NUANCE@横浜1000CLUBでのライブのこと

15日は横浜1000CLUBでちょくちょくのヌュアンス。

毎度の話ですが、楽曲がきちんと「よい音楽」である、振付や演出のセンスがよい、というあたりが気に入って2018年頃から継続的に観るようになったグループですが、オリジナルメンバーの頃はチームワークとは無縁の、よく言えばそれぞれが「孤高」の空気感を醸している謎のグループでもありました。悪くは言わないようにします。

それがオリジナルメンバーの残存が最後の1人の川井わかさんになった頃から「チーム感」が観測され始め、2024年の3月に彼女が卒業する頃には間違いなく「1チーム」としてのパフォーマンスを行えるようになりました。

以前のワンマンでは芸人をゲストに呼んだり演出に凝っていたりしたのですが、今年4月のワンマンではそういう演出一切なく、ワンマンの時の恒例であったバンドも置かず、ただひたすらに4人のパフォーマンスだけで場を作ることができていました。

今回も90分ノンストップ、始まってみれば今回も演出なしバンドなし、各メンバーの身体だけで引っ張っていく形でした。

で、前のライブを観た際に「よかったけど今後の伸びしろもある」ということを書いたのですが、本当に伸びた。圧倒的に伸びた。

というか、これまで彼女たちのライブについて書く際には、「前の彼女たちと比較して伸びた、変わった」という形で書いていたわけですが、今回については過去関係なく単体でこれを観たとしても「素晴らしいショー」だと思えるほどのレベルに。

過去のライブでは必須の「アゲ曲」だった「タイムマジックロンリー」も「セツナシンドローム」もセトリから外し、各メンバーのソロ曲も披露しながら、それでもメンバーの気迫が伝わるくらいの場のテンションに、ガンガン気持ちを持っていかれる。

ラスト前、「highlight」後半の爆発的なパフォーマンスには本気で鳥肌立ちました。

何でそこまで伸びたのか、「前との比較」で考えてみると、各メンバーの地力が確実に上がっています。

歌については「長」であるところの恭美さんが圧倒的だったのですが、彼女は相変わらず圧倒的にしても、他の3人の成長が著しい。特に最後に加入した桃子さんは正直割と歌については不安定な部分があったのですが、今回はソロ曲もよかったし、あと恭美さんと桃子さんの2声ユニゾンが「音」として大変に耳に心地いい。

振付についてもシンクロダンスのシンクロ率のレベルや、ばちっと決めた時の「圧」が、過去とは段違い。

伸びるとは思っていましたが、半年ちょっとでここまで行くのか。
考えてみれば、現体制になった2024年3月にわかさんが卒業したタイミングが本当のスタートラインだったのかもしれません。
まだ伸びるのか。楽しいぞこれは。

今回のライブはROAD TO ニューヨコハマと銘打ち、2年後に横浜アリーナでライブをするという、割と無茶な目標を掲げたのですが、このまま伸びればもしかしたらもしかするかもしれない。

どれだけ地下で評判になっても、オールドメディアでフックアップされなければ、アリーナレベルまで動員を伸ばした事例は過去にほぼない、というのが定説ではありますが、いろんな情報伝達手段も変わり続ける世の中、何があるかわからない。

とりあえず、もっと伸びろ。

それと、1000CLUBは見やすくて大変にいい箱なのですが、来年9月で閉館。
あと何回来れるでしょうか。