ゲオホールディングスがセカンドリテイリングになること

日本のレンタルDVD店、単独店舗営業のお店もいくつかありますので、以下だけではないのですが、長崎の地場チェーン「アイドル」もこの6月に最後の店舗が閉店して消滅し、首都圏に広く店舗網を持っていた「ドラマ」も残るレンタルは淵野辺店1店でしかもほぼアダルトのみに。

今さっき数えてみたら所謂「チェーン」のレンタル取扱い店舗数は以下。

ゲオ:890店舗
TSUTAYA:389店舗
三洋堂書店:36店舗
ビデオ1:9店舗
ビデオインアメリカ:5店舗
SUNMUSIC/HYPERBOOK(滋賀):3店舗
レンタルビデオBIG(鹿児島):3店舗
アリオン(島根):2店舗

日本全国で残るは1300店舗と少し。
正直、2025年ということを考えれば「割と残っている」と言ってもいいのかもしれませんが。


そんな中、ゲオの運営企業、株式会社ゲオホールディングスが来年に社名を「株式会社セカンドリテイリング」に変更するという報。

ゲオ桐生店(2025/7/20閉店)

既に主業はセカンドストリートの方ですし、これ「ゲオ」という業態がどうなるのか、割とドキドキしているのですが。

実際、ゲオの閉店ペースはTSUTAYAと比較すると緩やかで、数年前までは新規開店さえ存在していたのですが、年を経るにつれ、閉店ペースが早まりオープンする店は減っていきまして。

以下、こちらで確認できた限りのゲオの閉店数と開店数。移転に伴う開店閉店は外しています。

2016:14(開店16)
2017:17(開店12)
2018:16(開店10)
2019:26(開店9)
2020:37(開店13)
2021:48(開店2)
2022:34(開店3)
2023:34(開店3)
2024:56(開店0)
2025:38(開店0)(7月末まで)

まあ、移転も「既存のゲオをよりよくするために投資します」という方針なので、それなりにゲオという業態に対して前向きな作業なのですが、移転も2024年は1店舗、今年に入ってからは1店舗もありません。
「いつの間にかレンタルをやめて物販のみになっている」「しれっとゲオモバイルに看板を架け替えている」パターンは、私が時々見落としていますが、そういう店舗もあります。

もうTSUTAYAが既に分水嶺は越えていて、あとはフランチャイジーの道なりの経営方針でどこまで走っていけるのか、という状況で既に「終わっている」と言ってもいいくらいなのですが、ゲオの場合どうやってもレンタル以外の展開は無理そうな小規模店舗については2021年頃を中心に相当に粛清完了していますし、前述のとおり「ゲオを名乗っていても物販しかしてない(CD/DVD販売もしていない)」店舗も既にいくつかありますので、直営がほとんどのゲオの場合この社名変更を機に「どこかのタイミングで全国一斉にレンタル終了」の可能性も割とありますし、今のご時世、それはけっこうすぐ来る可能性もあるのではないかと、思っています。そうなると今残っているDVDレンタル店の2/3が消滅です。インパクトでかい。

で、現在の主業のセカンドストリートですが、確かゲオがM&Aか何かでどこかから買ってきたはずだと調べてみたら、1号店は1996年に高松市でオープン、2006年にゲオ傘下に入り、2013年に完全に吸収合併した、という形でした。
それで今完全に主業ですから、企業のタイムラインで考えたら割とギリギリセーフだったんじゃないかと。

で、そのセカンドストリート、1996年に1号店をオープンしたのが「株式会社フォー・ユー」という企業なのですが、ほぼセカンドストリートと並行して手がけていたのが、後に株式会社エーツーに譲渡することになる古書チェーンの「ブックマーケット」であり、さらに多角化で飲食業に手を出した際に、子会社が他企業と共同で立ち上げたうどん店が、今に至る「はなまるうどん」の礎になっていますので、何なのこの企業。