FRIKO来日公演@神田スクエアホールのこと

21日は神田スクエアホールでFRIKOの来日公演。

2月にファーストアルバムがリリースされ、その時にかなりバズってApple Musicの日本アルバムチャートで一瞬ですが10位くらいまで上がって、そのためか今年のフジロックに出演し、さすがにそれだけで行くという判断はできず涙を飲んだのですが、そしたらあっさり単独来日決定。
それなら行く。

彼らは男Vo.&G.と女Dr.の2人組ですが、音源を聴く限りWhite Stripesのような「2人の出す音だけでぶっ飛ばす」感はなく、サンプリングがあったり鍵盤や弦が入ったり、2人ならではの自由度でもって様々な方向の音にトライしていく感じの音。
でもどういう趣向を凝らしても、何となくコアはブレない「彼らならではの空気感」はあって。

それがライブではどうなるかと思っていたのですが、サポートのギターとベースの4人編成でもって、概ね「4人の出す音だけでぶっ飛ばす」演奏になっていて笑う。
ほとよく抑揚も効いているし、1曲ステージの端に置かれた鍵盤を使う曲もありましたが、全体的にあの丁寧なアレンジやエフェクト処理を施した音源は何だと思うくらいに肉体性を伴った、乱暴と言っていいくらいの演奏。

でもそれがいい。
日本のバンドでもフレデリックなんかは、音源はゴリゴリにシーケンス使っている割にライブになると完全にギターバンドの乱暴さを携えたライブバンドになるわけですが、そういう変貌。

音源をそのまま再現されたら多分「ふーん、いいじゃん」くらいで終わっていたと思うのですが、それがもう「うおーーー!」ってなるくらいの高ぶり。
多分これが彼らの「コア」なのでしょう。それに触れた気がしました。

しかしサポートのベースはずっと変な動きをしながら弾いていたり、ライブ終了後に撮影した際にも一番目立つなど、まるで空気読んでいなくて最高。

第75回紅白歌合戦の出場歌手のこと

第75回紅白歌合戦の出場歌手が発表されました。

毎年の口上ですが、もう「老若男女が知っているヒット曲」など今の日本にはほとんどなく、多くの人が納得する出場者の選出などできるはずもない、ということは前提です。

各人の趣味嗜好が細分化し、それぞれが好きなジャンルを持っていてそのジャンルの楽曲は様々好んで聴く一方、他ジャンルの楽曲はほとんど知らないという状況が当たり前。

NHK側は、多くのジャンルのうちからメジャーだったりニーズがあるものをチョイスして、その上位のミュージシャンから交渉という形になるのだと思いますが、もうその時点で番組全体のトーンなどコントロールできるはずもなく、継ぎはぎ状態になるのは目に見えています。

そこをどう辻褄合わせてひとつの番組としての体を成そうとするのか、という点がここ10年程の最大の見どころと言ってもいいわけで。
時代に合わずに没落したスターが、どう取り繕ってスターとして振る舞うかをニラニラ観察するような、ある意味悪趣味ではあると、自覚はしています。
ただ、本当にネット見てると、紅白や日本の音楽は毎年終わったことになっているので、そこもだんだん面白くなってきました。


というわけで今年。
自分的に一番大きいのは新浜レオンの初出場。
2006年以降、年を追うにつれてベテランの撤収とともに縮小するばかりだった演歌・歌謡曲の枠が、ここに来て拡大するとは思ってもいませんでした。

男性演歌・歌謡曲シーンは今年割と好調で、上位は以下のような売上。

01.山内惠介/紅の蝶(5.9万枚)
02.SHOW-WA/君の王子様(5.9万枚)
03.新浜レオン/全てあげよう(5.5万枚)
04.純烈/夢みた果実(5.3万枚)
05.辰巳ゆうと/迷宮のマリア(4.0万枚)
06.真田ナオキ/246(3.8万枚)

氷川きよし全盛期は、彼が10万枚超だったものの、その他の歌手は2万枚足らずとかそういう感じだったのが、彼が一旦一線から引いた後は割と群雄割拠、秋元康プロデュースのSHOW-WAがデビューして帯番組でレギュラーを張ったり、その他のバラエティ番組にも若手演歌歌手が呼ばれることが以前より多くなったり、微妙な追い風状態。

今回、新浜レオンがピックアップされたのは、「全てあげよう」のプロデュースが木梨憲武で作詞が所ジョージで話題性もありますし、また木梨憲武とのデュエットヴァージョンもありますので、ステージに引っ張ってくることで「ショー」として成立させることを目論んでいるのではないか、と思っています。


STARTO ENTERTAINMENT所属グループが出ないことについては、もうどうしようもないというか、10月にああいう番組をやって一方で「出てください」と言う方が相当無茶というか。

一方、それの余波というか、全体的に「事務所の強い意図」は弱まっているように感じます。
アミューズは4年前には福山雅治、Perfume、星野源、BABYMETALに司会の大泉洋という布陣で押したわけですが、今回遂にPerfumeが選ばれなかったこともそれなのではないかと。

また、B'zが出ない、米津が出ないという呟きもそこここで見受けられますが、後出し発表もありますし、特別枠もこれからまだまだ出てくるのでわかりません。

FRUITS ZIPPERや超ときめき♡宣伝部についても、何故出ないんだという声多めですが、彼女たちは「アイドル」という枠ではなく「SNSでバズった枠」として捉えると、結局そこはTuki.やこっちのけんとが選ばれたんじゃないか、とも思います。

でも彼女たちや、あとラブライブのLiella!なんかは、企画枠で出演する可能性はあるんじゃないでしょうか。

歌唱曲は12月になってからですが、そこで一番気にしているのは今年の石川さゆり。
ここまで17年間例のルーティーンを守り続けてきたわけですが。

2007:津軽海峡・冬景色
2008:天城越え
2009:津軽海峡・冬景色
2010:天城越え
2011:津軽海峡・冬景色
2012:天城越え
2013:津軽海峡・冬景色
2014:天城越え
2015:津軽海峡・冬景色
2016:天城越え
2017:津軽海峡・冬景色
2018:天城越え
2019:津軽海峡・冬景色
2020:天城越え
2021:津軽海峡・冬景色
2022:天城越え
2023:津軽海峡・冬景色

が、2024年はいろいろありましたので、「能登半島」を選んでくる可能性があるのではないかと。
元々のリリースは「津軽海峡・冬景色」と同じ1977年だったこともあり、紅白での披露は2003年に1度だけ。
ただ、歌詞があからさまに冬ではないので、そこがちょっと不安材料。

今日は一旦ここまで。


当日発表・当日開催のサイン会のこと

今日午前9時、11/16-17の日本公演のために来日中のDua Lipaが、当日18時から渋谷タワーレコード地下のCUTUP STUDIOでサイン会を開催することを発表。

午前9時に情報解禁で、同時に整理券配布開始、11時から対象商品の販売開始、17時15分集合の18時開始というスピード感で開催、先刻終了した模様です。
整理券は10:30頃には枯れたそうで。

CUTUP STUDIOでのサイン会は割と頻繁に行われてはいますが、この「当日発表・当日開催」のパターンは、3月29日にBeyonce(11:30対象商品販売開始、13時サイン会開始)、6月21日にBillie Eilish(15:30整理券配布、16:00対象商品販売開始、18:00サイン会開始)に次いで今年3回目。

混乱を避けるためか、整理券配布の手順が追加されたり、それぞれの間が空くようになったり、運用もブラッシュアップされています。

タイムラインを眺めると、非首都圏在住の方が「せめて昨日発表してほしかった」とぼやいたりされていまして、正味その気持ちはすごくよくわかります。

ただこのメソッド、いろいろと開催する側にとってはメリットもありそうです。

そもそも開催する目的は、世界的大スターが直接ファンと触れ合いたいということでしょう。
ただでさえセキュリティ付きで移動しなければあかんレベルのセレブなら、むしろそういう場を渇望しているとしてもおかしくないですし、母国ではない地域ではなおさらそういうことはできないと思いますので、やれるものならやりたいという気持ちはわかります。

盤の販促という側面もあるでしょうが、今日のDua Lipaの場合、対象商品2,940円(CDの場合)の200名限定なので合計でも60万円行かないくらい。会場のタワーレコード以外にあんまり主目的とは言えないレベル。

「当日発表・当日開催」の理由は、その告知開始から整理券が枯れるまでの期間が短いほど、「彼女の大ファン以外の人がその情報をキャッチする」可能性が減ること、だと考えます。

セキュリティの面では、一報を聞いて何かやらかそうと考える人がいたとしても、この時間ではなかなか計画・準備もできない。

転売対策でも、この時間設定では要するに「全ての仕事・授業その他所用よりも彼女のことを最優先する」という決定を即時に行って実行できるレベルの人以外集まれません。
当然、ファンとしての純度は高まりますし、ファンでない人は「だいたい暇かつアンテナ高め」というそんな多くなさげなタイプの人以外はかなり無理です。

結果、ガチガチのファンが大集合する可能性が高く、大スターも来られたファンも満足度の高いイベントになりやすい、ということかと。

これがもし「前日に告知」とかしたら恐らく、地方のファンが渋谷にたどり着く頃には、規定人数以上のファンでもない人も多分に混じった行列ができているかと。
抽選とかにしたとしても「ファンでもない人」が混じる可能性は現状以上に高くなることは間違いなく。

それでも、メルカリとか見てみると、「デュア・リパ直筆サイン入りCD」が出品されていたりするので、このメソッドでも「だいたい暇かつアンテナ高め」の人が多少は混じっていた模様。
何かちょっとすごいけど、絶対やめた方がいい。

The Cure「Songs Of A Lost World」のこと

The Cureの16年ぶりのニューアルバム「Songs Of A Lost World」を聴きました。

リード曲「Alone」を聴いて思ったイントロの異常な長さというか、むしろこっちが本体じゃね?状態については、結局このイントロがアルバム全体のイントロ的位置付けになるのだろう、という浅はかな推測を行っていたのですが、2曲目もイントロ3分近いし、6分以上ある4曲の全てがイントロ2分20秒以上、ラストの10分20秒ある「Endsong」に至っては、ロバート・スミスが声を発するのは6分20秒過ぎという、本当に「こっちの方が本体」状態。

イントロの長い曲は「Pornography」とか「Sinking」とか「Plainsong」とか、過去から割と彼らはやりがちなんですけど、今回の徹底っぷりはすごい。

というか、過去曲を思い浮かべながら改めて聴くと、このアルバムは随分と違う。
全編ものすごくThe Cureでありながら、フックの効いたメロとか印象的なリフとか、ここまでのThe Cureの楽曲をポップスたらしめていたパーツがこのアルバムではほぼ聴くことができません。

また、楽曲ごとの空気感の振れ幅の狭さは過去作の中でも最強です。
アルバムによっては、えれえポップな曲からえれえダークな曲までが奇跡的なバランスで1枚に収まっているものもあったりするわけですが、そんなの今回は一切ない。

「暗黒三部作」と呼ばれるアルバム群でも、もう少し振れていたような気がするのですが、逆にそれ故にその三部作と並べられるような質感でもなく。

暗いまんまだと目が慣れてきて徐々に周囲の細かいところまでわかってくるような、その機微を存分に味あわせるような、そんな感じの音楽。

キャリアも終盤であることは間違いないこの時期、そのキャリアで積み上げてきた色を出しまくりながらも、これまで過去にはなかったところに着地させるという、まだそういう冒険するんかいなという驚きの1枚。

正味、「曲が短い方が再生数伸びる」とか「最初の数秒で掴むサビ始まり」とか、最近の「売れる音楽」から全速力で遠ざかっている時点でもう何かグッと来る。

とかいって、もう別のアルバムがだいたいできているという話も出てきているわけですが、そっちはフックの効いたメロと印象的なリフだらけの超ポップアルバムだったりしたら、自分は嬉し泣きしながらぶっ倒れます。

面影ラッキーホール「メロ」再現ライブ@渋谷CUTUP STUDIOのこと

11月3日はタワーレコード渋谷店地下のCUTUP STUDIOで面影ラッキーホールのライブ。

Only Love Hurtsにバンド名を改名して、2018年頃までは割とライブを開催していたのですが、2019年11月のライブを最後に、フロントマンaCKyの難聴とかバンドメンバーの急逝とかコロナとかいろいろあって、その後ぱったりと活動の話を聞かなくなり。

それがこの8月、インディーズ期の1stアルバム「メロ」のアナログ再発のニュースが入ってきて、それは、と思っていたんですが、9月11日の仕事中に友人からLINEからDMからSMSまで、ありとあらゆるツールでもって連絡が入りました。

「11月3日、『メロ』再現ライブ開催決定」。

5年ぶり、しかも「メロ」の再現。ドキドキしながら昼休みにチケット押さえたのですが、夕方には完売。ギリギリセーフ。ありがとう友。

「メロ」は特別なアルバムなんです。
思春期の頃は洋楽聴いたりインディーズ聴いたりするたびに「衝撃」的なものを受けまくり、それでもって音楽を聴き続けていたわけですが、さすがに20歳を過ぎる頃にはさほど衝撃を受ける音も少なくなってきて。

そんな中の1996年、雑誌のレビューか何かで見て気になって購入した「メロ」が、当時の自分にとって最大級の衝撃だったわけです。

ブラックミュージックの影響下にあることはわかるけれど、歌謡曲的な俗っぽさが必要以上に漂ってくる楽曲と、「文学的」と言うにはあまりにも下卑た、でも異様なリアリティをもって迫ってくる歌詞。

ライブ観たかったのですが、当時さほど頻繁にライブを行っているでもなく、そもそもネットもほとんどなくインディーズのライブ予定なんかは気合いでアンテナ張っていないと拾えない時代、結局行けずじまいのまま2000年頃から「ほぼ活動休止」期に突入。

やっと初めて観られた彼らのライブは2007年4月の青山CAY、ブレイク前のPerfumeとの対バン。
後に畑中葉子やリリーズと対バンを行う、その萌芽はここにあると思います。恐らく多分に「邪気」を含んだヤツ。

それ以降は行けるライブには行く、くらいの気持ちで結構な頻度で通っていましたが、そんなことで5年も間が空いてしまいました。


ライブ開始、テーマソング的な「こんなかっこいいバンドみたことない 」の後、アルバム曲順通りに「今夜、巣鴨で」の演奏開始。

何か違う。

今回のライブではバンドのメンバーも可能な限り1996年の「メロ」録音メンバーに寄せた結果というのもあるのでしょうが、微妙に鳴りの悪いPA、嘘しか言わないMC、「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」という、具体的にヤバいストーリーを持つ歌詞の中の「二十歳でみっつの子供がいる」の部分で、オーディエンスに手を左右に振らせているaCKyを見ながら気が付いた。

当時のライブの空気まで含めての完全再現。確かに自分が観ていたライブの初期にもあった「邪気」、もっと言ってしまえば全方位的な「悪意」がここにはある。

持ち曲が増加して、2009年に深夜ドラマの主題歌を担当して以降は、明らかにライブの客層がそれまでと違ってきて、ライブの空気感も徐々に変わっていったのですが、ここではそれ以前のもっと「悪い空気」まで再現しようとしている。

もう楽しいんだか楽しくないんだかさっぱりわからない。
ただ、ずっとドキドキはしている。

そしてアルバムの実質本編ラストの「ラヴ ボランティア」。
「メロ」というアルバムは、その後収録曲のほとんどがその後のアルバムで再演の形で収録されているのですが、「ラヴ ボランティア」だけは再収録はおろかその後割と観ていたライブでも、自分が観た中では一切演奏されることのなかった曲。2006年頃までは多少やっていたみたいですが。

理由はわかる。
具体的なストーリーで紡ぐ歌詞が多い彼らの歌詞ですが、「ラヴ ボランティア」はこのテーマで具体的なストーリーとして描いてしまうとあまりにもアウト過ぎるが故か、この曲だけは観念的なフレーズを繋ぐ形の歌詞になっていて、それでもギリギリすぎる表現なので。

それでも、そういう観念的な表現を多分に含んだこの曲が実質アルバムのラストに置かれていることで、そこまでのストーリー的な歌詞表現の本質をおよそ回収するような流れになっていて、その部分でもって「メロ」は名作たりえるわけで。

そんな「ラヴ ボランティア」は、ライブで音源以上のエモーションとダイナミズムでもって聴くと、これはもうハードコア。重く鋭い。真剣に聴いていたら圧し潰されそうになる。
だからこそ、曲が増え、それなりに「アゲ曲」も揃ってきた段階で、この曲はセットリストから外されていったというのも、何となく理解できるのです。

そんな「ラヴ ボランティア」で本編終了。
アンコールは「好きな男の名前腕にコンパスの針でかいた」の別Ver.と「メロ」にボーナストラック的に収録されている「東京(じゃ)ナイトクラブ(は)」、そして初期の最強アッパーナンバー「俺のせいで甲子園に行けなかった」まで持ち出して、きちんと通常のライブ的な盛り上がりにして終了。

「1980年代のインディーズ」的なあの感じを引きずりながら世に出てきたバンドが、約30年を経て、当時の匂いを少しだけですが発したライブだったような気がしました。

とはいえ、自分は1980年代のインディーズ、ライブはほんの少ししか齧ってないので、気のせいかもしれません。たぶん気のせい。

ZAZEN BOYSのライブ@日本武道館のこと

最新アルバム「らんど」は、過去のZAZEN BOYSのアルバムとは何となく質感が違うと思っていて。
これは久々にライブを観なければいかんと思ったら日本武道館。そりゃ行きます。

九段下駅から会場に向かう際、「あれが『大きな玉ねぎ』か!」という、実際に耳にしたのはサンプラザ中野が歌った時以来かもしれない言葉が聞こえてきたり、会場に入ると喫煙所が過去に見たことがないレベルで長蛇の列という、そんな感じの客層。

メンバーが入場し、向井秀徳がビールの缶を開けた音がマイク越しに聴こえてきたところでライブ開始。最高。
せっかくの武道館の大きなステージなのに、だいたいいつものライブハウスのステージと同じくらいの面積にちんまり集まって演奏しているのがいい。
自分が観たライブの中でこれよりステージ面積比でちんまりしていたのは、フジロックのグリーンステージで観たルースターズくらいです。

思いや感情はミチミチに詰まってはいても、メッセージ的な「意味」は大変に希薄な歌詞。何か口を開けばだいたい「MATSURI STUDIOからやってまいりました。ZAZEN BOYSです」しか言わないMCと相まって、「意味は凄まじく希薄なのに音楽としては凄まじく濃密」という、それはこういう轟音で聴くライブミュージックとしては最高の塩梅ではないですか。

彼らの音はおよそガキガキのゴリゴリですが、そのバックボーンには実に様々な音楽が潜んでいて。
それはわかっているのですが、この日くらいそれを明確に感じたことはなくて。
ラップっぽかったり、フォークっぽかったり、ウエストコーストっぽかったり、ニューウェイヴっぽかったり。
ニューウェイヴっぽい音も更にP.I.L.っぽかったり、The Smithsっぽかったり。

特に「らんど」収録の新曲にそれを強く感じて、ようやくこのアルバムの過去作との差異は、そういう音楽としての「豊かさ」というか「美しさ」、過去作以上にそっちに軸足を置いているからなのではないか、と思ったり。
でも過去作の楽曲でも存分にそんな「豊かさ」を感じることはできたので、やっぱりライブ最強です。

あの場で鳴っていた音は本当に本当に美しかったのですよ。
たとえ向井秀徳がゴム人形を引っ張りまわしながら歌っていたとしてもだ。
とりあえずどうかしてるEP「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」のどうかしてる楽曲「HENTAI TERMINATED」「HARD LIQUOR」が連発で来たところが個人的ピーク。

そんな感じで二部構成+アンコールで一切ダレないブレない3時間20分。
これまで観た彼らの中で最高のライブではあったのですが、これが彼らのタイムラインの中での集大成なのか新しい起点なのか単なるひとつのライブだったのか、正直よくわからない。こういう感じで彼らはずっと続いていくのでしょう。

ただ、ステージ上であんだけ演奏しながらビール飲んでて、ライブ後打ち上げして、翌朝もベースのMIYAさんと飲んでたということですので、やっぱり向井秀徳どうかしてる。

タワーレコードがマーケットプレイスを始めたこと

先日、タワーレコードで中古盤CDの販売を開始したことを取り上げましたが、今度はマーケットプレイスを開始しています。

個人・法人とも利用可、手数料はオープンキャンペーン終了後は個人10%、法人8%。

法人が使用する場合ネットショップサービス大手のBASEだと、決済手数料3.6%+40円とサービス手数料3%(スタンダードプラン)なので、一瞬BASEの方がよさげに見えますが、安い販売価格でたくさん売りたい場合は販売価格が安ければ安いほど「40円」という固定部分が割合として大きくなりますので、一概にどっちとは言えないかもしれないです。

また、利用者が多くなれば単体の店舗通販サイト以上に回遊するような形で購入する人も増えるでしょうし、タワーレコードで通販を始める個人経営の中古レコ屋もあると思います。

タワーレコードとしては、他社のようにトレカを扱い始めたり総合リユースの方には行かず、TOWER VINYLや中古CD販売/買い取りを含めて、新品中古アナログCD個人法人、世にあるパッケージ売買のスタイルを可能な限りすべて展開することで、可能な限り大きな売上/利益に持っていこうという方針の模様です。
そもそもパッケージの流通が全体的に減っていく中で、それでどこまで生きていけるのかは正味わからないのですが、中古流通は掘り方次第で伸ばすこともできるかもしれませんし。

が、マーケットプレイスサイト、オープン直後だけあっていろいろ課題もあります。

まず、マーケットプレイスの販売画面に入ってすぐのところの検索の使い方が初見ではちょっとわかりにくい。
あと、現在の段階では異常に「NO IMAGE」が多くて恐ろしく殺風景。

自分もマイショップ登録だけはして出品登録画面も見てみたのですが、本来画像の登録は必須なのでこんな惨状にはならないはずで。

いくつか見てみると、「NO IMAGE」出品のほとんどが西新宿の中古盤屋だったので、法人登録ショップは個人のマイショップとは仕様が異なっていて、恐らくCSVか何かで一気に商品登録できて、その際に画像登録は必須ではないんじゃないかと思います。
でもこの状態が長く続くようだとちょっとキツいと思います。

あと、個人が出品するまでの手順はものすごく丁寧に書かれているのですが、その後の出品した商品が売れた時にどう配送を行えばいいのかという部分が、正直わかりにくい。

FAQを追って行けばおよその流れはわかるのですが、知りたくて開いた「【マケプレ】配送方法について」のページ、知りたいのはどうやって配送すればいいのかなので「発送場所別の手続き方法についてはこちらをご確認ください。」の「こちら」のリンクを押下したところ、同じページがリロードされるだけという痛恨の凡ミス。

FAQ一覧から実際の「発送場所別の手続き方法」のページを見つけてそちらを見てみると発送場所を選択できるので「かんたんタワレコ便(発送場所:ローソン) 」を選択します。

すると「1.発送する場所から「コンビニ店舗」>「ローソン」を選択し、配送用二次元コードを発行する。」の「発送する場所」が何を指しているのかわからない事態に。
書いてある内容からローソン店舗のLoppi端末に触れる前に「配送用二次元コード」を準備すべきようなのですが、正味わからない。FAQのキーワード検索を行っても出てこない。

というわけで現在何も出品せずに探している最中でございます。

とはいえ、自分もサービスのFAQを作成したことありますが、およそ全体がわかっている状態で作ると「全部わかっているからこそ」FAQとしては抜け落ちてしまう項目が出てきがちです。

町の掲示板に貼ってある秋祭りのポスターを眺めたところ、何月何日の何時から、どういう催しが行われるかは割と詳しく書いてあるのに「どこで行われるのか」一切書いてなかったりとか、そういう感じの「気付かない」ことが割とあります。

FAQやユーザーマニュアルは、一度できたと思ったらプロジェクト外の人にお願いして、そのサービスを使ってもらう体で見てもらうことをお勧めします。割と本気で。

BOOKOFFの実際の閉店っぷりのこと

最近、Webメディアに立て続けに「BOOKOFFが続々閉店」を枕にした記事が掲載されていて興味深く読みました。

ブックオフが都内店舗を続々「閉店」…!突然の10月閉店ラッシュにファン落胆、業績好調だったハズがなぜ?(現代マネー)
ブックオフ「続々閉店?」報道の裏で進む大変化(東洋経済)

それでも、そもそも言うほど続々閉店してるのかと思って確認してみました。

2021年:開店1/閉店9
2022年:開店12/閉店16
2023年:開店13/閉店12

<2024の開店>
02/05:BOOKOFF JR上熊本駅店*1
03/22:BOOKOFF じゃんぼスクエア香芝店
04/19:BOOKOFF 出雲高岡店
04/26:BOOKOFF SUPER BAZAAR エディオン大津店
04/26:BOOKOFF SUPER BAZAAR 甲府貢川店*2
05/16:BOOKOFF 富士宮北町店*3
07/12:BOOKOFF イトーヨーカドー東村山店
07/13:BOOKOFF チャチャタウン小倉店*4
11/05:BOOKOFF SUPER BAZAAR 草加セーモンプラザ店

<2024の閉店>
01/08:BOOKOFF 熊本渡鹿店*1
01/21:BOOKOFF 練馬区役所前店
01/31:BOOKOFF 泉南店
02/21:BOOKOFF PLUS ホームズタウン川越小仙波店
03/15:BOOKOFF 甲府下石田店*2
03/15:BOOKOFF 甲府平和通り店*2
04/14:BOOKOFF 富士宮店*3
04/30:BOOKOFF 名古屋大曽根店
05/12:BOOKOFF 小倉旦過店*4
05/12:BOOKOFF 日赤前店*4
06/17:BOOKOFF 喜連瓜破駅前店
07/07:BOOKOFF 鳥取湖山東店
10/20:BOOKOFF 行徳店
10/20:BOOKOFF 新高円寺駅前店
10/20:BOOKOFF 学芸大学店

BOOKOFF 新高円寺駅前店

2024年の今まで:開店9/閉店15

2021年はコロナ後の様子見感が非常に強い感じですが、それ以降はこういう感じで、首都圏の3店舗が同時閉店というのは割とインパクトあっても、過去2年と比較してあからさまにエグい状況かといえば、まあこんなもんかなという程度。

本当に小さな店舗を閉めている傾向は見られても、小型店舗を閉じて近隣の中型店舗に移転オープンする形(*1/*3)、近隣の小型/中型2店舗を閉めて大型1店舗に集約する形(*2/*4)もあったります。

全体としては、大型店舗に行きたそうな感じはありつつも、とにかくそっちに集約するという方針ではなく、実際2024年のオープン店のうちSUPER BAZAAR名義の店舗は2店舗のみ。

ここ最近のBOOKOFFの動きとして、ポイントになりそうなのが以下の3点。


1)大きな店舗でなくても総合リユース店舗化
昔は「従来のBOOKOFFにアパレルを追加したらBOOKOFF PLUS」「総合リユース店舗化したらBOOKOFF SUPER BAZAAR」みたいな位置付けがありましたが、現状BOOKOFF名義の店舗でもその他リユース品を置いている店舗も多いですし、中型規模の「BOOKOFF」名義ではアパレルまで押し込んでいる店舗もあります。

もはや「BOOKOFF」「BOOKOFF PLUS」「BOOKOFF SUPER BAZAAR」という名義の差は、一部の小型店舗以外は店舗の規模程度と言っていいんじゃないかレベルになってきています。

正味、書籍・CD・DVD・ゲームという現状の路線だけではこの先心許ない、というのは総合リユース化へ舵を切った最大の要因であることは間違いないのですが、その方針への変更は店舗の大型化を待つだけでなく、従来の店舗でもできるところでは行っているということで。


2)査定方針の変更
BOOKOFFは元々通常の古書店や中古レコ屋のような「価値」を判定する査定が存在せず、およそ「新しいか」「きれいか」で価格が付くという、当時他ではありえない方針でもって商品を集めていて、それでも「お父ちゃんの趣味の品を勝手にお母ちゃんが売りに来る」みたいな、価値を気にしない「ただ捨てるのは忍びないから売りに来た」というレベルの顧客層が存外に多かったことも、店舗網拡大の一助であったわけです。

が、トレーディングカードという「レア品という新しいとか一切意味のない価値の塊」のような商品を取り扱うにあたって通常の査定の概念が導入され、総合リユース化拡大にあたってその流れも全体に拡大したという経緯があります。

今はリアルタイムで各店舗の端末に査定に必要な情報が連携される体制が整っているため、大きな店舗でなくても専門性がないスタッフであっても割とブレのない査定ができるようになったというのは、「どの店舗も総合リユース」の流れに寄与しているのではないかと思います。


3)「総合買取窓口」店舗の増加
BOOKOFFが躍進した要因は、査定を極限まで簡素化することで「目利き」が不要になり、育成等にかかる時間やコストもカットして大規模に店舗網を拡大できたこと、そしてその結果「お父ちゃんの趣味の品を勝手にお母ちゃんが売りに来る」みたいな、そのものが待つ価値を気にしない層にとって、一番身近にあった「買い取ってくれる」お店だったことにあると言っても過言ではないわけですが、前述の通りあまりにも小規模な店舗は今後の方針に乗せにくくなっています。

現在関東を中心に増加している「BOOKOFF総合買取窓口」は、広い床面積ではコストがかかったり、広い面積を持つテナントの数が少ない都市部で、通常のBOOKOFFでは買取しにくいブランド品をきちんと鑑定して買い取れることをメイン目的に設置されている超小型店舗ですが、通常のBOOKOFF同様に本やCDの買い取りも行っていて、小型店舗の縮小によるそういう「近所の買い取り拠点」の減を補完する役割も果たしています。


今年発覚した架空買い取り等の不正を行った店舗が閉店しているという噂もありますが、7月に調査のために臨時休業した店舗の中には10月20日に閉店する店舗は含まれていないというか、正味のところはよくわかりません。

何にせよBOOKOFFは企業自体の経営は堅調ですので、そうそう続々閉店はないものと思われます。

ただ、ここまで仲良くしているハードオフとの住み分けは今後どうしていくのか、今のところBOOKOFF/ハードオフ併設店や近隣に両店舗がある場合は、BOOKOFFは割と今までどおり書籍・CD/DVD・ゲーム中心で、総合リユース範疇はハードオフに任せるというパターン多めですが、今後BOOKOFFがより今の方針を推し進めていくとすればそのバランスがどうなるのか、という点については、割とドキドキしています。

Ringwanderungのライブ@KT ZEPP Yokohamaのこと

Ringwanderungというアイドルグループ。ライブを観に行きました。

開催を知った最初は「どうしようかな」くらいの温度感だったのですが、「アンコールで新メンバーお披露目」という告知が入った途端にチケット取りました。

時々思い立ったらライブを観ている程度に好きなグループなのですが、その程度の温度感の自分でも動揺するレベルで驚いたのが今年2月、メンバーのみょん嬢脱退の報。
彼女の場合、ただメンバーの1人が抜けますというのと少し違います。

Ringwanderungというグループがそもそも、テレビ番組等で「歌うま女子高生」としてならしたみょん嬢を据えたうえで、他のメンバーをオーディションで選抜して結成されたというグループ。
そこから彼女が抜けるということは、インパクトとしては無理くり例えると「ももクロから夏菜子が脱退」と言われたような、そういうレベルのものがあったわけです。

その後、新メンバーオーディションの告知を行うものの5月に一旦「該当者なし」という発信。
正直なところ、おう、そりゃそうだろうよ、そう簡単に替わりが見つかるものか、という気持ちになりましたが、資格等を変更してオーディション仕切り直し。

結果、お披露目の10日前の13日に新メンバーの百音さんが発表され、その前には別のアイドルグループに所属していたということで、その映像を探して見てみたところ、確かに歌はうまくはあるものの、そんなガンガン来るような感じでもなく、というか歌のうまさが映えるような楽曲のグループでもなく、正直これ大丈夫かいなという気持ちも抱えつつ横浜。

新高島駅で降りたら女性だらけで、調べてみたらぴあアリーナではINI、KTアリーナではSKI-HI社長率いるBMSG所属のグループ総出のライブ。
そんなロケーションの中、キャパ2000のKT ZEPP Yokohamaへ。

本編は4人体制のラスト。
5人だった頃は、ユニゾンにしろハモりにしろ5人同時で発声することはほとんどなく、1人/2人/3人の歌唱を組み合わせることで楽曲のダイナミズムを制御する感じで、そこが割と好きなところでもあったのですが、4人体制ではかなり違ってきます。
アッパーな曲のサビ頭で4人同時発声も割と頻繁に行われ、メンバー全員が変更された歌割りでぐいぐい感はもしかしたら前以上、特に倫子さんの頑張りが心に来ます。
これはこれですごくアリだなと思いながら楽しく過ごしたわけですが、問題はやっぱりアンコール。

アンコール、白い新衣装の4人から少し遅れて新メンバーの百音さん登場。
アンコールは3曲。新メンが歌入れて振り入れてお披露目できるレベルに持っていけるのはこれくらいでしょう。
というか、すごくよかったです。

まだ歌割り的にも百音さんの出番は少なめのようでしたが、4人の時の方針がまんま新しい5人体制にも受け継がれているようで、サビ頭の5人同時発声もあり。

推測としては、最初のオーディションでは割とみょん嬢の代替を探していたのがそりゃ見つかるはずもなく、仕切り直した際にはもう元々に戻そうというのではなく違った形でのリスタートを目指した、それがこれではないかと。

それでも4人のままではなく5人体制に戻したことについては、一緒に観ていた友人の「4人の守備範囲が戻るんじゃないか」という言葉で腑に落ちました。
もちろん全てが元に戻るわけではないけれど、5人であることで少しでも快適に活動できるのであれば、それは当然よいパフォーマンスとして我々に還元されるわけで。

新メンの成長というのは見ていて大変に心に来ますし、往々にして「そこそこ」からの驚くようなジャンプアップがありますので、これからもできるだけ。

とりあえず、まだ百音さんのメンバーカラーが正式に発表されてないうちから、前に所属していたグループの担当色が紫だったからでしょう、アンコール時に早々にペンライトを紫色にして振っていたオタクの皆さんが優勝。

タワーレコードが中古CDの販売を始めたこと

土曜日にタワーレコード新宿店に行ったところ、10階の洋楽新譜コーナーがある辺りの様子がいつもと違うのでよく見たところ、棚3つに中古盤CDが割とびっしりめに並んでいました。

タワレコ、中古盤の買い取りはアナログだけでなくCDでも随分前からやっていることは告知されていましたし、アナログの販売は元々新宿店のフロアにできたTOWER VINYLで開始され、その後渋谷に移転、改装を経て割と大きく展開しています。
なので、TOWER VINYLがなくなった後の新宿店は、置いてあるアナログは全部新品で、そういう中でCDだけ中古取扱いを行っているという、何となく昨今ではいびつな感じもする展開です。

そもそもタワーレコードが1981年に自主店舗を初めて渋谷にオープンした際は、「洋楽の新品輸入盤」の専門店でした。
渋谷ハンズの斜め向かい、現在はサイゼリヤが入っている場所です。

その後洋楽国内盤もちょろちょろ置き始めましたが、大々的に国内盤や邦楽の販売が始まったのは1990年の大阪・心斎橋店。渋谷店でも1995年に現店舗に移転した際に大々的に導入されました。

タワレコでの中古盤販売は、イベント的に短期で行われたことはあったような気がしますが、基本的には新品のみの取扱いで。
なので、中古盤を大々的に取り扱い始めたのは結局2019年に新宿にTOWER VINYLができた時にアナログ盤で、ということになります。

TOWER VINYL用に買い取りを開始した時点でCDの買い取りも受け付けていたはずなので、今回の中古CD販売開始は満を持してという感じなのですが、その割には特に大きく告知もせず始まったので、集まりが悪いのか、どういう方針で行くか決めかねているのか。

「決めかねている感」は、今日渋谷店に行ってみて感じました。
新宿店では完全に中古盤は中古盤で1カ所にまとめて展開していたのですが、渋谷店の洋楽フロアはそれとは違って従来のABC順の棚に中古盤も一緒に並べる形の、いわば「ディスクユニオン・メソッド」。

ただ、洋楽フロアでそれを見て「タワーレコード規模のチェーンが、J-POPでそれをやったら各レーベル大変に嫌がるだろうな」と思いながらJ-POPフロアに降りると、ここではあいうえお順の棚には中古盤一切並んでない。
フロア中探したところ、ワゴンセールみたいに小さくまとめられていました。なるほど。

こうやって複数の展開で開始していって様子を見ながら各店舗にどう展開していくのかを考える、みたいな感じでしょうか。
ただ、直近のタワーレコード最大の課題は、特に洋楽で顕著な「カタログ不足」。

J-POP界隈もばんばんシングルCDをリリースすることは稀になりましたし、洋楽は国内盤リリースの数は正味すごく減っていますし、輸入盤は、輸入しようにもそもそも本国でもCDは作ってなかったり、作っていても海外にまとまった数を輸出できるほどではなくて日本まで入ってこなかったり。
輸入できても各店舗に配分するほど数がなかったのか、店舗に在庫がなかったのでTOWER ONLINE調べてみたら、そこには在庫あった、みたいなこともありました。

とりあえず、都市圏・地方ともタワーレコード、フロアのスカスカっぷりがかなり辛いので、中古盤をガンガン展開して何とか埋めてほしいです。