BOOKOFFのアナログ盤販売のこと

世の中の流れに合わせてBOOKOFFでもアナログ盤を積極的に扱うようになって数年経ちます。
自分も割と面白がってできるだけ各地のBOOKOFFを回るようにしています。

ある程度数を回ると何となく癖というか、取り扱い方の店舗ごとの差異のようなものも見えてきまして。

  • 都市型小型店舗の場合、新規でアナログを置くスペースを捻出できないためか、アナログを置いていないことが多い
  • TSUTAYAとの併設店舗の場合、TSUTAYAを潰してBOOKOFF単独とし、それで捻出できたスペースでアナログ扱いを開始する店舗複数
  • ハードオフ併設または近隣にハードオフ店舗がある場合、アナログはハードオフ側に既存のため、BOOKOFF側ではアナログ扱いは行わないことが多い。BOOKOFF側では比較的美品のみ扱い、ハードオフはジャンク扱いのみというパターンも。

BOOKOFFも割とフランチャイジーによって運営されている店舗が多いので、その方針でアナログ取扱いの気合い等が異なっているのも止むを得ません。

元々CDの取扱いでも、割と地域/フランチャイジーで差はありまして。
例えば静岡市の店舗(ハウマッチという企業による運営)では他に比べて8cmシングルCDの扱いに積極的だとか、名古屋の店舗では何となくですが他と比べてやっぱりメタル系の在庫多めじゃないかと思ったり。

BOOKOFFでは原則フランチャイジーを跨いでの在庫の平準化は行っていませんので、90年代USインディーズパンクの品揃えが異常な店とか、INUの「メシ喰うな!」の在庫が他を差し置いてやけに潤沢な店舗があったり。

地域性もきっとあるでしょうし、あと、60-70年代プログレの紙ジャケ再発CDのシリーズ一式がほぼ完璧に揃っている店舗に出くわしたりした際には、どなたかが鬼籍に入られたか配偶者の方にブチ切れられたかどっちかかなと想像したりするのもアリです。

アナログの話。回ったといっても、まだアナログ取扱いが本格化する前から含めても恐らくまだ全国の2割程度かと思います。
それでも、アナログが特にどうかしてると思った店を搔い摘んで。

■BOOKOFF 函館本通店
分類では「中型店舗」ですが、数多の大型店舗を軽くぶっちぎる圧倒的な在庫量。

■BOOKOFF 麻生駅前店
BOOKOFFのアナログ取扱いは割と雑なところも多いのですが、SP盤をこんな雑に扱っているのを他で見たことがない。

■BOOKOFF 上野毛店
スペースはさして広くないがものすごい密度。特に7インチは完全に「壁」状態、ルックスの時点で心を折りに来ます。

■BOOKOFF 甲府下石田店
外看板に「レコード」を大きく掲げた店で中の在庫も看板に恥じずなかなか。でも3月で統合移転のため閉店。移転店舗は相当床面積でかそうなので、そっちは追い追い。

正味BOOKOFFのアナログ盤の値付けは相場と比べると高いです。特に相場では安値のヤツ。
既存の中古盤屋なら100円の箱によく入っている7インチが300円とか500円とか。3枚1000円コーナーによくあるLP盤が720円とか。
ただ、そんな盤の中に「世の中にあんまり出回っていないけどそもそも需要がないので安い盤」というものもありまして、「こんなの他で見たことないわ」という盤が、店の数も多いだけに適当に回っているとそれなりに出てきます。

そんな「見つけた」感を味わうために、週末ごとに出かけていまして、今日も関東近郊数店舗回りましたがアナログについてはいまいちでした。
しかし、CDの方で乙女フラペチーノ(おとといフライデー)のオリジナル路線前のカバーシングルとあべみかこのCDシングルを入手したので、これはこれでよしとします。