今週末のタワーレコード新宿店のこと

土曜にタワーレコード新宿店に行ってみたんですけどね。

タワーレコード新宿店は4フロア構成。
7階は新譜や特集、アニメ系、ジャニーズ系、V系。
8階はJ-POP全般・K-POP・女性アイドル系。
9階は洋楽全般。
10階はアナログ専門「TOWER VINYL」。

で、8階のJ-POPのフロアはエスカレーターで上がると、これまでならいつも新譜を大々的に展開するコーナーになっていて、直近でリリースされた有名どころやタワレコが推している若手ミュージシャンの新譜を置いた什器がずらっと並んでいるのですが、土曜に見たらこんな感じでした。

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シティポップの名作のアナログで再リリースされたヤツと、それ関連の7インチや中古LPが並んでいて。
こういう感じでイベント的にシティポップス系中心にアナログ再リリースするのに乗っかったものなのですが、正直、見た時引きました。
「ああ、いよいよ終わりは近いぞ」という気持ち。
今週はOfficial髭男dismのEPがリリースされていて、先週出た米津玄師もある。もちろん7階では大きく展開されているのですが、8階がこれというのは何ていうか、店舗としてはもう新しいものよりもこっちの方がビジネスになってしまうのか、とも思ってしまうわけです。

一方、7階にはこんな什器。

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NiziUは現状で「プレ・デビュー」という状態で、配信のみで4曲が世に出ているのみで、本デビューはこの秋の予定。
現状レコード屋で売るものなんかないのに、こういうことをしている。秋の本デビューまでに少しでも乗っかっておきたいということなのかもしれませんが、これも今後の店舗の未来の厳しさを暗示しているような気がして、非常にモヤモヤするわけです。

正直、今後の店舗の向かう先が可視化されてしまったような、そんな今の新宿。