久々にオリコンチャートを眺めてみたのですが、いろいろ面白ポイントがあったので適当に挙げていきます。
アルバムはジャニを出た錦戸亮を抑えてすとぷりのメンバーころんのソロアルバムが1位。
刀剣乱舞もそうですが、女子の本気の熱狂にはもうどんな属性もかなわないなあ、と改めて思わせてくれます。
4位のヨルシカ、先日ネタにしたCDが入っていない「Type B」は調べてみたところやはり枚数のカウントには入っていませんでした。
さすがに音楽のチャートで音楽を売ってないパッケージをカウントには入れられないのはわかります。わかるんですけど、じゃあ「Type B」って何なの、俺が買ったのはどこにカウントされるの、という気持ちはあります。
6位YOASOBIは、もうCDは完全に店舗から枯渇しているにもかかわらずこの順位というのは、本当にサブスクで聴かれているということ。実際ストリーミングチャートの方を見てみたら15位までに全曲入っているので、実際本当に聴かれているということですね。
そのストリーミングチャートの方では賛否両論の「うっせぇわ」が1位。合算チャートでも3位。
おっさんなのでこういう楽曲を欲するものではありませんが、非常に「今」を感じさせる動きだと思っています。
とはいえ感想としては、歌詞に連ねられる「凡庸」の事例が、婚活を拗らせた女性が言う「普通の人でいいのに」の「普通」っぽい、実際それをクリアしてる人間が世の中にどれだけいるの的なところを敢えて仮想敵にしているのが、本気でそう思っているのか勘違いしているのか歌詞の流れの都合上いたしかたなかったのか、というのを考えるのが楽しかったりとか、最後の方の「アタシも大概だけど」というのが関西人が最後に言うところの「知らんけど」ぽかったりするのが面白いなあ、くらいで。
身内にSNSで聞いても「子供が好んで聴いているが自分はわからん」みたいな声が多く、実際自分も正味共感はしかねるのですが、でも思春期の時分に尾崎豊に傾倒していた自分にこの曲を否定することはできないのです。
この2021年という時代のそういう歌だと、そういう理解で。
ただ、こういう強いメッセージ性を持った曲でも、歌い手のパーソナルは必要とされていない状況は非常に「今」だなあ、と。