冬季五輪のテーマソングのこと

冬季五輪が始まりましたが。
クソ寒い中バッハが相変わらず長話して時間押したり、夏の東京に続いて置きに来たようなタイミングで「イマジン」かかったり、今回ももにょもにょした気持ちで見ていたのですが。

で、夏に各局の「五輪テーマソング」を確認しましたので、冬もやってみます。
夏の「民放共通のテーマソング」であった桑田佳祐楽曲は、五輪開催延期に伴ってリリースまで延期していたもので、いつまでも使えるものでもありません。
ですので、今回は各局それなりに自前で準備してくるかと思ったのですが、蓋を開けたら何とも言えない感じでして。

■NHK
milet「Fly High」(SME Records)

■日テレ
KAT-TUN「CRYSTAL MOMENT」(J Storm)

■テレ朝
特になし?(ダイジェスト等の関連番組では、夏季五輪と同様「CANDO by TEAM SHUZO」を使用)

■TBS
Ado「マザーランド」(UNIVERSAL)

■テレ東
広瀬香美「君にセレナーデ」(Muse Endeavor Inc.)

■フジ
関ジャニ∞「凛」(夏季五輪から継続使用)(INFINITY RECORDS)

こんな感じ。
ただ、Ado「マザーランド」のタイアップの名義は「『TBS系スポーツ2022』テーマソング」、広瀬香美「君にセレナーデ」は「『テレビ東京系列ウィンタースポーツ2022』テーマソング」、関ジャニ∞「凛」は「FUJI Network. Song for Athletes」ですし、「CANDO」に至っては楽曲本体の名義が「松岡修造アスリート応援テーマ」なので、五輪の他にも使い回す気満々で、実際テレ朝とフジテレビは五輪だけで2周目です。

Adoさんの場合、1月26日にユニバーサルから初のフィジカルリリースでもあるアルバムをリリースしていますが、それに伴って声だけではあるものの1月中旬あたりからびっくりするくらいテレビ出演されていますし、この起用にもアルバムのプロモーション的な側面があるのだろうなあ、というあたりも併せて考えると、こういう「お祭り」にもお金を突っ込むことができない程度までには民放はお金がなくなってきているのだな、と思います。

あと、ジャニーズ勢は、キャスターについても日テレは櫻井翔、フジは村上信五と、テーマソングと共に揃えてきています。
今ではテレビ界隈においても過去のような排他的な威力を発揮できなくなっているジャニーズ事務所ですが、やはりこういうキャスティングまわりは圧倒的に強いです。
それでもSMAPも嵐もいない中、そして民放にお金がない今、過去と比べて動くお金の量はどれくらい減っているのだろうと考えると、少ししょんぼりした気持ちになります。景気のいい話が聞きたい。