CD/DVD販売レンタル界隈2023年10大ニュースのこと

ブログやXというかTwitterで既に触れたものやや多めではありますが、2023年のCD/DVD販売レンタル界隈で起きたことの中から、ざっくり10大ニュースをつまんでみました。

 

■トップカルチャー、レンタル撤退失敗
2021年7月に「2023年中にレンタルから全面撤退」宣言をしていたTSUTAYAの最大手フランチャイジーのトップカルチャーですが、関東から相当数の店舗を引き上げたりはしたものの、結局年を跨いでも残存店の約半数でレンタル継続中。

レンタル撤退した店舗は、雑貨販売やらショップインショップの形でテナント誘致等を行っていましたが、そっちが結果としてレンタル以下の収益性しかなく、それ以降進むに進めなくなっているものと思われます。

蔦屋書店 八王子みなみ野店(レンタル継続)


■大きな都市圏でもTSUTAYAレンタル消滅
TSUTAYAは相変わらず閉店しまくっていますが、さすがにこれだけ多いと、徐々に大きな空白地域も目立ち始めました。
京都市ではDVDレンタルができる従来型のTSUTAYAが、7月の太秦店の閉店をもって全滅。
神戸市は郊外ロードサイド型のジェームス山店のみの残1。
その他政令指定都市の残数は以下の通り(DVDレンタル実施店のみ)。

札幌市:4
仙台市:8
さいたま市:5
千葉市:2
横浜市:11
川崎市:3
相模原市:1
新潟市:10
静岡市:4
浜松市:3
名古屋市:4
京都市:0
大阪市:7
神戸市:1
岡山市:6
広島市:7
福岡市:3
北九州市:2
熊本市:6
(東京都23区:16)

市という地域を越えて見てみると、大阪府の北摂地域、豊中市・吹田市・茨木市・高槻市を擁し、千里ニュータウンもある地域ですが、今年に入っても閉店が止まらず、2/18に高槻南店が閉店すると残りは江坂南店のみとなります。
こういう、広域の単位でいよいよな感じが、今年はもっと拡大するのではないかと思います。

TSUTAYA 江坂南店

 

■ミュージックテイト、消滅
1980年代半ば頃をピークに、新宿を拠点にして割と言わせていた感のあるレコード店チェーン、帝都無線=ミュージックテイト。
2011年に紀伊國屋書店新宿本店2階の店舗を引き払い、西新宿7丁目に移転して得意としていた演芸の音源に絞った専門店として再開。
しかしコロナ禍で窮して、クラウドファンディングを募りつつ同じ会社で経営していたV系専門店「自主盤倶楽部」の店舗を曜日や時間で使い分ける形で運営していたのですが、7月にまとめて閉店して8月には破産しました。

 

■スクラム、消滅
一方、イオンの子会社「アビリティーズジャスコ」が運営していたCDショップチェーン「スクラム」。
「アビリティーズジャスコ」の本業は障碍者の就労支援、その訓練を受けた人の実際の就労の受け皿という位置づけでもあったスクラムですが、その本業の就労支援だけでも会社を回していける目途が立ったということでしょうか、東北を中心に最大で10店舗近くあった店舗網を徐々に減らしていき、10月の古川店閉店によって全店が閉店と相成りました。

スクラム 大河原店(2022年7月閉店)


■ドラマ、消滅寸前
下北沢と高円寺、また日野・八王子・相模原等の首都圏西側ではCD/DVDレンタルチェーンとしてお馴染みだったドラマ。
2010年代からアミューズメント・古着販売等に軸足を移し、レンタル取扱い店舗は徐々に削るように減っていったのですが、2023年に残っていたレンタル取扱い店舗が一気に閉店、現状で残っているレンタル店舗は相模原市の淵野辺店のみ。しかもレンタル面積は2023年に大幅減。もうヤバい。

ドラマ 高円寺庚申通り店(8/13閉店)


■新星堂、50店舗割れ
新譜CD店、タワーレコード・HMV・山野楽器は漸減程度でまだ踏ん張っていますが、為す術もなくズルズル行っているのが新星堂。
2006年にCCCと業務提携するも2008年に解消、2011年には光通信グループの一員になってモバイル系の販売を一部店舗で始めたものの2012年に解消、同年、WonderGOOを運営するワンダーコーポレーションの傘下に入ったものの、単独子会社としては再建を諦めて2016年にはワンダーコーポレーションに吸収合併、2018年にはワンダーコーポレーションの親会社であった茨城県拠点のスーパーマーケットチェーンのカスミがワンダーコーポレーションごと手放し、ライザップの傘下企業になって今に至ると、もう本当に「いらない子が家を転々とする」状況。
2023年末時点での全国店舗数は43店舗、外資系が入る直前の1980年代末頃には約200店舗を数えた一大チェーンがここまで減りました。
そして2024年1月には一気に9店舗の閉店が決定。今年、どうなるのか。

新星堂 新越谷駅ビル店(7/26閉店)


■CDレンタル、全国で1000店舗割れ寸前
所謂ビデオレンタルは、元々レコードレンタルのチェーンが1980年代後半以降、安価なビデオデッキの普及も相まって兼業で始めた業態ということになりますが、ソフトレンタルの元祖の直系であるCDレンタルは、1989年にはその店舗数のピークで全国に6000店以上存在していたのですが徐々に減り、最近では閉店だけでなく「DVDレンタルは継続してもCDレンタルは終了」というところも割と多く、ビデオ/DVDレンタルに少し先駆けて死にそうになっています。

2024年1月頭でカウントした「CDレンタルを行っている店舗の数」は、
TSUTAYA:428
ゲオ:543
三洋堂書店:26
HYPERBOOK/SUNMUSIC:5
その他:2

合計:1004

以上ではないかと思います。
単独で営業している店等でサービス内容の詳細が確認できないところもあるのですが、もしあったとしても数店舗のプラス程度ですので、恐らく今月中には全国で1000店舗を切ります。公式なレンタルレコードの始まりは1980年、雨後の筍状態で類似店が営業開始してチェーン展開したため、翌1981年には既に全国で1000店以上にはなっていましたので、栄枯盛衰の42年以上を経てその頃の数にまで戻ったということになります。


ちなみに「CDレンタル専業」店舗は、2021年12月に大阪日本橋のK2 RECORDSが閉店したことで全滅しました。のはず。

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■ディスクユニオン、平成J-POP/アニメ・ゲームストアオープン
ここからはよい方のニュース。
時代と空きテナントの状況によって変幻自在の営業を続けるディスクユニオンですが、元々新宿における本拠地であった山田ビルに、7月「アニソン・ゲームミュージック」8月「平成J-POP」と、過去最強に時代の流れにおもねった感じの店舗をオープン。さすがユニオンというところですが、平成J-POP館は元々「日本のロック・インディーズ館」だったのですが、実際今も「80年代インディーズ」の棚も割と大きめに取られていたり、単に多少メインジャンルのボリュームを変更して看板を架け替えただけだったりします。それでいい。

アニソン/ゲームミュージックストア

 

■FACE RECORDS、全国拡大
元々宇田川町の裏通りの雑居ビルにひっそり佇んでいたFACE RECORDS。2011年にYellow Pop渋谷店が撤退した跡に収まってシスコ坂に進出したのですが、2020年宮下公園に建った商業施設MIYASHITA PARKに支店をオープンさせ、それ以降は全国各地の割とお洒落気味な商業施設の「アナログレコード店があったらいいな」的なニーズに応えまくり、今年になって支店を次々にオープンさせています。

3月:札幌ステラプレイス
4月:名古屋LACHIC(期間限定)
10月:京都高島屋SC

この4月には1年間の期間限定としていた名古屋LACHICの店舗が、改築された中日ビルにパーマネントな店舗として移転オープンします。
ディスクユニオンは、新しい土地への店舗という方向では割と腰が重め&お洒落感は皆無ですので、アナログブームに乗っていけるのは今のところFACE RECORDSくらいです。
この後さらに伸ばしていくのか。

Face Records SAPPORO STELLAR PLACE

 
■新規の新譜CD販売専門店がオープン
驚いたのが佐賀県佐賀市に立地する双日商事開発株式会社が運営するショッピングモール、モラージュ佐賀。
元々宮脇書店がその大きな店舗エリアの片隅でひっそりとCDも販売していた、という形だったのですが、3月に宮脇書店が撤収。
CD販売どころか書店ごとなくなるという事態に陥ったのですが、そのまま後継の書店も決まらない12月、何故かCD販売の専業店がオープンするという謎事態が発生。

サウンドコミュニケーションWe's モラージュ佐賀店。
We'sはここまで旭川や鹿児島でタワーレコードが撤収した跡に出店したり、豊橋で新星堂が撤収した跡に出店したりと、空いたところにいっちょ噛みし続ける特殊チェーンですが、長岡市ではリバーサイド千秋から追い出されたと思ったら近所のイオン長岡に移転再オープンしたり、名古屋では施設ごと割とポンコツ化しつつあったアピタ緑から近所の小ぎれいなヒルズウォーク徳重に移転したり、割としぶといチェーンでもあります。

韓国雑貨も併売するという、玉光堂っぽい作戦もこらして、K-POP輸入盤とボーイズグループのまとめ買い需要を当てにして頑張っていくのだとは思いますが、正直頭おかしい。


そんな感じで。
今年はたぶんレンタルは決定的な状況になるような気がしていますが、CD販売はもう少し続いていくのではないかと思っています。新星堂以外。

忘れらんねえよ@ZEPP SHINJUKUのライブのこと

今年の初ライブは忘れらんねえよ@ZEPP SHINJUKU。


彼らのライブを観たのは過去に2回。
元々3ピースだったのが、ドラムが抜けベースが抜け、今はフロントマン柴田の1人プロジェクト状態ですが、3人時代と2人時代に一度ずつ。

チャットモンチーの「ハナノユメ」の動画を見たことで会社員をやめてバンドを始めた柴田が、15年かけて橋本えっちゃんと共演を果たし、そのチャットモンチーとの出会いも歌ったデビュー曲「CからはじまるABC」を一緒に演った音源が収録されると聞いて久々にCDで購入し、ああこれは素晴らしいなと思っていたところに、ライブで共演した際のとんでもなくエモいMVを見てしまい泣きそうになったというか本当に少し泣いて、その直後にチケットを取りました。
いや、柴田だし「忘れらんねえよのすべて」というツアータイトルから考えてもライブにはゲストは呼ばないだろうなとは思いながら、でもちょっとこれは観なければ駄目だと思い。

ZEPP SHINJUKUは最新だけあって、やろうと思えば後方のスクリーンはもちろん側面もLEDをビカビカさせることもできる箱なのですが、そんなもん彼が使うはずもなく結果として中に入ってしまえば単に少し大きめのライブハウス。
でもそれでいい。

暗転し爆音で流れたのは果たしてチャットモンチーの「ハナノユメ」。出てきて一節歌う柴田。もうこれでOKだ。
忘れらんねえよの楽曲は、歌詞の解像度が異常に高いものが多いため音源を聴く限りでは曲によって刺さったり刺さらなかったりするのですが、この日はもうすごい声と熱量でもって力ずくでぶっ刺しに来る。

俺が前に観たのはこんなんじゃなかったよなと思い出しながら観ていて、MCの時に思い当たったのは「確か以前はメンバー弄って笑いを取ってたなあ」ということ。
正式メンバーが自分以外居なくなり、サポートともそれなりにコミュニケーションは取れているけれど弄るようなことはなく、歌もMCもただこちらと常に対峙して発せられている。
1人になってむしろよかったのではないか、ただでさえ歌詞は剥き出し気味なのに、1人になってパフォーマンスまで剥き出し気味になっていないか。

逃げる場所がなくなって止むなくなのか腹を括ったのか、それはよくわからないのだけど、以前と比べると異常に風通しがいいというか、どストレートにぶん投げているというか、とにかく当たりが強い。
ライブにおいて演者の当たりが強いということはそれ即ち最高です。

完全に柴田の気持ちに飲まれ、転がされ、MCで「最高にキモいなこいつ」と思ったり「最高にかっこいいなこいつ」と思ったり、ほぼ何の演出もないのに完全に持っていかれた2時間でした。
いいものを観た。

ライブ中、あちこちから「柴田!」「しーばーたー!」と声が飛ぶのですが、誰ひとり「さん」付けしていないのが、ある意味このバンドの本質であり最高です。
「忘れらんねえよさん」とか「柴田さん」と呼ぶ人がいるとすれば、それはこのバンドを理解していない人です。

もう少し有名になって、何でもかんでも「さん付け」する文化に風穴をあけて欲しい気持ちも多少あるのですが、そんな世間一般に影響力を持ってしまった時点でそれは柴田ではないので我慢します。

第74回紅白歌合戦を見たこと

紅白をようやく見返しました。
個々のパフォーマーについては旧Twitterにリアルタイムで入れた通りですが、改めて見返して思ったことを。


まず目に付いたのが、装置の立体造形がまた凝り始めたこと。
かつては鬼のような装置を各歌手の出番ごとに動かしていたものですが、LEDによる演出が使えるようになってからは、一時はバックほぼ全面LEDでそれにおよそ各シーンの演出を任せるという年もあったのですが、ここ数年また大型装置が復活してきていて、今回は可変式の段の装置が乃木坂とかYOSHIKIの時にかなりいい働きをしていた感もあって、やっぱりこういう方が気持ちいいです。

紅白で101スタジオにあそこまで観客を入れたことは過去記憶にないのですがありましたっけ。現在のファンダムの在り様を考えれば、ああいう形は正解だったと思います。
ただ、最高だったのは収録でしたがランちゃんの観客というか親衛隊。まだオタ芸もサイリウムもペンライトもなかった頃の先輩による応援最高。そして飛んできたテープを指に絡めて歌うランちゃんのアイドルっぷりったらもう。


一方、演歌勢は石川さゆり以外、歌手とか楽曲とかに信頼を置かれていないことが過去最強に露わになった印象。
結局演歌は「大阪ロケ」「NHKプラスの宣伝」「浅草ロケと芸人と曲途中にネタやツッコミ」「ドミノ」「JO1とBE:FIRSTのダンス」「けん玉」の方がむしろメイン。
水森かおりの「日向岬」トラック途中に「ピタゴラスイッチ」のメロをぶっこんできたことと、山内惠介の歌唱の際、歌の合い間に芸人のネタが入ることはギリギリよしとしても歌っている途中に芸人に対するツッコみが容赦なく被ってきた点については、割と本気で酷いと思いました。
が、もうそういう形にしなければショーとして成り立たせられないほど、演歌は窮しているということで。


有吉の司会は、「仕切らない司会」という割と前代未聞なスタイルだと思いました。全体的に番組の回しはおよそ橋本環奈の担当でしたし。
ただ、有吉自身の芸風が「インプットを受けてリアクションとしてのアウトプットを行う」スタイルなので、いきなり自分から率先してアウトプットから始めるという方に持っていくのは、それはそれで妙なことになりそうで、落しどころとしてはよかったんじゃないかと思います。


「BORDERLESS」がテーマの紅白でしたが、確かにそうなっていました。
国籍というか出身は、パフォーマーは日本人以外にも韓国・中国・米国・英国、石川さゆりの歌唱時に民俗楽器を弾いたウクライナ人。
ただ、それ以外にもいろいろそのテーマを感じる部分はありました。

YOSHIKIのステージは、ヴィジュアル系のジャンルとしての元祖的存在と、その同世代、少し下の世代、さらに下の世代が一斉に演奏していることに割とグッときましたし、そこにハイスタ難波が混じっている点も何となくボーダレス。

テレビ70周年企画で歌われたのは、テレビが圧倒的な最強メディアだった頃にベストテンで紹介されることで売上を伸ばした楽曲。そしてポケビ・ブラピはテレビが最強メディアであることを前提に「何位以下なら即解散」的な、番組をプロモーション装置として機能させた楽曲。
そして現在に続くテレビを主戦場にしている人たちと、全くもってテレビを必要としないままテレビメディアの代表格の番組に出場をしている人たち。
こういう人たちが一堂に会しているということもある意味ボーダレス。

そのボーダレスの真骨頂が「アイドル」だったわけですが、出演グループの彼ら彼女らが「それに出たい」と思ってもらえないとあそこまでにはならず、楽曲が世界的ヒットになったことで初めて可能になったことだとも思います。

「アイドル」の歌詞は皮肉なのに、そこに本物が出てくるのはどうよ、という声もありましたが、少なくともどうかしてるレベルでガチ恋な人以外のアイドルオタクは、あの程度の内容は折り込み済みで推してると思いますし、アイドル自身だってあのレベルで活躍できている人たちは、少なくとも表側では最強で無敵で一番星で全てを手に入れるくらいの気持ちでやっている人も多いでしょうし、自分は問題ないと思いました。

そこに、元々は国内の地下アイドル界でくすぶっていたのが、別々のコース経由で今の形で成功した、あのちゃんと橋本環奈という2人があの場で邂逅するというシーンを最後にぶっこんできた演出の人は、頭おかしいと心底思いますが。


最後に今回ものすごく気になってしまったこと。
朝ドラや大河の出演者を司会や審査員にしてその話をさせるということは過去からよくあることで、ここ数年前半後半の間のニュースのラストで「受信料」云々言い始めたのもだんだん慣れてきたし、今回の「カネオくん」についても、ノブが現場にいた方がいいと判断したのであればわかるし、「ビートDEトーヒ」もイクちゃんが可愛いので問題ないですし、純烈の「NHKプラス」大宣伝状態も純烈の皆さんがいいのであればいいですし、「アイドル」の冒頭に1/7放映のNHKスペシャルの告知テロップ出すのも別にいいのですが、何か関係者がみんな欲張りになっていませんか。


ということで、今日紅白の録画を見返しながらメモったことをだいたいこんな感じに書いてみたのですが、あんだけ紅白で「ディズニーメドレー!ミッキー!」みたいにおおいに盛り上げておいてからの、NHKが今日のニュースで浦安市の成人式を取り上げたとき「人気のキャラクターが登場して」とかすごく他人行儀だったの、付き合い始めたばっかりのカップルみたいでNHKのルールがよくわからない。

2023年解散・活動休止のこと

2023/01/03 FAREWELL, MY L.u.v(解散)
2023/01/07 Parfait Girls(パフェの惑星へ一時帰還)
2023/01/09 sherbetNEO(活動終了)
2023/01/12 BLUEME7(解散)
2023/01/21 イケてるハーツ(解散)
2023/01/21 うさぎ症候群(解散)
2023/01/22 CUPIDOLIC(解散)
2023/01/23 ANSIFLE(解散)
2023/01/27 Drive at your Brain(解散)
2023/01/28 ALICes(活動休止)
2023/01/28 SAISON(解散)
2023/01/29 イマココ←(解散)
2023/01/29 ドラマストア(解散)
2023/01/30 煌めき☆アンフォレント(活動停止)
2023/01/31 SPiCYSOL(無期限活動休止)
2023/02/04 ジャックケイパー(解散)
2023/02/04 ドールインサートデスマスク(解散)
2023/02/05 きつねでこんコン!(解散)
2023/02/10 SPECIAL CHEESE MENU(現体制活動終了)
2023/02/15 聖飢魔II(解散(6度目))
2023/02/18 真空ホロウ(解散)
2023/02/19 clara(解散)
2023/02/19 トイトニック(解散)
2023/02/25 有限ループはキミから。(解散)
2023/02/26 赤ちょこ(解散)
2023/02/26 アンフレディア(解散)
2023/02/26 WEAVER(解散)
2023/02/26 誰もシラナイ。(解散)
2023/02/28 she9(解散)
2023/02/28 シンガロンパレード(活動休止)
2023/03/03 cana÷biss(活動終了)
2023/03/04 夕凪プリズム(解散)
2023/03/04 夢から覚めないプリンセス(解散)
2023/03/05 EMNee(解散)
2023/03/05 G.E.E.K(解散)
2023/03/05 ぴゅーひょろろ(解散)
2023/03/05 bonobos(解散)
2023/03/08 KANDYTOWN(終演)
2023/03/09 NiA(解散)
2023/03/15 ぜんぶ君のせいだ。(無期限活動休止)
2023/03/17 unichan(解散)
2023/03/19 幻色シアター(閉館)
2023/03/21 あいたいね!(解散)
2023/03/22 くるる(解散)
2023/03/22 HOWL BE QUIET(解散)
2023/03/25 AioN(解散)
2023/03/25 スリジエWEST(解散)
2023/03/25 For Tracy Hyde(解散)
2023/03/26 神弐(解散)
2023/03/26 東京OBP(解散)
2023/03/26 愛乙女☆DOLL(現体制活動終了)
2023/03/27 Lovelys(解散)
2023/03/27 RALF(解散)
2023/03/31 JILLASTED(解散)
2023/03/31 VOYZ BOY(解散)
2023/03/31 松千(解散)
2023/03/31 Run Girls, Run!(解散)
2023/04/01 まなみのりさ(解散)
2023/04/02 ひつじ三角形(解散)
2023/04/02 Yamakatsu(解散)
2023/04/03 コレって恋ですか?(解散)
2023/04/08 CHiCO with HoneyWorks(活動休止)
2023/04/11 哀愁TOモメンタム(解散)
2023/04/15 B.O.L.T(解散)
2023/04/16 レオンクロニクル(解散)
2023/04/19 Non Stop Rabbit(解散)
2023/04/20 INNOSENT in FORMAL(解散)
2023/04/25 Exotic Prade-エキパレ-(活動休止)
2023/04/27 ジキル☆ハイド(解散)
2023/04/30 Flomage Bullets(解散)
2023/05/05 君に恋をした。(解散)
2023/05/05 HULLABALOO(爆死)
2023/05/09 空想キャリブレーション(解散)
2023/05/10 あたまのなかは8ビット!?(解散)
2023/05/14 セカイイチ(無期限活動休止)
2023/05/14 BOYSGROUP(解散)
2023/05/14 Ra*papillon(解散)
2023/05/19 Lycoris Radiata(解散)
2023/05/20 Anthology(解散)
2023/05/20 クロスノエシス(無期限活動休止)
2023/05/20 1st☆kiss(解散)
2023/05/21 Calmera(活動休止)
2023/05/21 10tacion(解散)
2023/05/28 カワラン!(活動終了)
2023/05/28 POMUM(解散)
2023/05/29 CIRGO GRINCO(解散)
2023/05/30 Z2A3(解散)
2023/06/04 TokyoStory(解散)
2023/06/05 ダンシングシンデレラ(解散)
2023/06/17 YUENI(解散)
2023/06/24 ラストクエスチョン(終幕)
2023/06/25 パピロジェ(解散)
2023/06/29 ↑ANiMO↑(解散)
2023/06/29 BiSH(解散)
2023/06/29 FariaClown(解散)
2023/07/02 Lila Gray(解散)
2023/07/14 NELN(無期限活動休止)
2023/07/15 蟻(解散)
2023/07/15 リリスリバース(解散)
2023/07/16 まるっとめでたい。(活動終了)
2023/07/20 Pulse Factory(解散)
2023/07/21 君とkissする5秒前(解散)
2023/07/23 WOMCADOLE(活動休止)
2023/07/24 ふぇありーアクセ(解散)
2023/07/29 Amazing Story(解散)
2023/07/29 きみかが!(解散)
2023/07/29 BXW(無期限活動休止)
2023/08/01 美味しい花嫁(プロジェクト終了)
2023/08/04 みんなのこどもちゃん(解散)
2023/08/06 innes(解散)
2023/08/06 On the treat Super Season(現体制終了)
2023/08/10 gato(解散)
2023/08/12 MuMo°(解散)
2023/08/13 代代代(活動終了)
2023/08/18 PAN(無期限活動休止)
2023/08/20 鏡界性_ぴゅろてぃずむ(解散)
2023/08/26 男闘呼組(解散)
2023/08/31 Tajyusaim Boyz(実質解散)
2023/08/31 MoLse(解散)
2023/09/01 DER ZIBET(活動予定白紙)
2023/09/02 ケミカルエックス(解散)
2023/09/03 アリス九號.(活動“凍結”)
2023/09/03 溺れる愛デンティティ(永眠)
2023/09/03 ブリオガジャ(解散)
2023/09/03 Youplus(解散)
2023/09/09 おやすみホログラム(現体制活動終了)
2023/09/10 ねむりーぷ(解散)
2023/09/18 STA*M(解散)
2023/09/20 nano hand nation(解散)
2023/09/21 cro-magnon(活動休止)
2023/09/24 オレンジの片割れ(解散)
2023/09/26 Happiness(解散)
2023/09/26 マニマニ(解散)
2023/09/28 ユレニワ(解散)
2023/09/30 エーデルワイス(解散)
2023/09/30 SUNBEAMS(活動休止)
2023/09/30 KNOCK OUT MONKEY(活動休止)
2023/09/30 民族ハッピー組(消滅)
2023/10/05 LOOP H☆R(解散)
2023/10/06 99%LOVER(解散)
2023/10/08 芯辣melt(解散)
2023/10/08 鳥 very bird(解散)
2023/10/09 EGOIST(活動終了)
2023/10/13 XuXu(解散)
2023/10/14 GTRA(現体制解散)
2023/10/15 IDOLATER(解散)
2023/10/15 ギャンビーノ×2(解散)
2023/10/18 Full Tune(解散)
2023/10/22 きみとのワンダーランド(解散)
2023/10/23 HINAGIKU.(解散)
2023/10/27 名無しのアイドル(プロジェクト中止)
2023/10/28 アノミニティ(解散)
2023/10/29 ベル(解散)
2023/10/30 ディノゾール(解散)
2023/10/31 さくらシンデレラ(活動終了)
2023/10/31 B.K.S.N(解散)
2023/11/04 Zsasz(解散)
2023/11/11 電撃パラレル(解散)
2023/11/12 プラニューム(解散)
2023/11/14 GE+IM(活動休止)
2023/11/16 COWCITY CLUB BAND(解散)
2023/11/29 ばっぷる(解散)
2023/12/04 VMNW(解散)
2023/12/05 The Birthday(活動終了)
2023/12/09 空想委員会(解散)
2023/12/10 BUZZ THE BEARS(無期限活動休止)
2023/12/11 暁のアリア(終幕)
2023/12/15 LEARNERS(活動休止)
2023/12/16 あんだーばー(解散)
2023/12/16 vmate.- ちぇっくめいと -(解散)
2023/12/16 FaM(解散)
2023/12/18 己龍(無期限活動休止)
2023/12/20 Develop One's Faculties(活動終了)
2023/12/21 ROOM 0205(無期限活動休止)
2023/12/22 君がくれた瞬間(解散)
2023/12/23 A RARE+(解散)
2023/12/23 群青の世界(現体制活動終了)
2023/12/23 ROOT FIVE(活動休止)
2023/12/25 冥土ノ土産(解散)
2023/12/29 Pimm's(無期限活動休止)
2023/12/29 Melty adorable(解散)
2023/12/30 SiLENT←NOiSE(解散)
2023/12/30 ひめキュンフルーツ缶(解散)
2023/12/31 雨上がりのラプソディ(活動終了・解散)
2023/12/31 なにわキャッツ(解散)
2023/12/31 POP CANDY(解散)
2023/12/31 未来サプライズ(現体制活動終了)

2024/01/07 幻のポイッ(解散)
2024/01/08 MERRY CUTE(解散)
2024/01/13 FAKY(活動休止)
2024/01/18 MiiS(解散)
2024/01/21 ぶどう党(解散)
2024/01/25 Houts(解散)
2024/02/04 ツユ(活動休止)
2024/02/06 RONLON(解散)
2024/02/16 コロナナモレモモ(活動終了)
2024/02/19 BAD HOP(解散)
2024/02/XX UCHUSENTAI:NOIZ(無期限活動休止)
2024/02/XX erewhon(解散)
2024/02/XX 眩暈SIREN(解散)
2024/03/03 cana÷biss(活動終了)
2024/03/08 D(活動休止)
2024/03/09 おとといフライデー(活動終了)
2024/03/10 ぶえ(解散)
2024/03/12 chuLa(全員卒業)
2024/03/20 the chef cooks me(活動終了)
2024/03/24 亜無亜危異(活動禁止)
2024/03/31 CUBERS(解散)
2024/03/XX パラディーク(解散)
2024/04/08 buGG(解散)
2024/05/25 ircle(無期限活動休止)
2024/06/XX tipToe.(活動終了)
2024/10/XX Z.O.A(解散)
2024/11/24 刹那ミーティア(解散)

では、よいお年を。

2023年のTSUTAYAの閉店は約130店舗だったこと

年末ですので、恒例のをやっておきます。
2023年もTSUTAYAの閉店は130店舗強というあたりでした。

01/09:TSUTAYA 東根店(山形県)
01/09:TSUTAYA 鶴見緑店(大阪府)
01/13:平和書店 TSUTAYA 松ヶ崎店(京都府)
01/15:TSUTAYA 高麗川店(埼玉県)
01/15:TSUTAYA 三好店(愛知県)
01/15:TSUTAYA フジグラン緑井店(広島県・書籍専門店へ移転)
01/15:TSUTAYA 松山インター店(愛媛県)
01/16:TSUTAYA 三軒茶屋店(東京都・CD取扱終了)
01/22:TSUTAYA 新所沢店(埼玉県)
01/22:TSUTAYA セブンタウン小豆沢店(東京都)
01/22:TSUTAYA 蛍田店(神奈川県)
01/23:TSUTAYA 錦糸町店(東京都)
01/31:TSUTAYA 柏青葉台店(千葉県)
01/31:TSUTAYA 明文堂 魚津店(富山県)
01/31:TSUTAYA 和泉26号線店(大阪府)
01/31:TSUTAYA 己斐本町店(広島県)

02/05:WonderGOO TSUTAYA 三郷店(埼玉県・WonderGOO単独名義に)
02/05:蔦屋書店 稲城若葉台店(東京都)
02/05:TSUTAYA 古賀店(福岡県)
02/12:TSUTAYA 松森店(宮城県)
02/12:TSUTAYA 相馬店(福島県)
02/12:TSUTAYA 明文堂 能登七尾店(石川県)
02/12:TSUTAYA 明文堂 能美店(石川県)
02/12:TSUTAYA 東三国駅前店(大阪府)
02/19:TSUTAYA 亀有店(東京都)
02/19:TSUTAYA 名谷駅前店(兵庫県)
02/20:TSUTAYA おゆみ野店(千葉県)
02/26:TSUTAYA 下呂萩原店(岐阜県)
02/26:TSUTAYA 三方原店(静岡県)

03/05:TSUTAYA 沼津学園通り店(静岡県)
03/05:TSUTAYA WILL 三津店(愛媛県)
03/05:TSUTAYA 川之江店(愛媛県)
03/08:TSUTAYA 仁井田店(秋田県・CD取扱終了)
03/10:TSUTAYA ココアドバンス有家店(長崎県)
03/12:TSUTAYA 泉古内店(宮城県)
03/12:蔦屋書店 多摩永山店(東京都)
03/12:TSUTAYA 夙川店(兵庫県)
03/12:フタバ図書 TSUTAYA 岩国店(山口県)
03/27:TSUTAYA 医大通り店(佐賀県)
03/31:TSUTAYA 坂下店(福島県)
03/31:TSUTAYA 米沢相生町店(山形県)
03/31:TSUTAYA 四日市店(三重県)
03/31:TSUTAYA 楠木店(広島県)
03/31:TSUTAYA 防府店(山口県)
03/31:TSUTAYA AVクラブ 清水バイパス店(熊本県)
03/31:TSUTAYA 宜野湾上原店(沖縄県)

04/02:ブックエース 見和店(茨城県)
04/02:TSUTAYA 長居駅前店(大阪府)
04/09:TSUTAYA あざみ野店(神奈川県)
04/09:TSUTAYA 東浦店(愛知県)
04/16:TSUTAYA ブックセンター名豊 大府店(愛知県)
04/20:TSUTAYA 十三店(大阪府)
04/23:TSUTAYA 涌谷店(宮城県)
04/23:TSUTAYA 三鷹新川店(東京都)
04/28:TSUTAYA 川俣店(福島県)
04/30:TSUTAYA 久喜店(埼玉県)
04/30:TSUTAYA 羽村店(東京都)
04/30:TSUTAYA 甲西店(滋賀県)

05/07:フタバ図書 TSUTAYA アルティアルパーク北棟店(広島県・CD取扱終了)
05/07:TSUTAYA 若里店(長野県)
05/07:TSUTAYA 瀬戸共栄店(愛知県)
05/07:TSUTAYA 前原店(福岡県)
05/07:TSUTAYA 那覇新都心店(沖縄県・CD取扱終了)
05/14:TSUTAYA 4号せんげん台店(埼玉県)
05/14:TSUTAYA 都城店(宮崎県)
05/20:TSUTAYA 精華台店(京都府)
05/21:TSUTAYA 伊佐店(鹿児島県)
05/28:ヨシヅヤ津島北テラスTSUTAYA 新津島店(愛知県・CD取扱終了)
05/28:TSUTAYA 清水春日店(静岡県)
05/31:TSUTAYA 鶴ヶ島店(埼玉県)
05/31:TSUTAYA 豊田高橋店(愛知県)
05/31:TSUTAYA 具志川店(沖縄県)

06/04:TSUTAYA 亀岡店(京都府)
06/11:TSUTAYA 益子店(栃木県)
06/18:TSUTAYA 十日町店(新潟県)
06/18:TSUTAYA 八尾老原店(大阪府)
06/18:TSUTAYA 安芸府中店(広島県)
06/25:TSUTAYA 深大寺店(東京都)
06/29:TSUTAYA 神辺店(広島県)
06/30:TSUTAYA みどりが丘店(埼玉県)
06/30:TSUTAYA 砺波店(富山県)
06/30:TSUTAYA 陣屋西店(愛媛県)
06/30:TSUTAYA 水俣店(熊本県)

07/06:TSUTAYA 武蔵小金井店(東京都)
07/17:TSUTAYA ふじみ野駅前店(埼玉県)
07/17:TSUTAYA 小千谷インター店(新潟県)
07/17:TSUTAYA 倉吉中央店(鳥取県)
07/19:TSUTAYA 本宮店(福島県)
07/23:TSUTAYA 光が丘店(東京都)
07/23:TSUTAYA AVクラブ 次郎丸店(福岡県)
07/27:平和書店 TSUTAYA 太秦店(京都府)
07/30:TSUTAYA 宇都宮駅東口店(栃木県)
07/30:蔦屋書店 千曲屋代店(長野県)
07/30:TSUTAYA 相良店(静岡県)
07/31:TSUTAYA 岐阜オーキッドパーク店(岐阜県)
07/31:TSUTAYA 津島モール店(岡山県)
07/31:TSUTAYA 中間店(福岡県)

08/06:TSUTAYA 高槻店(大阪府)
08/17:TSUTAYA やまとまち店(宮城県)
08/27:TSUTAYA 港南丸山台店(神奈川県)
08/31:TSUTAYA 夏見台店(千葉県)
08/31:TSUTAYA いまじん白揚 瑠璃光店(愛知県)
08/31:TSUTAYA 上小田井店(愛知県)
08/31:TSUTAYA 潮江店(高知県)
08/31:TSUTAYA 山内店(沖縄県)

09/03:TSUTAYA 宇都宮戸祭店(栃木県)
09/03:TSUTAYA 石神井台店(東京都)
09/03:TSUTAYA 環2下永谷店(神奈川県)
09/10:TSUTAYA 岩見沢店(北海道)
09/10:TSUTAYA 横手店(秋田県)
09/30:TSUTAYA 須崎店(高知県)
09/30:TSUTAYA 共立大前店(福岡県)
09/30:TSUTAYA 吉野店(鹿児島県)
09/30:TSUTAYA 壺川店(沖縄県)

10/08:フタバ図書 TSUTAYA MEGA中筋店(広島県・CD取扱終了)
10/23:TSUTAYA 藤原台店(兵庫県)
10/29:TSUTAYA 柳町店(静岡県)
10/29:TSUTAYA 玉造駅前店(大阪府)
10/30:SHIBUYA TSUTAYA(東京都・改装一時閉店)
10/31:TSUTAYA 大館店(秋田県)
10/31:TSUTAYA 大正千島店(大阪府・レンタル終了)
10/31:TSUTAYA 美里店(沖縄県)

11/12:TSUTAYA メラード大和田店(大阪府)
11/15:今井書店 学園通り店(島根県・レンタル終了)
11/19:TSUTAYA 余市店(北海道)
11/30:ブックマート 伊豆高原店(静岡県)
11/30:フタバ図書 TSUTAYA GIGA五日市店(広島県)
11/30:TSUTAYA 与那原店(沖縄県)

12/03:蔦屋書店 多賀城市立図書館(宮城県・レンタル終了)
12/03:TSUTAYA 赤羽店(東京都)
12/03:TSUTAYA 浜北店(静岡県)
12/07:TSUTAYA 浅草ROX店(東京都)
12/10:TSUTAYA 鹿嶋宮中店(茨城県)
12/10:TSUTAYA 稲毛店(千葉県)
12/10:TSUTAYA 大崎駅前店(東京都)
12/10:TSUTAYA 玉出店(大阪府)
12/17:TSUTAYA 千葉寺店(千葉県)
12/17:TSUTAYA 安東店(広島県)
12/27:TSUTAYA 伊予店(愛媛県)
12/30:TSUTAYA 聖蹟桜ヶ丘店(東京都)
12/31:TSUTAYA 愛甲石田店(神奈川県)

TSUTAYA 羽村店(4/30閉店)

上記ではCD/DVDの販売またはレンタルの取り扱いをやめた店舗も含んでいるために140くらいの数はあります。
が、書籍と文具のみでも「TSUTAYA」名義が残っている店舗もありますので、それを踏まえると「閉店」は130店舗くらい、という塩梅です。

一方開店はだいたいこんな感じ。
03/08:TSUTAYA BOOKSTORE 海老名店
05/27:TSUTAYA BOOKSTORE 常総インターチェンジ
09/30:TSUTAYA 尼崎つかしん店
09/30:TSUTAYA BOOKSTORE サンリブ三ヶ森
10/17:TSUTAYA デイズタウンつくば店
11/22:TSUTAYA BOOKSTORE 福島南
12/01:TSUTAYA Trading Card 錦糸町店

販売はおよそ書籍・文具あたりですが、TSUTAYA デイズタウンつくば店だけは、先日お伝えしたように、レコードレンタルまで取り扱う、ガチのTSUTAYAです。

また、TSUTAYA Trading Card 錦糸町店は、トレカの専門店。
レンタルの一部を撤収して空いた場所をトレカ販売やデュエルスペースとするパターンはフランチャイジーでは過去からありましたし、直営でも西五反田店がそんな感じでしたが、まさかの専門店オープンです。

また、専門店化ではないのですが、山梨県のTSUTAYA 甲府荒川店は、店舗の床面積の半分がたをジム&ヨガのスペースにして、屋号を「TSUTAYA Conditioning」として看板ごと架け替えたりしています。

もう何か、生きるのに必死といった感じです。

ということで、今年のTSUTAYA関連のトピックをかいつまんで。


トップカルチャー、レンタル全撤収を諦める

2021年7月に「2023年12月までにレンタル業態から全撤収する」と宣言した、最大手フランチャイジーのトップカルチャーですが、無理でした。
現段階で10月に確認したこの状況からほとんど変わっておりません。
横浜市の蔦屋書店 青葉奈良店に至っては、一度レンタルを全撤収したものの、数か月後に復活したりとか、割と迷走気味。

レンタル撤収の発表時に、代替として
・SHARE LOUNGE
・特撰雑貨文具ジャンルの拡大
・話題性の高いテナントリーシング
を挙げていましたが、先日発表された10月期の決算の赤字っぷりを見るに、先にレンタル撤収した店舗の代替がまるで上手くいかず、先に進みようがなくなっている状況と察します。

ただ、CCCが日販と一蓮托生となることを選択した一方、一方トップカルチャーはトーハンが筆頭株主になりました。
こうなってしまうと、この後今の状態のままずっと続くとも考えにくく、レンタルどうこう以前に「蔦屋書店」の看板がどうなるのか、というレベルで先行きが不透明です。


フタバ図書の粛清、始まる

広島を拠点に総合書店を展開していたフタバ図書ですが、2021年に実質CCC傘下になりました。
十数年前に近い形でTSUTAYAのグループになったすみやは、割と早々に不採算店や既存のTSUTAYAと商圏が被る店を閉店していたため、今回のフタバ図書もだいたい同じことになるのだろうと思っていたら案の定でした。
2022年は宇品店の1店のみでしたが、今年は4店舗閉店か業態の変更。

03/12:フタバ図書 TSUTAYA 岩国店(山口県)
05/07:フタバ図書 TSUTAYA アルティアルパーク北棟店(広島県・CD取扱終了)
10/08:フタバ図書 TSUTAYA MEGA中筋店(広島県・CD取扱終了)
11/30:フタバ図書 TSUTAYA GIGA五日市店(広島県)

アルティ店と中筋店は書籍専門店としては生き残りますが、レンタルだったスペースは駿河屋になったり、インドアゴルフ練習場になったりです。


沖縄県のTSUTAYA、1年で半減

沖縄県内でレンタルができるTSUTAYAは、今年の初めには14店舗あったのですが、すごい勢いで閉店して現存7店舗にまで減少。
今年の閉店は以下の通り。

03/31:TSUTAYA 宜野湾上原店*
05/07:TSUTAYA 那覇新都心店(CD取扱終了)
05/31:TSUTAYA 具志川店*
08/31:TSUTAYA 山内店*
09/30:TSUTAYA 壺川店
10/31:TSUTAYA 美里店*
11/30:TSUTAYA 与那原店

「*」が付いた店は全て同じフランチャイジーというのが主因です。
ヴィアンという、沖縄県内と首都圏にTSUTAYA店舗を持っていた企業ですが、同時期に首都圏の店舗も撤収し、完全にTSUTAYA稼業から足を洗っています。

04/30:TSUTAYA 羽村店(東京都)
05/31:TSUTAYA 鶴ヶ島店(埼玉県)
08/31:TSUTAYA 夏見台店(千葉県)

ヴィアンはミスドやモスバーガー等のフランチャイジーでもあるのですが、つまりそっちの飲食系に集中すべくTSUTAYAは全店閉店という判断をした、ということですね。賢明です。
一昔前なら、そういう判断をしたフランチャイジーの店舗を他のフランチャイジーが引き受けることが割と普通にあったのですが、もうこういうご時世そういうわけにはいかず、結果として沖縄県半減。

TSUTAYAがすごい勢いでなくなっている地域と、まだ割と頑張っている地域との差がここんとこ相当に顕著になっていますが、その地域のフランチャイジーの経営状況であったり根性であったりの、割と合理的ではない理由だったりします。
そういう地域ごとのあれこれはまた追って。

とりあえず来年初めは北摂がヤバい。

第74回紅白歌合戦の歌唱曲のこと

今日、紅白の曲順が出たわけですが、一旦無視して歌唱曲について。
例年行っている、歌唱曲のリリース年とCD(レコード)売上を。
アルバム楽曲、C/W曲、配信のみの場合はその旨書いていますが、さすがにCD売上だともう見えないところも多いので、
「#」の後の数字はビルボードHot100の年間順位、一番右の枠には同じくビルボードの「年間アーティスト100」の順位を入れてみました。
MAN WITH AMISSIONとmiletは、歌唱曲がそれなので、「MAN WITH AMISSION×milet」名義の順位で。

毎度言っていますが「老若男女に広く親しまれている今年のヒット曲」なんてものはもうこの世に存在していない、ということは前提。

それを踏まえて、元々は「今年売れた曲が一堂に会する場所」であった紅白歌合戦ですが、実はずっときちんと「売れている」人を連れてきているわけです。割と。
ビルボードの「アーティスト100」は、CDからDLからストリーミングからの総合で「最も売れている人」のランキングになっているわけですが、ベスト5のうち4人は連れてきています(入ってないのは4位のVaundy)。

CDを売っている人も連れてきているし、テレビでよく見る人もネットで人気の人もいるし、演歌のスターもいるし、70年代のアイドルも80年代のアイドル的存在も、Z世代に受けている人もいる。
そういう各所でヒットしている人たちを満遍なくチョイスした結果、全体としてものすごく中途半端になるわけです。
ただ、もうNHKとしてはそういうやり方を選択するしかない、ということも理解できます。

というか、こうやって俯瞰してみて、1ジャンルを見たときに一番中途半端なのは演歌勢じゃないかと思います。
正味、現在に至る演歌という音楽は、既にGSやフォークもあった時代にできあがった歌謡曲の1ジャンルに過ぎないわけで、ファンのコア層は70歳台後半以上でしょう。
1970年に20歳だった人は今年73歳。GSやフォーク、その後に続くニューミュージックのファンという方がむしろ多いかもしれません。

で、その頃演歌を好きで聴いていた人で、今も「演歌」というジャンルを好んで聴き続け、新たにデビューする若手もキャッチアップしています、という人がどれだけいるのかと考えると、そんなのもう一握りもいない。
そんな「演歌世代」にとってのスターであったサブちゃんも五木ひろしも森進一も都はるみも退場した今、恐らく石川さゆりが最後の牙城。
そりゃ「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」のローテーションにもなります。
「ダメ男数え唄」を歌うという選択肢は、「彼女が何故出場するのか」を考えれば、そもそもあり得ないでしょう。

そして彼女以外の演歌勢は、とりあえずジャンルとして確認できるくらい残ってはいるものの、カバーを歌うとか、凝った衣装とか、けん玉とか、本質ではないところで訴求するしかないのですが、そうやって印象付けて「知っている人が歌を歌う」という環境を作っていくしか、もうやりようがないというか。
男性演歌・歌謡曲ジャンルで2023年に最も売れたのは純烈で、次は山内惠介ですが、その次は真田ナオキ。個人的には彼に出場してほしくてたまらないのですが、紅白において最も大切なのは「知っている演歌の人が出ている」ことなので、彼が出ることは今後爆発的なヒットを飛ばす以外にないと思います。

正直なところ、演歌全盛期を支えた大御所の作詞家作曲家の先生方がおよそ鬼籍に入る頃には、ジャンルとしての演歌勢も紅白からいなくなってしまうのではないか、と考えます。
紅白が今のままいられる限界とどっちが先か、という気もしなくはないですが。

ということで真田ナオキの今年の勝負曲「酔えねぇよ!」、爆発的に売れてほしいです。

<12/27追記>
表、MISAMOが抜けていましたので追加しました。

2023年ブックオフオンライン年間ランキングのこと

紅白の歌唱曲が出ましたが、その前日に出ていた自分的には重大な事項を先に。
日本最高レベルに地獄度が高いランキング、最新版です。

ウォッチ開始した当時に、ログが残っていた2013年以降を並べています。
過去の方に順位にFが付いているのは、海外ミュージシャンが別枠の時だったり、Jが付いているのは(旧)ジャニーズが別枠だったりしたものです。

ブックオフ公式オンラインストア 2023年 年間ランキング(CD)

というわけで、主に1990年代後半から2000年代の、程よくCDが売れていた時代に特に馬鹿売れしていたメジャーどころのCDが20年経っても売って買われてグルグルしているだけの、割と酷いランキングですが、それでもその中から「その年ならでは」を無理やり読み取ろうと努力するのが醍醐味です。

キンプリは去年1stアルバムが7位に入っていましたが、今年は5人時代の最終アルバムが1位に。
これはアルバム収録曲「ichiban」が紅白をはじめ割と多くのTV番組で披露されたことと、やはりメンバー脱退前のメモラビリア的に購入された方が多かったのだろうと予想します。

あと、このランキングで上位に入る重要な条件として「ニーズを満たすだけのそれなりに潤沢な在庫がある」というのがあるのですが、これ正味、5人時代に推していた方の一部が脱退に伴って放出されたという事例がそこそこあったのではないかと想像します。

2位のB'zは、今年は新曲も出て大型のツアーもありましたが、それよりもラグビー等のスポーツ大会中継での楽曲露出が大きかったんじゃないかなと思います。
その他昨年から大きく上がっているのは、ビートルズは新曲関連の報道がすごかったり、ユーミンはベスト盤リリースに伴う大量にテレビ出演したり、そういうところがやっぱり大きいのではないかと。

クイーンはここんとこずっとマスへの露出は多いですが、ビートルズやカーペンターズの方が常に上なのは「音楽の教科書に載っているから」という理由が出てきますが、中古盤買う層も考えれば、まあそりゃそうでしょうということで。

ということで、今回一番解せなかったのは今まで入っていなかったモーニング娘。が入っていることです。
25周年記念の流れで、過去メンのマスへの登場が多少多かったような気もしますが、でもよくわからない。

2023年にリリースされた80年代バンド関連音源のこと

先日、New Orderの「Substance」4枚組再発盤を購入したのですが、その他の1980年代関連の音源の中から割と興味深いものを紹介したいと思います。

まず、Various Artistsで。
シンセポップ黎明期のバンド・グループの音源を「リリース年」で括ってCD3枚組というボリュームで出しているヤツ。

Musik Music Musique 1980 The Dawn Of Synth Pop
Musik Music Musique 2.0 1981 The Rise Of Synth Pop
Musik Music Musique 3.0 1982 Synth Pop On The Air

2020年に第1弾「1980年」、2021年に「1981年」、そして今年になって「1982年」が登場。
1983年以降はさすがに多様化もハンパなくなってくるので、ここまでじゃないかと思って3組一気買いしました。

最近こういうコンピ盤というか、50年代から80年代にかけての過去音源で、「何でこんなんがリイシューされてるんや」と思うようなのはだいたいCherry Redレーベルです。

「NME」誌が1986年に、当時の若手バンドの音源をまとめて付録に付けた「C86」という、80年代UK好きには伝説的なカセットがありますが、それを改めて単独リリースしたのもCherry Redですし、その売り上げがよかったのか調子こいて「C87」「C88」「C89」という続編的な独自編集盤までリリースするくらい、こういうの大好きなレーベルです。

ただ、ニューロマンティックをテーマにした盤は、さすがにちょっと無理があるのでこれは買っていません。


New Musik / From A To B - The Sony Years
a-haやNaked Eyes、Captain Sensible等のプロデューサーとして活躍したTony Mansfieldが所属していたバンドの、SONYレーベル在籍時の音源をだいたい全部まとめたヤツです。
過去にはオリジナルアルバム3枚がそれぞれ単体のCDとして再発されていて、その際にボーナストラックとして各アルバムにシングルB面曲等が収録されていたのですが、そこにも収録されていなかった楽曲やヴァージョンもこの4枚組には収録されていますので、これは押さえておくのが吉だと思います。

Modern Eon / Fiction Tales (Expanded Edition)
1970年代末から1981年にかけて活動していたバンドのCD。
正味、音だけ聴くと割ともっさりした垢抜けきらない音ですが、この後界隈で少し流行ることになる「ネオサイケ」的な音を、割と早い時期から出していたその流れではパイオニア的な位置に置いてもいいバンドのひとつでもあるため、1990年代ともなるとアナログ中古はまあまあいいお値段でした。

で、今回のこのCDリリース最大のポイントは「公式初CD化」ということ。2023年なのに。
そのせいか、CDがリリースされた後もアナログの値段がそんなに下がっていないような気がします。まあ90年代や00年代前半のCD化とは状況が全く違いますから。

The Bluebells / In The 21st Century
2023年に突如リリースされたオリジナル・アルバム。「Sisters」が1984年、1992年に日本のみでリリースされた「Second」は、解散によってお蔵入りになった音源をVinyl Japanが掘っくり返して世に出したものなので、公式な2ndと呼んでいいかは微妙。という線で考えると、39年ぶりの公式なオリジナル・アルバムと呼んでもいいヤツです。
バンド自体はちょいちょい再結成してはライブは行っていたので、おかしいことではないなあと思うのですが、惜しむらくは日本盤CDリリースもまたあっていいのですが、現在のVinyl Japan、「Second」を出した頃とは比べようがないほどに元気がないので、もう仕方ないのです。

Depeche Mode / Strane/Strange Too
1988年と1990年にリリースされた、ゴリゴリのアントン・コービン映像なMV集2種がまとめて2 in 1でDVD/Blu-Ray化。VHSが廃盤になって以来の再発ということですので、超久しぶりです。
リマスターだけでなく、アウトテイクも収録されているので、これVHS持っていても買いというか、もうVHSあかんくなっているような気がするので、とりあえず買うか。

「TSUTAYA デイズタウンつくば店」がオープンしたこと

10月17日、茨城県つくば市に「TSUTAYA デイズタウンつくば店」という店舗が新規オープンしました。
2022年10月に閉店したララガーデンつくば店の移転という位置付けとしても捉えられなくはないですが、それでも閉店時期に移転のことは言っていなかったこと、1年の間があったことから「新規オープン」と言ってもいいのですが。
というか公式には2023年4月に閉店した水戸市のTSUTAYA見和店の移転という位置づけらしく。それは無理がある。

で、この新店舗のヤバいところは、「CD/DVD販売」「CD/DVDレンタル」実施の店舗だということ。
各地すごい勢いでTSUTAYAが閉店し、幸いにして移転で再オープンしたとしてもだいたいの場合は「TSUTAYA BOOKSTORE」名義の書籍販売オンリーの店になることがほとんどな中、奇跡の店舗と呼んでもいいレベルです。

ちょっとどんなもんか気になったので、つくばエクスプレスに乗って見に行ってみました。

入り口付近は最近よくあるTSUTAYAと似た感じ。
書籍やCDよりも雑貨が目立ち、入り口横には日本各地の名産品・珍味が並ぶ、「ぬるい久世福商店」「ラインナップを絞り込み過ぎたカルディ」的なコーナーもあります。

が、その奥のCD/DVDコーナーは割と絶好調。
たとえば東京世田谷区のTSUTAYA馬事公苑店のレンタルコーナーは本日をもって閉店したのですが、正直全盛期を思えばすさまじく縮小された末での終了で。
それを考えると2023年のオープン店舗でこの充実っぷりは割とすごい。

そして特筆すべき点がこれ。

レンタルレコード復活。馬鹿じゃねえの。でもマジです。
考えてみれば、音楽のレンタルの法的根拠の大枠は1984年のレコードレンタル時代から変わっていないので、やろうと思ったら普通にできる。
それは間違いないんですけど、今現在の「レコード」流行りは「音楽を聴く」ことが第一の目的ではないので、これどこまでいけるのかと不安にはなるものの、品揃えはだいぶ雑だったので「とりあえずやってみて駄目ならいいか」くらいのノリではないかと思います。
どれくらい雑かというと、The Stranglersであったのが「Black And White」だけだったりとか。もしかしたら他のメジャーなアルバムは貸し出し中だったからかもしれませんが。

閉店が続く日本各地のTSUTAYAですが、フランチャイジーによってはまだまだやる気満々の企業もありまして。
この「TSUTAYA デイズタウンつくば店」をオープンさせたのは、茨城県ではおなじみブックエース。TSUTAYAフランチャイジーの中で今に至ってやる気満々の筆頭です。

それでも、茨城県はWonderGOOが割と危険水域で、そっちのTSUTAYAレンタルの方は相当数が既に撤収しているので、トントンです。

New Order「Substance」のこと

高校生だった自分が、初めて買ったCDがこの「Substance」でした。
リリースが発表され、その収録内容を見て、直ちに親に「そろそろCDプレーヤー買ってくれんか」と土下座をし、試験を頑張って何とか買ってもらうことになり、でもまだ実際プレーヤー買わないうちにこのCDだけは購入して待ち構えていたものでした。
これ、どうしてもCDを買わなければいけない理由があったのです。

そこまで「State Of The Nation」と「Bizarre Love Triangle」は12インチシングルで持っていましたが、それ以前も全部収録されて新曲も入っている盤が、LPは2枚組3500円か3800円で過去のシングルのA面曲12曲収録。片やCDは2枚組5000円でA面曲に加えてB面曲も収録されて24曲。
それ、CD買わないという選択肢はないじゃないですか。なので迷わず土下座したわけです。

で、今回CD4枚組で出た再発盤で改めて聴いて、「Substance」がNew Orderの本質にして名盤だと思ったわけです。

「Substance」までのNew Orderは、シングルとアルバムは別物というスタンスが割とはっきりしていて、オリジナルアルバムはそれはそれで愛聴しているものの、「これが名盤」というずば抜けたものは、自分にとっては正直ありませんでした。

片やシングルは、そのタイミングでのバンドの状況であったり手に入れた機材であったり、その時のこのバンドがダイレクトに反映されていて、だからこそそういうシングルを無造作に時系列に並べた「Substance」には、オリジナルアルバムでもないがベストアルバムでもない、独特の存在感があると、そう思えたのです。

このリリースから後、「Touched By The Hand Of God」「World In Motion」はシングルのみとしてのリリースですが、それ以降はアルバムのリードシングルとアルバムからのシングルカットという、他のバンドと同じような形になり、カップリングも別曲はなくてリミックスのみになったり。
だからもしこの後New Orderとしての「Substance」の続編が出たとしても、それは単なる「シングル集」としてしか捉えられないので、だったらもう盤で出さなくてもプレイリストでいいやという気持ちにもなります。

というか「Substance2」はJoy Divisionのコンピとして何か違う感じで既にリリースされていますし、「Substance III」「Substance V」というタイトルのアルバムはZIN-SAY(電気グルーヴの前身)が勝手にリリースしていますので、混乱を避けるためにもシングル集でもいいからNew Orderが次をリリースする際には「Substance IV」でお願いしたいと思います。