メジャーチェーンのCD店の店舗数を数えてみたこと(2021)

いろいろとここまでCD販売店のことは言っていますが、過去何回かやっていたものの5年半放置していたテーマがあったので、ここで改めてやってみました。
「メジャーチェーンのCD店の店舗数を数えてみる」、2016年4月以来のカウント実施です。
カッコ内はその2016年4月に数えた数からの増減です。


TSUTAYA:675(-154)
⇒CD販売実施のない店も含めた全店舗数は1061(-328)。

GEO:622(-214)
⇒CD販売実施のない店も含めた全店舗数は1132(-35)。

BOOKOFF:747(-72)
⇒CD販売実施のない店も含めた全店舗数は769(-80)。

Village Vanguard:286(-47)
⇒New Style、ポップアップショップ、海外店舗は除いた数。

タワーレコード:74(-6)
HMV:57(-23)
新星堂:58(-62)
山野楽器:23(-8)
玉光堂:17(-5)
イケヤ:4(-3)
ミヤコ:1(-7)
JEUGIA:5(-1)
バンダレコード:30(+4)
BIG:9(-15)
We's:10(-3)

やっぱ5年ぶりに見ると割とエグい減りっぷりですね。

TSUTAYA、GEO、BOOKOFFはもう妥当。書籍店舗や総合リユース店舗の方がもう「本業」と言って差し支えない状況ですので、いつ「もうCDの販売もレンタルも完全にやめます」と宣言してもおかしくないと思っています。

タワーレコードは本当にここ数年必死に店舗数をできるだけ減らさずに来ておりまして、代わりに新宿店池袋店が減床で大変なんですけど、来たる11月、遂に福岡市東区の香椎浜店が死んでしまうことが決定しまして、これで決壊が始まらないかドキドキしています。
そして本当にダラダラと為す術なく減らしてこんなになってしまった新星堂とか、残るは伊丹に1店舗になってしまったミヤコとかが特にエグいです。

そんな中バンダレコードだけ増やしているのは、これ新星堂がバタバタ死んでいく中でその数店舗分居抜きで入ってオープンさせているためです。
元々はBIGが、そういう他人が残して捨てたのを拾って食うようなことをやりがちなチェーンで、とりあえず拾ってみて本当に食えないとわかった店舗は割と速攻潰すという方針で運営していたのですが、今のBIGは拾わなくなってしまったので後はダメになったところから死ぬだけで、この数。
現在BIGを運営している株式会社音光は、新星堂と同じライザップグループですので、さすがに新星堂の跡地に入るわけにはいきませんし、そもそもは地方都市のショッピングセンターで営業していた小規模なチェーンや個人店舗の跡地に入る形がメインだったのですが、正味そういう店はもう全国探してもほとんど残っていません。

そういう面倒くさい事情もありつつ、2021年こういう感じです。
次はもう少し間を開けずにやってみようと思います。覚えていれば。