先日、ヴィジュアル系専門CD店の具合がよろしくないことを書いたのですが、その後になってからいよいよもって具合が悪そうになってきたのがZEAL LINK。
元々は新宿・渋谷・名古屋・大阪に店舗を構えていたものの、2013年に新宿店が結構な一等地から高田馬場の路地裏に移転し、それでも4店舗体制を保っていたのですが、今年に入って4月14日に高田馬場店、5月29日に名古屋店が閉店し、そして今週になって6月30日での渋谷店閉店を発表するという急転直下。既にいくつか7月のインストアイベントが決まっていたにもかかわらず、それをすっ飛ばす形で。
4月5月6月と月刊閉店状態です。
残るは大阪のみということになるのですが、大阪店のTwitter見ていてふとこのセールの告知に気付いて、これをもう少し早く知っていたら今の惨状をもう少し早く予想できたかもしれないと思ったわけです。
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— 大阪ZEAL LINK (@osakazeallink) May 13, 2019
是非この機会にご来店下さい!
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このセールは4月下旬から開始され、ゴールデンウィークの終わりと共に終わる予定だったものが今も続いている形ですが、こんな30-70%引きという、ものによっては足が出るレベルの割引率のセールをそんな延々と続けている意味を考えるとおよそお店の気持ちがわかります。
これは「今期の決算での利益」とかそんな先の黒字のことなどどうでもいい、「とにかく今、たった今、少しでも多く現金が欲しいねん」という心の叫びです。その現金がないと自転車操業すらできない、それくらい追い込まれているからこそのセールです。
というか、1週間を切ってからとはいえ、事前に閉店を告知するのはまだ顧客に対する気持ちがあるからです。先日の池袋Brand Xとか、古くは2010年10月に蒸発した札幌のGURUGURUとか、あんな夜逃げ同然に店閉めて音信不通になったりはしないという気概を、ZEAL LINKには感じるのです。
だから、関西のバンギャの皆さんは是非心斎橋に走っていただき、在庫を買い漁っていただければと思います。がっつり現金払いで。もしかしたらまだ間に合うかもしれません。
2012年夏に札幌行った時、GURUGURUの跡地がどうなったか見学に行ったら、こんな感じのまま残されていて、少し笑った後悲しくなったのを覚えています。