ミス慶應コンテストの続々報のこと

5月に一報、6月に続報を出した「ミス慶應コンテスト」が2団体で並行開催されていてよくわかんなくなっている件。
「まだ決まってないのかよ」と思われる御仁も多いと思うのですが、両方とも決まってません。決選投票はこれからです。

2018年からやっている方の「ミス慶應コンテスト2019」

今年から立ち上がった方の「ミス慶應コンテスト2019」

改めて申し上げておきますが、この件について「大学が何とかしないのか」ということを仰る方が相変わらずいますが、これは文化祭イベントでもなければ公認企画でもない、大学は全く関係ない案件です。
「ミス慶應義塾」であれば、大学公認の案件か、大学の名前を勝手に使ったという理由で大学側がキレていい案件か、そのどっちかになるのですが、「ミス慶應」なら「ミス昭和」「ミス平成」と何も変わらない、何となく元号を付けてみただけのミスコンです。もしかしたらファイナリストの女の子が特定の大学に集中しているかもしれませんが、それもきっと何となくです。たぶん。
ということでまずは前回からのフォロワー数の変化。

■前からある方
事務局公式Twitter:3,091(+76)
1.堀部佳那美:4,125(+1,433)
2.村中暖奈:8,819(+4,019)
3.増田美咲:5,409(+2,549)
4.佐藤冴夏:5,613(+1,977)
5.浦田直佳:2,641(+1,717)(元々のアカウントは現在も凍結中)
6.岩井彩花:3,607(+1,521)
7.田代麻純:4,971(+2,796)

■今年からの方
事務局公式Twitter:4,040(+535)
1.新野七瀬:7,338(+3,164)
2.森千晴:17,000(+約10,000)
3.山中陽菜:8,962(+3,264)
4.宮崎玲奈:7,172(+2,744)
5.濱松明日香:85,000(+約32,000)
6.里中真菜:6,119(+2,412)

とりあえず今年からの方が前回に引き続きやや強めですが、相変わらず今年からの方の濱松さんは一体何をどうしてこうなっているのかわからない。

で、現状を比較してみると、上記の数的には優勢ではあるものの、何となく窮している感が強く見受けられるのが今年からの方。
サイト見ても協力企業の名前がそこここに見えますし、今もスポンサー募集中。そして6月からクラウドファウンディングも始めました。が、もうすぐ期間は終わるのにびっくりするくらい集まっていない。
と思ってよく見たら、普通のクラウドファウンディングと目標金額の桁が1つ違った。かつリターンを見てみると、まだ本物のタレントにもなっていないファイナリストの女の子のサイン入りTシャツ等、嬉しさも中くらいのものばかり。企業向けの高額パトロンも手が挙がっているのは1本のみ。そりゃあんたこんな分裂開催で安心してスポンサードできますかいな、さっさと一本化しなはれと言いたくもなるかと思いますが、これは文化祭のお遊びイベントではなく真剣なビジネスですから、両団体とも折れるわけにはいきません。

何でファイナリストを5月にお披露目し延々とアピールし、スポンサーを呼び込んでタレントまがいの活動をさせるのか。これは全部企業からお金を集めるためのビジネスですから当然です。
そしてスポンサーが思うように集まらないと見るやクラウドファウンディングを立ち上げ、浪花節全開のお題目を並べるのは、これ要するにスタートアップのベンチャーの社長が金融機関の担当に土下座して追加融資を懇願しているのと絵面としてはだいたい同じです。でもそれでもやるのだ。

とりあえず、前からある方はいろんな手数や数的には勝てていなくても平静を装いつつ粛々と進行し、今年からの方はもう傍目からも七転八倒しつつ何とか形にしようとしている感じ。
分裂しようと、両方ビジネスとして形になれば誰も困らないわけですから、どっちもがんばれ。

で、検索してたらこの2つとはさらに別に湘南藤沢キャンパスの方に「ミス慶應SFCコンテスト2019」というのがあってまた困惑する。
が、こちらは純粋な文化祭イベントのようです。運営の思惑はどうであれ。
SFCは、出身の人に「慶應だっけ?」と聞くと「SFCです」と言われてしまうほど「別」の意識が高くて面白いのですが、俺にとってSFCって言われたらまずスーパーファミコンなので、一瞬「え?」ってなるということは、わかってほしい。