CD/DVDのパッケージ販売・レンタルの現在と今後のこと

本日19時頃のタワーレコード新宿店7階。

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金曜日ということもあり、いつもであればだいたいインストアイベントをやっていて人がいっぱいいる時間帯なのですが、当然のように全部中止となり、現在がっつりレイアウトも変更してあって、もう最初から「インストアって何?」レベルの店内状況です。
で、適当にスマホ出して撮ったら、もう誰も写り込んでいないという、それくらいの客入り。

現在大変な状況になっている宿泊、交通、飲食。そしてここらへんは積極的に名指しで避けられることはないにしても、ただでさえもう冴えない感じの業態、外を出歩く人が減ればもう確実に売り上げが落ちるわけで。

そして、今回のこういう状況がけっこうCD/DVDのパッケージ販売・レンタルという業態の首をすごい勢いで締めているのではないかと思います。
単純な話、出歩かず家にいることが推奨されるという状況で暇になれば、それまではCDを買い、DVDをレンタルしていたという人だってストリーミングに移行する可能性が圧倒的に高くなるよね、というだけのこと。

ここ数週間、CD/DVD販売店・レンタル店が閉店するよ、という情報のアウトプット量は正直例年よりも減っています。
が、それは現状がよろしいわけではなく、今の状況に対してチェーン運営企業が全体的な運用をアジャストさせるのに必死で、個々の店についてそういう判断している場合じゃない、ということではないか、と思っています。

今の状況が改善したとして、一度ストリーミングに慣れた人がパッケージに戻ってくるとは思えません。
ということで、改善した後が販売店・レンタル店の正念場ではないかと思います。本当に、再発リマスター盤とか初回限定デラックス盤を買い求めるおっさんおばさん以外は、ジャニーズファンとハロプロファンと演歌ファンとB'zファンしか残らないのではないかという、そんな気さえします。

とはいえ、10年前の私の脳内未来予想図と比較すれば、今の状況であっても正直「随分マシ」ではあるのですが。
遂にマクりに来るのかもしれません。