TSUTAYAやGEOがいよいよ厳しいのに、地方の小規模チェーンが左団扇なはずもなく、各地いろいろ大変そうです。
最近特に厳しいチェーン2選。
広島を拠点としているフタバ図書は、去年の段階でこういうネタをかましておりますが、状況が状況なだけに今年に入ってより一層大変な状況になっております。
01/06:フタバ図書 MEGA岡山青江店
01/13:フタバ図書 ジ アウトレット広島店
01/14:フタバ図書 ゆめタウン黒瀬店
01/19:フタバ 新所沢店
02/11:フタバ図書GIGA 上里店
07/31:フタバ 大南店
08/16:フタバ 東大和店
08/30:フタバ図書 ソフトピア呉店
09/21:フタバ図書 GIGA高陽店
数年前に首都圏でのより強固な足掛かりのために、ドラマから引き継いだ店舗はこれで全滅。
で、CD/DVDの販売・レンタルのみならずネットカフェ業態にも閉店が出現しておりまして、もう聖域なしな感じで。
今年3月には中古CDの買取終了を宣言。これは「この先どうなるかわからんもんの在庫はもう持ちたくないねん」という、フタバ図書の心の声です。
一方、島根県を拠点に山陰に店舗を展開している今井書店。TSUTAYAと提携してCD/DVDレンタルも行っておりますが、正味人口としてはあまり大きくない地方で、同じ領域を商圏にしている中堅レンタルチェーン「アリオン」との競合もありまして、なかなか渋い状況が続いています。
そんな中、「スタジオワンダー」名義で行ってきたCD/DVD販売業をここんとこ縮小を進めております。
02/29:今井書店スタジオワンダー イオン松江店
05/31:今井書店 湖山メディア館(CD取扱終了)
08/23:今井書店AREA
09/22:今井書店スタジオワンダー イオンモール日吉津店
4店舗程度ではありますが、これ以降今井書店グループでCD/DVD販売を取り扱うのは残り3店舗ということになりますので、正味けっこうヤバい。
ただそれでもこうやって「少しずつ縮小」という方針でやっていることが企業としての良心ではないか、とも思ったりもしていまして。
欧米の企業はいきなり「全店舗閉鎖」とか、そうでなくても「全店舗で取扱終了」とかやらかしがちなわけで、こういう状況が「日本ではまだCDが売れ続けている」要因か、それとも良心とかでなく「CDがまだそこそこ売れるから全店閉鎖の判断ができない」のか、卵が先かニワトリが先か。