最盛期からどれだけアルバム売り上げが落ちたかということ

歴代アルバム売り上げ上位のミュージシャンの最盛期からどれだけセールスが落ちたか、減りっぷりの確認。
ベスト盤はある意味劇薬であるため、このような比較には不適当と判断し、アルバムCD歴代順位からオリジナルアルバムのみを選び、洋楽を除き、あと同じミュージシャンで複数アルバムが上位にかぶっているのを除き、ミュージシャン単位で20位まで拾いました。
あと、ここ5-6年以上アルバムを出していなかったり、解散していたり、再結成したけどまだアルバム出していなかったり、鬼籍に入られたりしている方も除外。すなわち、globe・華原朋美・CHEMISTRY・CHAGE&ASKA・ZARD。
そして直近のアルバムの売り上げを拾った上で、最盛期の何%かを算出した次第。

直近のアルバム名の後ろの*は、iTunesでアルバム単位で売ってたやつ。つうかミスチルとモンパチ以外全部ですけど。それらはCDの方が多少リリース早い場合とかもあるのですが、配信の方に売り上げが回っている可能性があります。

01.宇多田ヒカル
1999765.0First Love8.7%
201667.2Fantome*
02.倉木麻衣
2000353.0delicious way0.8%
20173.0Smile*
03.Every Little Thing
1998352.0Time to Destination 0.8%
20152.9Tabitabi*
04.Mr.Children
1994343.0Atomic Heart 17.0%
201558.5Reflection
05.安室奈美恵
1996335.9SWEET 19 BLUES 7.4%
201525.1 _genic*
06.DREAMS COME TRUE
1992322.7The Swinging Star5.5%
201417.8ATTACK25*
07.B'z
1995300.3LOOSE 9.7%
201529.4EPIC DAY*
08.浜崎あゆみ
2000290.4Duty1.4%
20164.1M(A)DE IN JAPAN*
09.MY LITTLE LOVER
1995279.7evergreen 0.4%
20151.2re:evergreen*
10.河村隆一
1997278.8Love 0.2%
20150.6Magic Hour*
11.MONGOL800
2001277.1MESSAGE 0.5%
20161.5Pretty Good!
12.ORANGE RANGE
2004264.8musiQ 0.2%
20150.7TEN*
13.MISIA
2003258.0Mother Father Brother Sister1.0%
20162.7LOVE BEEBOP*
14.サザンオールスターズ
1996249.4Young Love21.5%
201553.8葡萄*
15.相川七瀬
1996245.5Red 0.08%
20160.2NOW OR NEVER*
16.GLAY
1998242.7pure soul3.7%
20149.0MUSIC LIFE*
17.trf
1995238.2dAnce to positive 0.2%
20130.4WATCH THE MUSIC*
18.椎名林檎
2000233.2勝訴ストリップ 4.3%
201410.1日出処*
19.L'Arc〜en〜Ciel
1999227.5ark 10.5%
201223.9BUTTERFLY*
20.松任谷由実
1994217.2THE DANCING SUN4.9%
201610.6宇宙図書館*
まあこんなもんか、というところ。
パーセンテージ2桁残っているのすごい。サザンとかミスチルとかラルクとかどれだけ当時のファンが熱心なまま残っているのか。ガタ減りの中にはゴタゴタがあったのもなかったのも含めて一旦表舞台から引っ込んでいた方もいますし、仕方がない。河村隆一はソロでは何かコンセプト作とかその割にはすげえ地味だったりしますが、今はバンド本体の方が元気なので。

これだけ減ってはいるのですが、元々活動をCD売り上げに依存していなかったモンパチなんかは屁でもなさそうですし、安室とかB'zとかGLAYとかは比較的風呂敷をきれいに畳んで身の丈に合った活動形態かつ興行中心のスタイルに持ち込んでいます。
ミスチルもここ数年でようやくそっちに移行したようですし、ユーミンも昨年のアルバムで腹を括ったようです。いいんです。新譜がツアーの言い訳という形で。それでチケット売って物販売って。それで。
とりあえず現段階でそっちへの移行に乗り遅れているのは浜崎さんくらいでしょうか。正直なところやや遅きに失した感があります。

それでも、上記のバンドの中にはもう産業として大きくなりすぎて、メンバーの意志だけでは解散すらできなくなってしまったであろう方々も散見されまして、なかなかそこは辛そうです。

で、当時から一番変わったことと言えば、TRFのDJ KOOさんの業界内での立ち位置だと思います。