Dance」な女の子たちではありませんが、というか、もしそうだったらそもそもシューゲイザーアイドルなんかやってないでしょうし。

90年代テクノ的な音色を交えた楽曲をいいところでぶっこんできて、そこではより華やかな歌と踊りになったり、シューゲイザーなので歌よりもイントロや間奏が長い曲もありますが、振付が諧謔性を帯びてくることでずっと観ていられるものになっていたり。思っていたよりずっといい。いいぞ。

普通の女の子たちが今できることを精一杯やっている感もガシガシ伝わってきて、大変に好ましいのですが、ただ、WWWという箱以上に動員を伸ばしていくためには、その精一杯を続けていくだけでは無理なのかということも、何となく感じて。
象徴的だったのが本編が終了した時。

前半と後半の間にもインタールード的な時間はあって、その時には曲終わりでメンバーがはけた後、環境音みたいなものが絵もなくずっと流れていて、正直それが何を意図するものか全くわからなくて。
で、その後何曲かやった後再度メンバーが全く同じようにステージからはけて、そしたら今度は環境音すらも鳴らず、今度のこれは何らか意図があるものだろうかと考えながら待っていて、恐らく会場の全員同じ気持ちで静かに待っていたのですが、そのまま数分経ったあたりでメンバーから「あの、ここアンコールのとこなんですけど」というアナウンスが入って、初めて「あれが本編終了だったんかい」ということを会場中が知るに至り、慌ててアンコールのコールが入る、ということがありまして。
正直、これは完全にライブ全体の流れを作れなかった演出の失敗だと思います。

そして、WWWというステージ後ろが全面スクリーンとして使用できる会場にも関わらず、そしてこういう音響的なトラックであればそれなりの映像なり視覚的な演出が乗せやすく映えやすいはずなのに、このライブでは既存のビジュアルがある曲以外はほぼ何もなく、たまに適当に既存の模様の照明を回してみたりするだけで。
ワンマンでこれは勿体ない、と正直思いました。

初めて観た時は下北沢シェルターで7拍子のハンドクラップを強要していたことと、オタクが3拍子でコールを打っているくらいが面白ポイントだったMaison book girlが、その後映像に凄い勢いで凝り始め、徐々に常軌を逸していき、それに伴って動員も伸ばし、結果人見記念講堂やLINE CUBE SHIBUYAで滅茶苦茶な映像と演出を伴ったえげつないショーを見せ付けるに至った、という事例もあります。

アンコールで披露した新曲の時の映像は、MVのようですが、何となくamazarashiのライブ映像を彷彿とさせるものがありました。
果たしてこれが正解の方向かはわからないのですが、ここから先のもっと高いところに向かおうとするのなら、メンバー以上に運営の大人たちにいろいろもっと頑張ってほしいと、思いました。
メンバーの言う「RAYが居る方向が光」に本当になるためにも。すごく期待しています。


ジャニーズの紅白出場のこと(2023年9月)

ジャニーズ事務所の件、いろいろ各企業から起用しない宣言出たりとか、NHKでは先日「クローズアップ現代」の枠でここまでの総括のようなこともしておりました。

所属タレント起用を辞めると明言した企業は、じゃあ所属タレントが出演している番組へのスポンサードはどうなるのかとか、それも辞めるとなればそれこそ長期的には各テレビ局の番組への起用自体どうなるのか、まだまだこの先見えないところは多いです。

この問題は、性加害の部分とメディアや代理店・企業との不正な結託の部分があり、人権的な問題の側面と労働問題としての側面があり、また故人から旧経営陣から新経営陣から所属タレントからファンから、メディアによって排除されたグループからそのファンから所属事務所から、いろんな角度がありすぎて、ぼけっと見ていただけの自分がそう簡単に断定して断言できる類のものではないのですが。

ただ、2021年の紅白出場者が発表された際にこんなの作ってたので、1年分足して再掲することにしました。
過去にデビューしたジャニーズ事務所所属の歌手・グループがいつデビューして紅白にどれだけ出たりでなかったりしたのかの一覧です。
オレンジ色の枠はデビュー年。
SAY'Sとかテゴマスとか舞祭組とかのようなグループ内ユニットや、修二と彰とかトラジ・ハイジとかのような企画ユニットは入れていません。

これを見てみると、1980年代半ばまでは「売れたグループがいたら出す」という、他の芸能プロダクションとさして変わらない扱いっぽかったのが、少年隊以降割と密接になっている感があります。
そうでないと忍者が出場できるはずがないし。

1994年以降はSMAPとTOKIOの2枠体制が続きますが(SMAPメンバーが不祥事を起こした年を除く)、嵐が爆発的な人気を獲得したことで、枠の拡大に成功。
それ以降はある程度交渉はあったにしても強力な押しがあれば割とジャニーズ側に配慮していたものと思われます。
そうでないとNYCが出場するとか、2枠体制の頃に出られなかったグループがローテーションを組むように出演することもなかったでしょうし。

で、NHKは先日クローズアップ現代でジャニーズ事務所との関係性について取り上げていましたが、ジャニーズ事務所とは今後いろいろきちんとするということであれば、他の大手事務所からの圧力も一切無視するし忖度も行わないと明言して実行できるのか、枕営業とかも一切ないのか、「まだ反社と繋がりがあるんだけどなかったことにしてる事務所」がもしあるとすればそことの付き合いも行いませんとか、いろいろあると思うんですけど、そこも全部クリーンにしますよということなのか、ジャニ以外についてはよくわかりませんという態度を貫くのか。
多分貫くと思うんですけど、期待しないで見守っていきたいと思います。