ジャニーズ事務所の件、いろいろ各企業から起用しない宣言出たりとか、NHKでは先日「クローズアップ現代」の枠でここまでの総括のようなこともしておりました。
所属タレント起用を辞めると明言した企業は、じゃあ所属タレントが出演している番組へのスポンサードはどうなるのかとか、それも辞めるとなればそれこそ長期的には各テレビ局の番組への起用自体どうなるのか、まだまだこの先見えないところは多いです。
この問題は、性加害の部分とメディアや代理店・企業との不正な結託の部分があり、人権的な問題の側面と労働問題としての側面があり、また故人から旧経営陣から新経営陣から所属タレントからファンから、メディアによって排除されたグループからそのファンから所属事務所から、いろんな角度がありすぎて、ぼけっと見ていただけの自分がそう簡単に断定して断言できる類のものではないのですが。
ただ、2021年の紅白出場者が発表された際にこんなの作ってたので、1年分足して再掲することにしました。
過去にデビューしたジャニーズ事務所所属の歌手・グループがいつデビューして紅白にどれだけ出たりでなかったりしたのかの一覧です。
オレンジ色の枠はデビュー年。
SAY'Sとかテゴマスとか舞祭組とかのようなグループ内ユニットや、修二と彰とかトラジ・ハイジとかのような企画ユニットは入れていません。
これを見てみると、1980年代半ばまでは「売れたグループがいたら出す」という、他の芸能プロダクションとさして変わらない扱いっぽかったのが、少年隊以降割と密接になっている感があります。
そうでないと忍者が出場できるはずがないし。
1994年以降はSMAPとTOKIOの2枠体制が続きますが(SMAPメンバーが不祥事を起こした年を除く)、嵐が爆発的な人気を獲得したことで、枠の拡大に成功。
それ以降はある程度交渉はあったにしても強力な押しがあれば割とジャニーズ側に配慮していたものと思われます。
そうでないとNYCが出場するとか、2枠体制の頃に出られなかったグループがローテーションを組むように出演することもなかったでしょうし。
で、NHKは先日クローズアップ現代でジャニーズ事務所との関係性について取り上げていましたが、ジャニーズ事務所とは今後いろいろきちんとするということであれば、他の大手事務所からの圧力も一切無視するし忖度も行わないと明言して実行できるのか、枕営業とかも一切ないのか、「まだ反社と繋がりがあるんだけどなかったことにしてる事務所」がもしあるとすればそことの付き合いも行いませんとか、いろいろあると思うんですけど、そこも全部クリーンにしますよということなのか、ジャニ以外についてはよくわかりませんという態度を貫くのか。
多分貫くと思うんですけど、期待しないで見守っていきたいと思います。