11日はTV GIRLの初来日公演。

言われてみれば今まで来たことなかった。
割とコンパクトなアジア太平洋ツアーのファイナルで、日本は東京のみですが、他の国もそれぞれ一発のみ。
11/21:ホノルル
11/27:マニラ
11/30:ジャカルタ
12/01:バンコク
12/03:シンガポール
12/07:香港
12/09:台北
12/11:東京
迷っているうちにチケットは完売になっていたのですが、友人から「Franz Ferdinandと被った」というメッセージが来たので、スマチケ転送してもらう。そういうのは神の思し召しと判断して可能な限り引き取る方針で生きています。
何か最近よく来ている気がする神田スクエアホール。
入場待ちの人たちを見てそのあまりの女性の多さにビビる。しかも若い子が多い。
最近になって10年以上前の楽曲「Lovers Rock」がTikTokでバズって、この来日公演の告知動画もTikTokに乗っかっていたようなのですが、そのせいか。
さすがLIVE NATION。
こういうユニットの場合、自分の中では音源の音をなぞるタイプより、完全に超高性能ダンスミュージックとしてフロアをブチ上げにかかるHot Chipや、浮遊感というかサイケデリアの祝祭と化してオーディエンス全員バカになるTame Impalaが非常に記憶に残っているので、そういう「音源からの飛躍」に期待をしていたのですが、そこは割と音源に忠実でした。
印象的なサンプルを曲のフックにしていることが多いので、そこから外して突っ走ったらその曲ではなくなってしまうから仕方ないのかな、と思いつつ、でもベースとドラムが生なだけあってグルーヴ感は恐ろしく強化されています。
Velvet Undergroundの「Femme Fatale」をドリーミングにカバーするなど、ちょっとした無茶もありましたが、全体的には堅実かつ誠実なライブという印象。
そして若い女の子が多いので、曲頭でその「印象的なサンプル」が鳴り響くと、ほぼ毎曲悲鳴に近い歓声が上がるのが、すごく面白い。結構な頻度でシンガロングも。
アンコールまで引っ張った「Lovers Rock」のあの弦のサンプルが鳴った瞬間の爆発は本当にすごかった。
そんなリアクション、一部のV系バンドといくつかのフェスで観たボーイズグループでしか見たことがない。
そしてこういうファンを多く持っているのであれば「音源をなぞる」タイプのライブが正解だと、理解しました。
でももし彼女たちがTikTok経由でTV Girlという存在を認知したとして、SNSでバズって跳ねる場合、その好意は「曲につく」ことが多く、そのままその1曲だけで途方に暮れてしまうミュージシャンも割と多い中、この会場にいる人たちは、曲を気に入った後、きちんとその音楽を鳴らしている「人につく」形で他の曲もきちんと聴き込んだうえで来ているということを、すごくいいと思いました。
洋楽でのこういう流れを、もっと作っていければいいのにと、素直に思います。
言うても自分はさすがにインスタやTikTokはほぼ触りませんが、XのTLに流れてきたのを聴いてみて、そのままライブのチケットを検索するということも1度や2度ではないので、まだ行けるはずです。
他の周りのおっさんおばさんにも、より頑張るよう促して行きたい所存です。