「メジャーチェーンのCD店の店舗数を数えてみる」、2014年10月以来1年半ぶりにカウント。
カッコ内は前回からの増減。これまでの通り、TSUTAYA・GEO・BOOKOFFは「CD販売」を行っている店舗のみ。

TSUTAYA:829店舗(-23)
⇒CD販売実施のない店も含めた全店舗数は1389(-22)。

GEO:836店舗(-260)
⇒CD販売実施のない店も含めた全店舗数は1167(-51)。

ブックオフ:819店舗(-25)
⇒CD販売実施のない店も含めた全店舗数は849(-23)。

Village Vanguard:333店舗(-1)
⇒Diner等CD販売のない店舗、海外店舗は除いた数。

タワーレコード:80店舗(-4)

HMV:53店舗(+2)

新星堂:120店舗(-14)

山野楽器:31店舗(±0)

玉光堂:22店舗(-4)
イケヤ:7店舗(-4)(TSUTAYAのFC店舗は除く)
ミヤコ:8店舗(-1)
JEUGIA:6店舗(±0)
バンダ:26店舗(+7)
BIG:26店舗(+2)
We's:13店舗(+2)

今回たまげたのはGEOの新譜CD販売取り扱い店の激減。一時はむしろ増やす方向に行っていたのですが、ここで一気に畳んできました。TSUTAYAは蔦屋書店系へ、BOOKOFFがSUPERBAZZARへ、大型総合中心の業態に進んでいこうという中、GEOは業態こそGEOから2nd STREETという取り扱いの総合化は進めているものの、店舗の大型化はなかなかうまくいっておらず、既存のGEOの中で利益率の低いCD販売は切ってしまう方針というのはわからなくもない。
まあ、そんな感じなんで、TSUTAYA・GEO・BOOKOFFについては今後店舗数が増える未来はあり得ないわけで。BOOKOFFなんかはこんなことになっていますので、今後も集中と選択ハンパないことになりそうです。

タワーレコードはイオンに入っていた店舗の多くがHMVに転換した時にがくっと減りましたが、それ以降概ね80店舗くらいで推移、HMVは逆に経営ヤバかった時にすごい勢いで店舗数減らしましたが持ち直し、新星堂は5年前には150店舗越えていたのがじりじりとここまで減っています。

とりあえず今元気があるのは、いまだにすごい勢いで他チェーンを取り込みながら店舗数を増やしているバンダ、他の大手チェーンが手を出さない新規開店のイオン系列にぶっ込んでいくBIGくらい。それでもBIGは新星堂を引き継いで細々と営業していた四日市店がこの3月に閉店になったり、スクラップ&ビルド激しいです。四日市市、30万人の都市ですがこれで駅前繁華街から新譜CD店消滅しました。そんなもんです。