RIZAPが期末の業績予想の大幅な下方修正を発表したのが先月14日。
その大きな要因として名指しで晒されたのが、3月に買収されたワンダー・コーポレーションとその傘下の新星堂ですが、その発表以降既に合わせて5店舗の閉店が発表されています。
2019/01/06 WonderGOO 江戸川台店
2019/01/06 新星堂 アピタ千代田橋店
2019/01/14 WonderGOO 波崎店
2019/01/20 新星堂 ベニバナウォーク桶川店
2019/01/27 新星堂 日立店
2018年1年間の閉店数はWonderGOOが4店舗、新星堂も4店舗。で、来年1月だけでこれですから、この先を考えると目も当てられません。
買収した理由として挙げられた「場のシナジー」、つまりWonderGOOの店舗の一部をRIZAPの本業のスタジオにして、両サービス間の相互乗り入れを目論んだということですが、大型店舗しかそういうことはできませんから大きくないと効果は期待できず、新星堂なんてもはや路面店もなくショッピングモール内の小規模テナントばかりですから、正味役立たず。
実際、原則建物大きめのWonderGOOのの中で江戸川台店は最小クラス、ちょっとしたTSUTAYA以下の図体ですからもうこれ使えない。そもそもWonderGOOは茨城県の各市に1店舗は必ずあるんじゃないかと思うくらいたくさんありますので、波崎店は「間引き」と考えるとちょうどいい。
新星堂の日立店は、市内にWonderGOOが2店舗ありますので、別の意味で「間引き」と考えれば合点がいきますし、残りの新星堂2店舗はユニー系モールからの撤退なので、まとめて話したんだろうなと思います。
桶川の新星堂は演歌に特に力を入れていた埼玉県の新星堂の中でも、異常なくらいインストアを企画して頑張っていたのですが、無理なものは無理でした。
この程度で落ち着くとも思えませんから、期末に計上する特損を見極めながら行けるところまで潰しにかかるのではないかとドキドキしています。
ちなみに新星堂はこの1月の3店舗閉鎖で全国100店舗を割り込みます。最盛期には180越えていたはずですのですが随分減りました。それでも「こんな世の中にしては粘ってるじゃないか」とも思ってしまう平成の終わり。CDの時代と平成ってだいたい被るね。