タワーレコード秋葉原店が閉店すること

タワーレコード秋葉原店、2023年1月3日閉店
遂に来たか。

2005年9月16日オープン、当時はヨドバシビル7階のフロアマップで言うと1と2と3の一部、今のTHE SUIT COMPANYとダイソーのフロアをがっつり占めていたのですが、2016年に同じ階の現在の位置に移転してリニューアル。

リニューアル前は割と頻繁にインストアイベントを開催していたのですが、移転によって店の床面積が半分以下になってしまったためイベントも激減。
正味、錦糸町パルコ店はその減った分をフォローすべく圧倒的にインストアイベントに寄せた形の店舗として2019年3月にオープンしたわけですが、1年もたたずにコロナでイベント停止。
ようやくここんとこはぼちぼち開催できるようになってきたところで、秋葉原の方は閉店と相成ったわけです。

こういう時はざくっと見に行く。


タワレコの閉店に先んじて、同じフロアにある書店の有隣堂が閉店することも告知されていたのですが、では7階の全体的な状況はどうなんだ、という点も気になりまして。
各店舗グルグルして見たところ、閉店の告知が出ていたのはタワレコと有隣堂と、端っこにある眼科(フロアマップの4・14・15)の3つの領域。


有隣堂は書店チェーンの中ではまだ「攻めている」方という認識ですし、正味CDの各チェーンも今後また「CDを売りたい」タイプの男子ダンス&ヴォーカルグループが続々出て来ているのを考えると、このタイミングで閉店するというのは単に「売上が悪いから」という理由だけだとは考えにくいです。
契約更新のタイミングで、もっといい条件のテナント候補が現れたと考えるのが妥当かと、そう思います。

ではそんな店はどこなのだ、というのをぼーっと考えたところ、自分の頭では2案。

・TSUTAYA BOOKSTORE
・GU

有隣堂が去った後、コミックやアニメ系以外の普通の書籍雑誌を販売する一般書店でこの地域に残るのは書泉ブックタワーとアトレの三省堂ということになりますが、秋葉原の拠点性を考えればまだ行けるはず。
TSUTAYAは旧来型の店舗に限れば東京の東側はまだ強いのですが、逆に蔦屋書店や小洒落たBOOKSTORE形式の店舗については、GINZA SIX内の割とハードル高げな店舗のみ。日本刀売ってるし。
ここでもう少しカジュアルな地域拠点として入り込んでくるのでは、という予想。

GUは最近では新宿Flags、ルミネ横浜、天王寺ミオ等、割と都市の拠点的な位置にガンガン出店しているような気がしていまして、現在のところ最も秋葉原に近いのは御徒町店ですが、商圏としては異なっていますし、これくらいの距離があれば余裕で出店してくるでしょうという予想。

何にせよ、タワーレコードが去ることで、新譜CD/DVDをメインで扱う店舗は秋葉原から消えます。
アニメショップやアイドル系メインのショップでその範疇は買えますし、ヨドバシカメラ内のソフト売り場でもCD売ってますので、困ることはないと言えばそうなのですが。
秋葉原は街として割と好きなんですけど、行く理由がずんずん減っていきます。アルバにカレーでも食いに行くか。