BARBEE BOYS@代々木第一体育館のライブのこと

1月13日はBARBEE BOYS@代々木第一体育館。

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BARBEE BOYSについてはまず、1980年代の彼らがどれくらいオリジナリティの塊で、そしてそれ故に解散以降過小評価され続けてきたのか、ということを申し上げねばなりません。

ようやく日本でバンドによる音楽がミュージックビジネスの中心になりつつあった1980年代前半、それでも女性ヴォーカルバンドですら稀な時代に男女ツインヴォーカルというスタイルは、当時の世界中見渡しても超レア。

世界的に見て「男女が共にヴォーカルを取るバンド・グループ」の始祖的存在はIke And Tina Turner Reviewの一部楽曲、Peter, Paul and MaryやFleetwood Macあたりが挙げられますが、これらはメンバーの誰かがメイン・ヴォーカルを取る形であったり、ハモったりという形であって、ここまで並列の「ツインヴォーカル」という事例は、世界的に見ても彼ら以前ではJefferson Airplane/Jefferson Starshipくらいしか思いつかない。

かつ、男女間の様々な機微をストーリー的に転がす歌詞によって男女ツインであることへの圧倒的な必然性が生じ、しかも相当猥褻なことも歌っているにもかかわらず、そのポップネスとユーモアによって全く下品に聴こえないという状態。
要するに世界的にもほとんど例を見ない編成にして、既にその完成形・理想形であったという奇跡のようなバンドだったわけです。

しかし、そういう奇跡的なバランスであったが故に、彼らには一切と言っていいレベルでフォロワーが現れませんでした。正直あんなセンスの楽曲を誰が書けるのかつったら常人には無理だし、そもそもあのスタイルはヴォーカルが男女ともに色男・色女でないと全く説得力がなく、そもそもそんなメンバーどうやって集めるの、という時点で。

かくしてこのパイオニアが立ち止まった時点でスタイルごと終了、断絶を迎えることになります。フォロワーがいなければパイオニアが大きく再評価されることもなく、ただ当時に彼らの音楽に痺れたおっさんおばさんが時々思い出しては「最高最高」と譫言のように呻くだけになってしまいました。

だから今回の活動再開というのは、ただ観られて嬉しいというだけではないのです。おっさんおばはんが当時のあの気持ちを確認しにいくのです。当時のあの熱狂を取り戻しにいくのです。

果たして代々木第一体育館はだいたい同い年のおっさんおばはんでぱんぱんの満員。そしてバンドのメンバーはだいたい還暦かそれ近く。果たしてどこまでやれるのか、という不安はありました。
が、およそ問題なし。豊洲のOKAMOTO'Sとの2マン観に行った友人曰く、コンタの声が厳しかったとのことでしたが、そこからトレーニングを積んだのでしょう、さすがに全盛期までは行かないにしろ、予想以上に大丈夫。
あとコイソのドラムの腕の使い方が何か少し妙に見えたくらい、というか、杏子姐さんがロングスカートからミニスカートに早替えするときにみんな「おー」って、お前ら彼女この8月で還暦なのに何言ってんだ。俺も言ったけど。

イマサの楽曲は調子のいい悪いが比較的はっきりしていて、というかアルバム通しておよそ抜群なのは2ndから4thまでだと思っていて、1989年に「夜のヒットスタジオ」に出演して「chibi」を披露した際、「曲書いてますか」と問われたイマサが「湯水のように」と回答したのを聞いた当時の私は、その回答のセンスを理解できず、「いや、このアルバムのアベレージレベルの曲を湯水のように書いてもあかんやろ」と脳内マジレスしたことを強烈に覚えています。
正味新作も決して傑作とは思いませんが、でももういいの。こうやって曲を書いてライブやるモチベーションが5人にあり、時々でいいからまたライブしてくれれば。

あと、改めての報告ですが、新宿駅西口地下街のカレーハウス11イマサが花を出していました。

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抜群の立地なので普通に経営すればいいのに、時々「背脂カレー」とかの頭の悪いメニューを出すお店です。最近行ってないので、花代分くらいは食べに行きたいと思います。よろしくお願いします。

BAROQUE@ハーモニーホール座間のライブのこと

1月10日はBAROQUEのライブ@ハーモニーホール座間。
昨夏のアルバム「PUER ET PUELLA」が大変に素晴らしく、ライブ行かなあかんと思って日程見て、ツアーファイナルがホールだったので、ここだと思いまして。
でも座間だけど。正直初めて日程見た時「は?座間?」と声が出た。

座間だったのはギターの圭くんの故郷ということもあったのでしょうが、それ以前に「絶対にホールでライブをやる」ことが意図としてあったのだろうと思います。そう思うそういうライブ。
ハーモニーホール座間は1300人強の箱ですが、同じサイズのライブハウスではステージ領域が小さすぎてできない演出をそこここにぶっこんでくる、という意味で。

ライブ本編はおよそ三部構成のような作り。
頭はほぼ前作までの楽曲で構成された形で、でも場としてそのライブの色を作っていく。
そして透過スクリーンが降りてきて映像と共にガッツリ作り込んだ世界観でもってぐいぐい見せ場を作り込んでいく。そして一番いいところでステージ後方にこちらに向けていた白熱電球のサスライト、50近く吊り込んであったんじゃないでしょうか、それが一斉に、光以外何も見えなくなるレベルで発光するというえげつない演出。舞台上の演者の皆さんにはたまったもんじゃない温度でしょうが、でもLEDの温度だったらここまで心に来ない。光とそして熱もガンガン来る。そこで鳴っている壮大な音。ここまで本当に「やりたい音楽をその音楽以上に『届く』形で見せる」ことに成功していて、正直ビビる。
ただライブで演るだけでも間違いない楽曲群を、ここまで伝えにかかってくる「本気」。

それ以降は、緩めのMCを挟んで明るめの曲を中心に。おっさんは作り込んだまま最後まで行ってほしいなあという気持ちはありましたが、きちんとかっこよくてきちんと盛り上がれる場は外さない、ということだと思います。ここは「ビジュアル系の矜持」なのでしょう。

そしてアンコールの最後にようやく、今回のアルバムのリード曲「PUER ET PUELLA」が来て、改めて場を締めて大団円。
自分たちがミュージシャンとしてやりたいこと、ファンから求められている自分たち、その双方に対して誠実に落とし前を付けた「優れた楽曲を多数持つビジュアル系バンド」としての、極めて優れた表現でした。

そして、弦や様々なシーケンスは乗っかってはいるものの、このバンドは全くもって「ギターバンド」である、ということがライブを観て非常によくわかりました。
刻むギター、歪むギター、泣くギター、ギタリストが好んでプレイするスタイルはありますが、圭くんのギターは曲毎どころか1曲の中でも刻み、歪み、泣く。そして「泣く」でも70年代ロックからBon Iverの「Perth」のようなところまで、その間をつなぐような泣き方をするのです。
これはこのバンドが、決まった音楽性でもってずっと続けているのではなく、その時々で自分が好きな音楽があって、その音楽性を吸収しながら進んできたからで。自由で、そういう意志のあるバンドです。もうそれだけでもOKじゃないですか。

だから、これ困ったなと思うのは、このJ-POP全領域込みで考えても相当に高い音楽性と技術を持つこのバンドが、こんな1000人そこそこの動員でもってやってるのってどうなの、ということなんですよ。

アルバムのことを話した時に「ヴィジュアル系の外にアピールするには」みたいなことを言っていたのですが、でもこれ違うぞ、と帰り道に考えていました。
まずアピールすべきは、BAROQUE推しじゃないバンギャだ。

バンギャパワーはゴールデンボンバーがお茶の間のスターになる前段を首尾よく整えたり、同じくお茶の間のスターとなったGACKT先生を長期にわたって音楽面を支え続けたりと、本気になるとなかなかエグいものがありますし、当然ライブをいろいろ観てますので、その審美眼も高いはずです。であれば、BAROQUEの今回のライブのレベルであれば少なくとも「エゲツないことやってる」ということは伝わるはずだと思うのですよ。

ただ、彼らが所属するフリーウィルは、ストリーミングも解禁していないし、V系が多数出演するフェス的なところにもこれまでは出ていかない方針、という点が正直厳しくはあります。
何とかして「伝わる」ところに行ってほしいと、心から思います。

RealSoundに原稿書いたことと、中島みゆきがストリーミングに音源解禁したこと

RealSoundに原稿書きました。現役ミュージシャンによるアイドルへの楽曲提供を「クロスオーバー」と称する形で過去からまとめてみました。
前回と重なる領域もあったため、けっこう書き分けに難儀したのですが、でもこういう、放っておかれたら気になっていることではあるので自分で勝手に調べてブログに書いてしまうようなテーマを原稿依頼として振ってもらえるのは、正直ありがたいです。
もう、商業サイトではこういう「タイムライン芸人」として地味に生きていく所存です。

ただ、2年ほど前自分内で「TSUTAYAバブル」と呼んでいる状況があったのですが、それ以降はCD店・レンタル店についての原稿依頼はありません。それ以降も継続的に観察しているのでいろんな切り口で書けるんですけど、まあすげえ地味な話にしかならないことはわかります。引き続き当ブログで。

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中島みゆきが昨日付でAmazon Music限定でストリーミング解禁。全曲ではなく、見た限りではカップリングを含むシングル収録曲のみのよう。

先日「ストリーミング解禁してないミュージシャン」について書いてからそんなに経たず更にその一角がまた崩れた感じです。
私はApple Musicなのでまだ聴けないのですが、安室奈美恵がApple Music限定の形でストリーミング解禁したのが2019年6月17日で、Spotify等他のサービスで解禁されたのが同年9月20日。
これと同等と考えると、3か月待てばよい、ということで。ことなのか。サンプル数が少ないのでわからない。

こういう形の限定解禁があるということは、まだ解禁してない人には各サービスの担当が日参して頭を下げていたりするのでしょうか。そして山下達郎家の玄関前で取り付く島もなく追い返されたりしているのでしょうか。

いやでもそれでいいんですよ、納得できなければ。
もちろん、各ストリーミングサービスを使用して音楽聴き始めたような若い人にとって、ストリーミングサービスで検索できないということは存在していないこととイコールですが、ミュージシャンとしての自分が音楽に関わるうえでのヴァリューとして、盤としてのリリースであるとか、高音質とかがそれ以上に優先されるのだ、ということであれば、それはミュージシャンとしてのこだわりです。

というか、ストリーミングのみで聴いているリスナー側から見れば、ジャニーズの大半や米津玄師やB'zが存在しない世界線って、そんなのを実際に経験できるのってすげえな、と思います。

Maison book girl@LINE CUBE Shibuyaのライブのこと

1月5日はMaison book girl@LINE CUBU Shibuyaというか新しい渋谷公会堂。

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正味、綺麗にはなりましたが会場としては前の渋谷公会堂よりエントランス・ロビー部分が非常にコンパクトになってしまい、導線的にはむしろ残念化。
でも、トイレは非常に豊かになりましたので、これはこれでいい。

で、ライブ。
正味、すごかった。とにかく彼女たちのワンマンライブはとにかくアホみたいに作り込んでくるのですが、何か極まった感があります。
これまでは映像や照明を凝る方向で突き詰めていたのですが、さらにそこから逸脱し、透過モニターに何を映すかだけでなく、それが上下に動いて「どの位置で映すか」「どれくらい透過させるか」が演出上大きな意味を持ち、さらに後ろの大型スクリーンと連動する。
そして一切スクリーンを使わず、ライトとその影だけでその「場」を作ったり、ありとあらゆるアイデアがぶち込まれた演出が次々と繰り出されるわけです。

ただ、自分が心底グッと来たのはそういう大きな演出ではなく。
彼女たちの楽曲はライブ感のあるものではなく、打ち込みメインでかつチェンバー感のある楽曲が大半。振り付けも幾何学感があるものが多く、ライブの演出も無機質な映像がメイン。
そんな中でライブでの彼女たちの歌と動き、その微妙な肉体性が差し込まれることで、他のどのグループにもない微妙なライブ感を醸し出すのですが、今回とてつもなく微妙ではありますが、でもその「肉体性」を最大級に引き出す演出があったんです。

「rooms_」という楽曲。曲間に無音部が多く、今MDにダブったら絶対7曲分くらいでトラック切ってくるだろうよ、という曲なのですが、そもそもライブ全編オタ芸打ったり声援送ったり拍手することすらできないような構成の中で、その無音部、2000人近く入った会場の中、ただメンバーのリズムを取る足音だけが聞こえるのです。
この微妙な、しかし圧倒的な肉体性。心に来る。

そしてそういう手拍子や拍手すらできないような流れの中、いきなり彼女たちの楽曲の中でも屈指のアゲ曲「my cut」が始まり、メンバーも「オイ!オイ!」的にこぶしを突き上げ、でもこっちはそれまでの流れがあるからそんな急にアガれねえよ、と思ってたらその曲がどんどん途中から壊れていってとても手拍子とかできる状況じゃなくなったりとか、透過モニター右半分映ってないんだけど、残りで映ってる映像はちゃんと映っている部分でセンターは合っているからトラブルではないのであろうなとか、そういう心理的な駆け引きすらライブの中にぶち込んでくる。
これ何なんだよ。本当にそういうライブ。すげえアガって盛り上がるとは違う、でも圧倒的なライブ感があったのです。

現在のアイドルシーン、大手ではないところで楽曲とライブと動員と、ということを鑑みると今最も期待できるのはブクガかフィロのスか、ということになると思うのですが、その2組が正味全く違う方向に行っているのがすごく面白くて。
ブクガはライブを「作品」として極めようとしている。フィロのスは「現象」としてその存在をどこまでもアピールしていく。みんな違ってみんないい。
だからまだまだアイドル界隈おもしろいのがたくさんあるってことですよ。みんなライブ行こう。

2019年紅白歌合戦のこと

紅白歌合戦見直しました。
正味、「紅白をフェスにする」という前回の方針は凄い勢いでハマり、正味近年では最強の紅白になったわけですが、今回は恐らくもう去年のアレを越えようという方針ではなかったと思います。
少なくとも「2020東京オリンピック」にまつわる演出という「枷」があり、そういうところには持っていけなかったのではないかと。
見た限り、去年のようなすっ飛び方はなく、既存の紅白としての演出の延長線上でどこまでやれるかという感じに見受けました。
正直、ウサイン・ボルトが出てくる文脈などは全体としてもよくわからず、本当に「2020東京オリンピック」に引っ張られてしまったな、と。

結果として、演出の部分ではOfficial髭男dismに「ルネッサンス」をやらせ、その後綾瀬はるかに「樋口カッター」やらせたところが多分今回の白眉。
あと、出演者名のテロップの下に変な豆知識入れるの、それはテレビ東京の選挙速報か。

ただ、MISIAのステージのメッセージ性もすごかったのですが、結果として氷川きよしの己の肉体を張った表現がそれを上回ったという気持ちがあります。
Twitterでも言いましたが、今後紅白歌合戦がなくなったり今のフォーマットでなくなるとすれば、それは「国民的ヒット曲の不在」とか以上に、ジェンダーの部分によるものが要因になるだろうと思います。

以下、ダラダラ各曲を改めて見ながら思ったこと。

  • 上沼恵美子の審査員紹介の時、「来年は歌だよね」と言いましたが、たぶんリハの時M-1と同じようにCD出してたような気がする。で、ディレクターに「絶対やめろ」と釘を刺されたと推測。
  • 綾瀬はるかはこういう女優・タレントが天職だと本当に思う。OLさんになってたら1日1回はコピー機詰まらせてる。
  • 「パプリカ」の世界展開、歌詞のサビのいいところに「ハレルヤ」というフレーズを入れてしまったので、少なくとも積極的にアピールできるのがキリスト教圏だけになっているの、これいろんな教訓を含んでいると思う。
  • 何組も出場者がいる中には「雑演出」になる方もいて、過去には天童よしみや氷川きよしが食らいがちだったのが、最近は郷ひろみが餌食になっている。
  • 「花火」は何でこんな複雑怪奇な構成の曲が売れたんだろうと思う。それでもポップに聴かせられる彼女が化け物ということなんだろうけど。
  • 日向坂がレコ大と紅白で楽曲違うのは、彼女たちクラスでもまだ新人として認知を拡大せんがための戦略ではないか。
  • 純烈の曲のダンスでも、DA PUMPはキレが違う。
  • 「上を向いて歩こう」を持ってきたくなる気持ちはわかるんですが、やっぱり筋が見えない。でもイケメンだからOK。
  • 「糸」も全く筋が見えないのですが、歌唱力モンスターに歌わせるには抜群の曲なのでOK。
  • 「アナ雪2」の歌の中元みずきさんについては、この曲の需要が一回りした後をとても心配しています。
  • キスマイはロケに行かされる。初登場には厳しい。そして結局デビュー曲を歌うことになる。
  • 「天童よしみがMattと絡む」ことにどのくらいのバリューがあるのか全くわからない。
  • AKBは2年連続「フォーチュンクッキー」だし、その前からメドレーには入っていた。完全に「過去曲」「国際アピール」のための枠でしかない。結局矢作萌夏は何だったんだ。
  • 山内惠介の演出は本当にわからない。1年に1つはこういう謎演出があるのだが、今年の謎度はかなり強烈でした。
  • 三浦大知は逆に何故レコ大で「Blizzard」じゃなかったのか。キムタク娘の楽曲だからというなら、それも微妙なレコ大のジャニーズ忖度。
  • LiSAの応援にのっちとキスマイ宮田連れてくるのはだいぶガチ。
  • 坂本冬美の時、大勢出てきたなと思ったら最後列は映像だった。収納スペースの問題でしょうか。
  • King Gnuはオルタナティブではなく、米津以降の新しい「J-POP」の一形態だと理解する。実際そうでないとこれだけ売れないよな。
  • 丘みどりは美人だからもう何でもいいし、実際演出もそういう感じ。
  • 福山雅治が毎年パシフィコなのと、毎年メドレーなのとは密接な関係があると思う。
  • TT兄弟からTWICEというのは、心底酷いと思う。
  • 五木ひろしはきちんとその年のリリース曲を歌うの、流行歌手の矜持として素晴らしいのだけど、近年のリリース曲は何でかこういうムード歌謡系ばかりなので、こういう「雑演出」組に回される。
  • リトグリをアイドルとして眺めた場合、右から2番目推しです。そりゃチャットモンチーのえっちゃん推しだったのですから当然です。
  • DA PUMPはここから何年も結局「U.S.A.」かよみたいなことになる。というか次回も出られるように頑張ってほしい。
  • 今回の紅白最大の謎が、ヒゲダン藤原くんのピアノが何故アップライトだったのか、グランドピアノじゃなかったのか、ということ。これも収納スペースの問題か。でもだったらむしろエレピの方が絵面としてもよかったのではないか。謎が謎を呼ぶ。
  • もう今の欅坂に内村が入るような余裕はないわけですが、それはいいことなのか悪いことなのかはわからない。
  • 今年の綾瀬はるか最大の失敗は、水森かおりの歌に前説が被ったこと。ていうかマジック気になって歌が全く入ってこない。前回に続き。
  • キンプリの「王子」への振り切りっぷりはすごい。でも、冠番組持てないのはバラエティのロケとかで雑なことさせられないという方針だと思うのですが、それはファン的にはどうなんでしょうか。
  • 86番…。
  • でも特別枠のYOSHIKIは例の特注グランドピアノあるのです。でもヒゲダンとYOSHIKIならYOSHIKIの勝ちだし、特注だから使い回しもできないのです。あと、ツインドラムなのに全くツインドラムの音に聞こえないのは大人の事情でしょうか。
  • SOIL&"PIMP"SESSIONS、ちゃんと社長が仁王立ちしてるの最高だな。
  • AI美空ひばりは、前説明がNHKスペシャルほどではないので、何かあっさり始まってあっさり終わって、NHKスペシャル見てない人には「何じゃこれ」感すごかったと思う。
  • それでも関ジャニとピカチュウは合わないと思う。
  • だから権之助坂46は乃木坂の方に移動。
  • おげんさん、ドラえもんのテレビ主題歌になったところにすごい勢いで乗っかった感。
  • オレノが生じゃなかったのが残念。あと、椎名林檎のバックがSOILだったの、長岡が星野源の方に取られた結果なんでしょうか。
  • 本当、Perfumeは「FUSION」だけで終わった方が画期的でよかったのに。というか「ポリリズム」の後付け感がすごい。
  • ビートたけしが今「浅草キッド」を紅白で歌うというのは、彼にとっての「終活」だと思うんですよ。
  • 隔年で「津軽海峡」と「天城越え」を交互に歌う石川さゆりですが、「津軽海峡」は比較的特殊演出なく、普通に歌ってるような気がする。気がするだけですが。
  • さっき「米津以降」って言ったけど、米津はRADWIMPS以降かもしれない。ただ、RADは4枚目のアルバムの時点で「この人たちは今までに得たファンを連れて生きていくのだな」と思って。まさかその後にこんな大確変が起きるとは思ってなかった。
  • 女性ミュージシャンは結婚すると丸くなるという話がありますし、実際そう思った方も過去にいますが、Superfly越智さんくらい変わった方もいないのではないかと思います。
  • 菅田くんは去年から出場しているべきだったと思う。こういう既存メディアで活躍している人のいい音楽は、きちんと既存メディアで広めるべき。
  • 竹内まりやは、バンドが出てきたら旦那探してやろうと思っていましたが、もうハナからそういう気持ちの人の心を折ってきたのでむしろ笑いました。
  • いきものがかりの「ベテラン感のなさ」は、むしろすごい。彼らもそれをわかっていて敢えて武器にしているような感じもする。
  • ゆずは、悠仁は見るたびに髪型が変わっていて、岩沢はいつ見ても変わってない、という印象でしたが、さすがに最近は悠仁も無茶しなくなった。
  • 結局、直接出場はしなかったけど、今年も「米津無双」だったわけですね。そしてラスト1年の嵐がどんだけ無茶してくれるのか、期待してる。
  • ものすごくキツい言い方をすれば、「音楽」としてのユーミンはアルバム「NO SIDE」で終わり、それ以降は「商品」になったと思っています。
  • 結局全ての楽曲の中で氷川きよしが一番最高。
  • よく考えてみれば「半袖のセーター」って、それ80年代には存在していたのだろうか。
  • MISIAの演出はそれでいいと思うんよ。過去からそういう問題に言及してきた人だ。当事者でなければマウントと言うなら、その先に待っているのは袋小路じゃないか。
  • 嵐はむしろ、ラスト1年でどれだけ滅茶苦茶やってくれるのかを期待してる。紅白で片鱗を感じました。というか「Turning Up」の「Turning Up with The J-Pop」というセンテンスは最高。

2019年日本レコード大賞のこと

紅白まだ見返していないのと、あとレコード大賞については触れておきたいので。
ここ数十年にわたって日本レコード大賞は、その非常に政治的にしか見えない選考方針が取り沙汰されてきたのですが、少なくとも今年は非常に真っ当感のある選考でして。
最優秀新人賞は最も知名度がありセールスも大きいBEYOOOOONDSが順当に受賞。
大賞も、CD売上は乃木坂やAKBほどではなくても、恐らく多少音楽を聴いている人であれば「2019年最も親しまれた曲」として想起するであろうFoorinの「パプリカ」でした。

正直、自分は「パプリカ」は受賞しないと思っていました。理由は、メンバーの年齢的に21時を過ぎての出演はできないので、大賞発表後の歌唱ができないから、という点と、新人賞のBEYOOOOONDSがゼティマという、販売流通をSONYに委託しているレーベルなので、SONY系で両賞が被ることはないであろうと思ったこと。
それでも、今年は偏ることも気にせず、きちんと世の中の認識通りの結論を出してきた。

「パプリカ」は2018年の曲だから2019年の賞を取ることがそもそもおかしいのでは、という意見もありましたが、それは随分前から前例のあること。ヒット曲が「初登場1位」みたいな形でヒットするのが当たり前になったのは1980年代半ば以降のことであり、リリースされてからヒットするまでに数か月以上かかるということままあることなので。
過去事例を確認してみると、

1965年:「柔」美空ひばり(1964年11月)
1970年:「今日でお別れ」菅原洋一(1967年リリース、新Ver.が1969年12月リリース)
1976年:「北の宿から」都はるみ(1975年12月)
1978年:「UFO」ピンク・レディー(1977年12月)
1991年:「愛は勝つ」KAN(1990年9月)
2019年:「パプリカ」Foorin(2018年8月)

こんな感じで結構ありまして、特にこれまでの状況と比較しておかしなことをしているわけではなさげです。

そして今回のレコード大賞で、番組として最も気になったのは「ジャニー喜多川追悼特集」。
ジャニーズ事務所がレコード大賞から手を引いてもうずいぶん経ちます。大賞は1988年の光GENJI、最優秀新人賞も1990年の忍者以降ありません。というかノミネート自体も1991年以降一切なくなりました。もちろんそれ以降もジャニーズからはスターもヒット曲も出ていますので、これはジャニーズ側から何らかの理由でレコード大賞に引導を渡した形ということになります。

それがあの異例ともいえる長い時間をかけた特集。1991年以降のグループはTBSの他番組に出演した際の映像をあたかもそれっぽくシームレスに流す形でお茶を濁し、でも近藤真彦だけはきちんと出てきて、「事務所一丸となって『愚か者よ』を大賞にした」という、正味わかってはいるけどそれ本人が言うたら身も蓋もないやんけということを堂々とカミングアウトするという異常事態。

これは何だったんだと考えて得た結論は「TBSおよび公益社団法人日本作曲家協会によるジャニーズ事務所への全面降伏、公開土下座謝罪」ということです。
レコード大賞は視聴率もどんどんジリ貧になっていき、威光も消え失せ、それは多分に自分らのせいなのですが、とりあえずコンテンツとしての延命を図るために、喜多川氏が亡くなって直接的な遺恨が薄らいだタイミングで、改めてジャニーズ事務所を頼ったということではないかと。
そして今年の選考の結果は「それ以外は何もありませんぜ!」というエビデンスの公開であったのではないかと。

この推測が「正」であり、かつその土下座をジャニーズ事務所が飲んだのであれば、今年の末からはジャニーズ解禁です。
SixTONESとSNOW MANが最優秀新人賞を争い、嵐がレコード大賞を受賞して活動休止前の花道を飾ります。

世の中的には真っ当に見える形になるわけですが、でもそれはレコード大賞が真っ当になったのではなく、一旦なくなっていた政治的要因のひとつが復活するだけですので、再来年以降どうなるかというと、やっぱり地獄しか見えないんですけど、ジャニーズの皆さんが出演することで視聴率が多少でもマシになるのであれば、TBS的にはOKなので、そういう感じで続いていくのです。

※一部発売日を間違えていたので訂正しました。

2019年解散・活動休止のこと

2019/01/06 アンティック-珈琲店-(活動休止)
2019/01/09 龍-OROCHI-(活動終了)
2019/01/09 ZAKLIA(休侵)
2019/01/14 ねごと!TOYDOLL(解散)
2019/01/19 CCC.Amaryllis(活動休止)
2019/01/22 音の旅crew(活動休止)
2019/01/25 THE HOOPERS(活動終了)
2019/01/27 Sola Sound(解散)
2019/01/28 ミルキィホームズ(解散)
2019/01/30 FIXER(解散)
2019/01/31 little HOOP(活動終了)
2019/02/02 Obento Idole(解散)
2019/02/03 AXELL(活動終了)
2019/02/07 DIVEIN(活動休止)
2019/02/10 Shimika(活動休止)
2019/02/16 あっぷる学園応援部(解散)
2019/02/16 T☆G(解散)
2019/02/16 LIBERATE(解散)
2019/02/17 オタクネーション(活動終了)
2019/02/21 ズクナシ(解散)
2019/02/23 FEELFLIP(無期限活動休止)
2019/02/23 妄想キャリブレーション(活動終了)
2019/02/24 たんこぶちん(活動休止)
2019/02/28 THERE THERE THERES(解散)
2019/02/28 絶景クジラ(解散)
2019/02/28 Fille Ailes(解散)
2019/03/08 Wake Up, Girls!
2019/03/08 SUNNY CAR WASH(活動休止)
2019/03/09 Chubbiness(全員卒業)
2019/03/10 KICKASSRAY(解散)
2019/03/12 ドットジパングロマンチカ(解散)
2019/03/13 Kalafina(解散)
2019/03/16 NECLOS(解散)
2019/03/17 IGGY(解散)
2019/03/21 TENG GANG STARR(活動休止)
2019/03/23 mini-chu!!!(解散)
2019/03/24 S★スパイシー(解散)
2019/03/24 つりビット(解散)
2019/03/24 ・・・・・・・・・(都市に還る)
2019/03/24 POLU(活動終了)
2019/03/26 CICADA(解散)
2019/03/29 Sioux(解散)
2019/03/29 SLIVER.(活動休止)
2019/03/30 Carat(活動休止)
2019/03/30 ポタリ(解散)
2019/03/30 絶好超団☆LoVe(解散)
2019/03/31 月と太陽(解散)
2019/03/31 THE 夏の魔物(解散)
2019/04/01 空想委員会(活動終了)
2019/04/01 Janne Da Arc(解散)
2019/04/05 TRUSTRICK(解散)
2019/04/06 9nine(活動休止)
2019/04/13 ソライロブランケット(解散)
2019/04/13 Dear L mana(解散)
2019/04/18 踊ろうマチルダ(活動終了)
2019/04/21 HONG¥O.JP(解散)
2019/04/22 Unfitcooder(解散)
2019/04/26 KFK(解散)
2019/04/28 ハラミのジャン(解散)
2019/04/28 Manhole New World(解散)
2019/04/29 ロッカジャポニカ(活動終了)
2019/04/30 アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち(解散)
2019/04/30 i.Rias(活動終了)
2019/04/30 Cupitron(解散)
2019/04/30 東京CuteCute(Chu-Zに吸収合併)
2019/04/30 Permanent Fish(解散)
2019/05/02 Kαin(無期限活動休止)
2019/05/06 DAMY(解散)
2019/05/10 赤丸(解散)
2019/05/14 マーブルヘッド(解散)
2019/05/19 もしこの世界が明晰夢なら。(解散)
2019/05/22 ロクトシチ(活動終了)
2019/05/23 カラフルな油絵(活動停止)
2019/05/24 Vexent(解散)
2019/05/25 The Taupe(解散)
2019/05/27 きのこ帝国(活動休止)
2019/05/28 SAVAGE(解散)
2019/05/30 チャイルドプレイ(解散)
2019/05/30 ラッコ(無期限活動停止)
2019/05/31 eyes(解散)
2019/05/31 RHYMEBERRY(解散)
2019/05/31 ROOKiEZ is PUNK'D(無期限活動休止)
2019/06/01 shigatsu.(解散)
2019/06/02 the 8-eit(活動休止)
2019/06/02 Soanプロジェクト(休憩)
2019/06/02 マイナス人生オーケストラ(解散)
2019/06/15 平成琴姫(活動休止)
2019/06/16 VALDER(解散)
2019/06/17 SHIT HAPPENING(解散)
2019/06/22 Far East Dizain(解散)
2019/06/23 午前3時と退屈(解散)
2019/06/29 reading note(活動休止)
2019/06/30 グッバイフジヤマ(活動終了)
2019/06/30 Shine Fine Movement(現体制活動終了)
2019/07/06 ESTRELLA(解散)
2019/07/06 gra-DOLL(全員卒業)
2019/07/13 G-COMPLEx(解散)
2019/07/14 あんどもあ(活動休止)
2019/07/15 アモレカリーナ大阪(解散)
2019/07/15 Milkey Milton(解散)
2019/07/20 ねごと(解散)
2019/07/23 フシアナ(解散)
2019/07/24 赤マルダッシュ☆(完食)
2019/07/26 レペゼン地球(活動休止)
2019/07/31 ごちゃすと(活動休止)
2019/07/31 LoVendoЯ(活動休止)
2019/08/01 ソニックデスモンキー(解散)
2019/08/01 DictavE(解散)
2019/08/01 MAUVE(解散)
2019/08/03 LIFriends(解散)
2019/08/17 異国のパルピタンテ(解散)
2019/08/19 BRASH(解散)
2019/08/22 モノクローム(活動休止)
2019/08/23 ミリメレほりっく戌(活動休止)
2019/08/25 256(解散)
2019/08/28 Actrish(解散)
2019/08/28 969(活動休止)
2019/08/30 NOWEATHER(解散)
2019/08/30 LAVANS(解散)
2019/08/31 Chelip(解散)
2019/08/31 FAYS(活動休止)
2019/08/31 Wi-Fi-5(活動休止)
2019/09/04 天空アイランド(活動終了)
2019/09/06 LEAVES NO ASH(活動休止)
2019/09/07 Shiggy Jr.(解散)
2019/09/20 彼女 IN THE DISPLAY(解散)
2019/09/22 BESTIEM(解散)
2019/09/27 メルトミュージック(解散)
2019/09/30 Flower(解散)
2019/10/05 Blueglue(解散)
2019/10/06 GRANNY SMITH(解散)
2019/10/07 BLoomRise(解散)
2019/10/13 ビリケン(解散)
2019/10/14 オトエスト(活動休止)
/DVD/10/14 Sawagi(解散)
2019/10/14 PINKYCASE(解散)
2019/10/18 SKOOL GIRL BYE BYE(活動休止)
2019/10/20 MINT mate box(解散)
2019/10/25 AT-FIELD(無期限活動休止)
2019/10/25 ZA FEEDO(活動休止)
2019/10/26 アカシック(解散)
2019/10/26 Rilly(解散)
2019/10/27 ゴールデン・シニア・トリオ(解散)
2019/10/27 TAKENOKO▲(解散)
2019/10/28 MELLOWSHiP(活動休止)
2019/10/30 校庭カメラガールドライ(活動完了)
2019/11/04 Q-pitch(活動休止)
2019/11/06 CUATRO(解散)
2019/11/12 無能なルシッド(解散)
2019/11/15 NICO Touches the Walls(終了)
2019/11/17 NOKUTO(解散)
2019/11/20 SUPER SHANGHAI BAND(活動停止)
2019/11/22 Outside dandy(解散)
2019/11/24 WHY@DOLL(活動終了)
2019/11/30 TERCERA TRAPsMOIS(解散)
2019/11/30 tonetone(解散)
2019/12/01 ヲルタナティヴ(解散)
2019/12/03 DOWN NORTH CAMP(解散)
2019/12/05 アルファリア(解散)
2019/12/06 FERN PLANET(活動休止)
2019/12/07 Amaretto(解散)
2019/12/07 Seuss(活動休止)
2019/12/08 CRAWLICK(解散)
2019/12/13 PAELLAS(解散)
2019/12/14 Split BoB(活動終了)
2019/12/15 チクタク(活動終了)
2019/12/16 Laxity(解散)
2019/12/17 SWANKY DANK(活動休止)
2019/12/17 DUBFORCE(解体)
2019/12/17 てんさい。(解散)
2019/12/18 KHRYST+(解散)
2019/12/21 MiVK(解散)
2019/12/22 愛の葉Girls(無期限活動休止)
2019/12/22 ORANGE PORT(解散)
2019/12/22 Splash!(解散)
2019/12/22 SOLEIL(活動休止)
2019/12/22 BANDERAS(解散)
2019/12/22 →Wonderland(解散)
2019/12/24 MEIDARA(活動終了)
2019/12/26 カントリー・ガールズ(活動休止)
2019/12/26 逆襲の自作自演屋。(解散)
2019/12/26 悪者(解散)
2019/12/28 Chu☆Oh!Dolly(解散)
2019/12/28 BILLIE IDOL(解散)
2019/12/29 Quill(無期限活動休止)
2019/12/29 R指定(V系)(凍結)
2019/12/29 なんきんペッパー(解散)
2019/12/31 alom(解散)
2019/12/31 Gallop+(解散)
2019/12/31 ニコニコSTREET(解散)

2020/01/05 uijin(解散)
2019/01/05 World Maps(冬眠)
2020/01/13 LADYBABY(活動休止)
2020/01/22 ペンデュラム(解散)
2020/01/25 グッドモーニングアメリカ(活動休止)
2020/01/25 幻想しゅとらぶる(解散)
2020/01/26 suga/es(活動休止)
2020/01/31 MILK CIDER
2020/02/08 染脳ミーム(解散)
2020/02/08 ペンタゴン(解散)
2020/02/11 絶対直球女子!プレイボールズ(解散)
2020/02/16 みそっかす(解散)
2020/02/18 JACK+MW(解散)
2020/03/01 コントラリエ(解散)
2020/03/01 さんみゅ~(全員卒業)
2020/03/21 空中分解feat.アンテナガール(活動休止)
2020/03/21 Salley(解散)
2020/12/31 嵐(活動休止)
2020/12/31 E-girls(解散)
2020/12/31 やなわらばー(解散)

本年もありがとうございました。
明日は紅白でTwitter三昧、ブログの更新は1月3日からくらいかな。
お疲れ様でした。

2019年の10枚のこと

2019年の10枚。

DIIV / Deceiver
ネオサイケ、シューゲイザーになるの巻。でもその変遷はとても理解できます。

Sandara Karma / Ulfilas' Alphabet
イケメン揃いのバンドが何でこんな垢抜けないというか、わかりやすい「かっこよさ」と真逆の方にすっ飛んでいくのか。でもそういう方針が結果ととしてかっこいいの。

3776 / 歳時記
少なくとも10年代の日本で最も得体の知れないアルバム。常人の成せる技ではない。

BEYOOOOONDS / BEYOOOOOND1St
たまにモーニング娘。やアンジュルムがテンション的に「覚醒」するのですが、このグループはその「覚醒」したところがスタート地点。ヤバい。

nuance / botan
The Wedding Presentに例えると、彼女たちの前作「town」は「Bizarro」で、「botan」は「Seamonsters」なんです。何を言ってるかわからないと思うんだけど、俺は納得している。「雨粒」のサビとか、特に。

ROTH BART BARON / けものたちの名前
これまでの手癖を全部捨てた感。他のいろんなモチーフは持ってはきているのだけど、それでもすごい新境地。やっぱ彼らはヤバい。

Official髭男dism / Traveller
聴き込むと恐ろしいほど凝っている。が、それをばっつりJ-POPとして聴かせて消費させる才能と覚悟。ワンマンのチケット取れた!

ジェニーハイ / ジェニーハイストーリー
稀代のコンポーザーであり同時に稀代のトリックスターでもある川谷絵音が遂に手に入れた、最もトリックスター的な「本体」。この相性の良さは圧倒的。

長谷川白紙 / エアにに
今自分が理解できる音楽のギリギリ。何とかついていきたい。もっと新しい何かを知りたい聴きたい。

ズーカラデル / ズーカラデル
ただただいいメロディと歌詞。その他に何もないんだけど、でもそれがあればいい。

水森かおりのご当地ソングによる日本征服のこと

2年半前にやってほったらかしにしていた件。
「ご当地ソングの鬼」として名高い水森かおりさん、東京都北区出身。
1999年のシングル「竜飛岬」でご当地ソングに手を染め、2002年の「東尋坊」からは年の前半にシングルをリリースし、その年の後半には「歌謡紀行」というタイトルのアルバムで更にご当地ソングを量産、時には歌われた地域の観光大使に就任してアピールする等、「ご当地ルーティーン」によるビジネスモデルは既に完成の域に達しています。

で、これだけ歌ってれば47都道府県分のご当地が埋まるんじゃなかろうかと思って過去2回ざっくり並べてみたのですが、意外に空き地域が多くて驚いたものでした。
前回から2年半、どうなったのでしょうか。
太字はシングル表題曲、「五能線」「大糸線」は複数県に跨がっていますが路線距離の長い方を選択しています。カバー曲は含みません。

楽曲名(リリース年)
北海道 天塩川('03)
釧路湿原('04)
函館山('09)
白老ポロトコタン('13)
風のガーデン('14)
水に咲く花・支笏湖へ('18)
宗谷本線 比布駅('18)
定山渓('18)
青森県 竜飛岬('99)
五能線('05)
小泊風港('08)
岩手県 岩手富士('08)
三陸海岸('09)
吉里吉里港('10)
宮城県 松島紀行('10)
亘理の冬('10)
秋田県 五能線('05)
山形県 庄内平野 風の中('11)
福島県  
茨城県 月待の滝恋歌('12)
潮来水郷('17)
栃木県 湯西川('17)
群馬県 榛名山('15)
上州恋風('16)
埼玉県 秩父山脈('11)
千葉県  
東京都 飛鳥坂('05)
荒川線('13)
花の東京('17)
神奈川県 花の鎌倉('11)
鎌倉街道('16)
新潟県 哀愁越後路('11)
佐渡航路('15)
越後水原('16)
燕三条 雨が降る('18)
富山県 氷見の旅('14)
立山連峰('16)
蜃気楼('18)
雨晴海岸('18)
石川県 輪島朝市('08)
福井県 東尋坊('02)
若狭の海('08)
山梨県 昇仙峡('10)
長野県 野尻湖ひとり('05)
信濃路('06)
辰野の雨('12)
天竜峡('16)
大糸線('16)
高遠 さくら路('19)
信濃路恋歌('19)
岐阜県 飛騨の高山('06)
ひとり長良川('12)
白川郷('12)
静岡県 雨の修善寺('09)
恋人岬('15)
愛知県 伊良湖岬('07)
三重県 伊勢めぐり('13)
鳥羽の旅('13)
滋賀県 近江八幡('07)
比叡おろし('17)
京都府 嵯峨野巡礼('04)
天橋立('05)
京都八景('12)
京都・女舞い('14)
京都雪みれん('18)
大阪府 逢いたくて大阪・・・('13)
兵庫県 明石海峡('09)
再度山('19)
奈良県 大和路の恋('15)
和歌山県 熊野古道('06)
鳥取県 鳥取砂丘('03)
島根県 島根恋旅('14)
岡山県 鷲羽山('13)
広島県 尾道水道('00)
安芸の宮島('09)
山口県 秋吉台('04)
青海島('07)
津和野('12)
早鞆ノ瀬戸('17)
角島大橋('17)
山口旅愁('17)
徳島県  
香川県 竹居岬('14)
多度津 みなと町('18)
愛媛県 宇和島 別れ波('17)
高知県 桂浜('06)
福岡県  
佐賀県 虹の松原('10)
長崎県 長崎夜曲('06)
熊本県 天草五橋('15)
大分県 湯布院('11)
宮崎県  
鹿児島県 鹿児島パラダイス('06)
ひとり薩摩路('07)
奄美の砂('19)
沖縄県  
海外 黄昏のタンタラス('10)
地中海('15)

2年半前から新たに埋まった県は栃木県だけで、まだ日本征服には至っていません。というかどんどん偏っていく始末。
確かに演歌は北国や日本海側の方が映えやすいですし、水森さんの歌唱的にもそっちの方が合うという事情はありますが、それでもこの西日本の放置っぷりは何なのでしょうか。
沖縄とかは難しいかもしれませんが、でも奄美を歌って沖縄行かないのはちょっとどうかと思うし、福岡県に触っていないことは解せません。
福島県はいろいろ事情あるかもしれませんが、千葉県は何とか頑張ってほしい。どこかあるだろう。養老渓谷、鋸山、銚子港、久留里線。確かに少し弱いかもしれない。止むを得ない。

と思ったら、彼女自身が2015年にこんなことを言っていた。残り1年で今の状況はかなり厳しい。もう少し本気出してほしい。

今、ストリーミングに楽曲を出さないミュージシャンのこと

遂にラルクが11日にサザン・桑田佳祐他が20日にストリーミング解禁されまして、最後の分水嶺を越えた感がすごくします。
ラルクもサザンも、どう考えても新たに旧譜CD売ろうとするよりストリーミングを公開した方が儲かる曲多いと思うので、正直遅きに失した感があるとも思うのですが。

で、ここまで来ると解禁してないミュージシャンの方が珍しい状況になってきたのではないかと思い、思い付く限り検索してまだストリーミング解禁してないミュージシャンを探ってみたのですが、正味ここまでの実績として「日本三大『ストリーミング出さない勢』」がいます。

「アップフロント」「Being」「ジャニーズ」

ハロプロが本当にストリーミングに出てこないということは、アイドル界隈ではよく知られているのですが、調べてみたらKANさんも最近の2作以外は出てないし、スターダスト・レビューもアップフロント所属期の音源は出ていない。アップフロントグループ全体が結構頑なです。

Beingは、B'zをはじめとして、たとえばT-BOLANとかWANDSとかも全く所属期の音は出ていない。倉木麻衣も。先日、大黒摩季がストリーミング解禁というニュースが入ってきましたが、蓋を開けてみれば最盛期のB-gramレーベル所属時代の音源は解禁されておらず。
本当に一切ないのか探ってみたところ、TUBEの2015年のオールタイムベスト盤だけ出てた。これはそういうレーベルを越えてのコンピ盤でしたので権利的に他と少し異なるのかもしれません。

ジャニーズはそもそもデジタル大嫌いでしょうがなかったのが、この5月に公式のグッズオンライン通販を開始、8月にSixTONESがYouTubeチャンネルを開設したりと、急に慌ただしくなってきてそして10月に嵐がシングル楽曲のみではありますが、ストリーミング解禁し、微妙に牙城が崩れた感はあるのですが、そこから2か月、他のグループに波及する様子はなく、やっぱベスト盤リリースして落ち着いて、ここから先に既存曲でビジネス転がそうとしたらこれしかないという判断の結果であって、若いグループについてはまだまだパッケージで売る気満々ではないかとも思います。

「出さない勢」以外で楽曲解禁されていないメジャーなミュージシャンはおよそこんな感じ。

aiko
大瀧詠一
久保田利伸
谷山浩子
CHAGE & ASKA
中島みゆき
Hi-Standard
氷室京介
THE BLUE HEARTS/THE HIGH-LOWS/ザ・クロマニヨンズ
マキシマム ザ ホルモン
山下達郎
米津玄師

米津玄師はまだ解禁しなくても単価高いCDとDLだけで儲かる感ありますが、他はどうなんでしょう。
谷山浩子と中島みゆきはヤマハ所属ですが、同様ヤマハ所属の阿部真央や吉澤嘉代子は普通に解禁されていますので、これは谷山浩子と中島みゆきが徒党を組んで阻止しているのではないかと思います。
CHAGE & ASKAは正味、メイン作者があんな状況ですなので、判断するとかしないとかいう感じではないのかもしれません。
氷室京介は、広げてしまったビッグビジネスをけっこうな期間をかけて丁寧に畳んで表舞台から去ったわけで、今さらビジネス再開するという気持ちにはならない、ということでしょうか。
マキシマム ザ ホルモンは、アリーナ以上の巨大会場では単独ライブを開催しないというルールで活動していますので、総売上中の音源の比率をできるだけ下げたくないのではというのは下衆の勘繰り。ライブハウスと盤という昔からのスタイルを維持したいのだと思います。ヒロト&マーシーやHi-Standardも一緒でしょう。

山下達郎も大会場でライブしないルールの人ですが、ラジオ番組でかける楽曲を事前にラジオに合うようにミックスするという方ですので、てめえの音源をストリーミング音質で世に出すことを許さないルールなのではないかと思います。
もし彼の音源がストリーミングに出るとしたら、全音源ストリーミング用にミックスし直してからみたいなことになるのではないでしょうか。
で、旦那がそういう感じですので、嫁さんの竹内まりやの楽曲は結婚する前のRCAレーベル期のものしか出ていないのもさもありなん。

他に「出てるけど全部ではない」という過渡期的な状況なのが、

Acid Black Cherry(全シングルと初期アルバム)
角松敏生(最新音源のみ)
Dragon Ash(最新アルバムのみ)
back number(ベスト盤以前の音源)
浜田省吾(クリアウォーター所属以降とベスト盤)
Unison Square Garden(配信専用ベスト盤のみ)
RADWIMPS(配信専用コンピ盤とシングル2枚のみ)
レキシ(1stアルバムのみ)

大御所や現役あたりをとりあえずざっくり調べてこんなところ。少しずつ出しながら収益を計算しているのでしょうか。

80年代から90年代あたりの、あんまり売れなかった方々は、先日JAGATARAの相当数の音源が解禁されましたが、これはメジャーデビューした際のレーベルBMGがインディーズ音源も引き取って後に再発していたために可能だったことであり、「南蛮渡来」以前やライブ盤「君と踊りあかそう日の出を見るまで」は対象外。
それでもマスターがまとまっていた彼らはいい方で、昔のインディーズを主戦場にしていたバンド等で今出ていないのは、これ近々での全面解禁は相当難しいのではないかと思います。
正味、7インチ盤でリリースされてその後CD化されなかった楽曲や、初期にCD出た後一切再発されていないのとかがストリーミングに出てくるはずもなく。やっぱレア音源はレア音源のままです。

そう考えると、今の新譜CD店は各ミュージシャンのファングッズの総合ショップ化、中古盤屋は海外ミュージシャンの「デラックス盤」的なところも含む過去現在のレア盤を骨董品的に集めて売る場所になる方向にしか行けないように思えてくる。
今とあんまり変わらんような気もしますが、たとえば10年後の日本にそれがいくつあるのか、という話です。