27日、渋谷にバンダイナムコが運営する新しいライブハウス「Shibuya LOVEZ」が開業するというニュース。
こんな場所によく2,000人キャパの箱を作れたなあと思いましたが、確認してみると確かに長年に渡って割と広めの駐車場だったエリアで、割とこの前の道を通ったこともある。駐車場だった。
他にも今年の首都圏ライブ会場については、
・昨年閉店した新宿BLAZEが五反田で再始動
・5,000人規模のSGCホール有明オープン
・渋谷のTAKE OFF 7がPITに模様替え
等の動きがあるわけですが、ざっと首都圏のここ3年の新規オープン。
2023/04/17:Zepp Shinjuku(1,500)
2023/09/29:Kアリーナ横浜(20,033)
2023/10/15:SUPERNOVA KAWASAKI(500)
2024/04/06:横浜BUNTAI(5,000)
2024/05/29:LaLa arena TOKYO-BAY(11,000)
2024/06/10:GT LIVE TOKYO(180)
2025/02/01:SHIBUYA FOWS(200)
2025/02/14:渋谷音楽堂(430)
2025/09/18:MY LIVE(400)
2025/09/23:ENSQUARE LIVE HALL(150)
2025/10/03:TOYOTA ARENA TOKYO(10,000)
2026/02/23:JET ACTION(200)
2026/02/26:BLAZE GOTANDA(500)
2026/03/01:大塚FUTURE:(300)
2026/03/27:SGCホール有明(5,306)
2026/06/17:Shibuya PIT ZERO(250)
2026/06/27:Shibuya LOVEZ(2,026)
2019年頃からのみなとみらいの大箱「ぴあアリーナMM」「Kアリーナ横浜」の連続オープンやZeppの増殖に加えて、近年のBリーグの会場兼用の大箱を含むオープンで、首都圏のライブ会場不足問題は一時期より相当緩和はされてきているのではないかと思いますが、CD売れなくなったこともあって興行の全体数も増え続けているので、現状どの程度なのかはよくわかりません。
みなとみらいのKアリーナ横浜は、一時期退場が地獄とかいう話もありましたが、何とか横浜駅から直結の橋も完成しまして。
そもそも「音楽専用会場」として20,000人というキャパはやはりエグいです。
この次に大きい音楽専用会場は東京ガーデンシアターで8,000人、ここも2019年オープンなので、それ以前だったら国際フォーラムホールAの5,000人が最大ですから、どんだけ環境よくなったのって話です。
逆にそっちの環境がよくなってくると、ステージから照明用のバトンから建て込みの手間がかかる割に人数が入れられない、大規模以下の汎用アリーナ系の会場はより一層キツいです。
代々木第二体育館や東京体育館がまさにそんな感じの会場で、代々木第二体育館の場合、ライブ仕様にすると5,000人に満たないレベルのはずですので、最近の状況を見るとライブはあっても年に数回程度。
グッズがよく売れそうなアイドル・V系・YouTuber系中心で、それも2DAYSにしてVIP席を設置して規模や単価を上げることで収支を整えようとしている感が強い興行が多めです。
昨年夏のチョコレートプラネットの20周年「CHOCO FES」のチケット代とか相当強気なのですが、それでも余裕で完売しているので人気者はすごい。
チケットの値付けは一昔前と比べると、こんな感じにVIP席で2桁万円とか相当にダイナミックに設定できるようになりましたので、今後この2会場のスケジュールの埋まりっぷりが、「不足」のバロメーターになってきそうな気がします。
一方、最近会場不足のせいでライブがなかなか設定できないが故に「名古屋飛ばし」と言われていた名古屋地域。
元々の「名古屋飛ばし」というフレーズは、東海道新幹線に「のぞみ」が初めて登場した際に名古屋駅を通過扱いする列車が設定されたことで生まれたことは存じております。鉄オタだもの。
ライブの「名古屋飛ばし」としては、自分が四日市市在住時期の1988年、The Woodentopsの来日公演が東阪のみで名古屋公演が設定されず、泣きそうになったことを覚えています。
ただ、あの頃は会場がないというより、東海圏域のライブは「めちゃくちゃ流行っている人」と「ハードロック/ヘヴィメタル」以外は完売することがあまり多くなかったため、「止むを得ない」という気持ちもありました。
実際、アルバム「Once Upon a Time」が世界的に大ヒットして盛り上がっていた当時のSimple Mindsの名古屋公演を鶴舞の名古屋公会堂に観に行って、寒々しいにも程がある地獄のような客入り状況に、いたたまれない心地で耐えていたことを覚えています。
今は相当そういう状況も変わってきてはいるでしょうが、近年は本当にやりたくても会場がなかったということは事実。
たとえば2025年以前に存在した、名古屋市内または近郊にある2,000人規模以上のライブ会場は、
・ナゴヤドーム(49,427)
・豊田スタジアム(44,380)
・ポートメッセなごや(15,000)
・AICHI SKY EXPO(約10,000)
・日本ガイシホール(10,000)
・センチュリーホール(3,012)
・愛知県芸術劇場大ホール(2,480)
・日本特殊陶業市民会館フォレストホール(2,290)
・Zepp Nagoya(1,864)
そして、上記のうち日本ガイシホールとセンチュリーホールは改修のため年単位で休業。確かに足りないような気がします。
が、昨年になって
・IGアリーナ(17,000)
・COMTEC PORTBASE(2,244)
という、大箱とちょうどいい感じのとが新規オープンし、さらに今年になって日本ガイシホールが改装完了したことで、今後だいぶ緩和されるようになるのではないでしょうか。
日本武道館公演が「特別公演」的な位置づけが多く、通常の全国ツアーの一環に組み込まれることが少ないのは、日本武道館の予約ルールが首都圏の他ライブ会場を押さえる通常の流れとかなり異なっているから、と言われていますが、名古屋圏の会場も他地域と異なる部分があってそこの調整も大変だという話を聞きます。
そこももう少しうまく動けるようになれば、完全に「名古屋飛ばし」的状況は払拭されるのではないでしょうか。
というか名古屋圏の大箱、日本ガイシホールは笠寺で東海道線、ポートメッセはあおなみ線、IGアリーナは名城公園で地下鉄の他にも多少歩けば名鉄で犬山方面にも瀬戸方面にも向かえるという、会場ごとに路線も違っているのがすごくいい。
首都圏は、有明とみなとみらいは近隣大箱でのライブが被ると大概ですし、海浜幕張なんか今ですら割と無茶な状況がしばしば発生するのに、さらに「日本最大級」のが新たにできるので、これ一体どうするんだ。
















