80-90年代UKバンドの新譜のこと

ここんとこ80-90年代UKな感じの盤がどかどかリリースされるので紹介しておきます。これが弊サイト本来の姿です。

既にリリースされているのが、シューゲイザー四天王にぎりぎり入れてもいいくらいのSlowdive、22年ぶり4枚目のアルバム
もう3枚目は謎のミニマル音が続くだけのアルバムでしたので、再結成してどうなるかと思いましたが、さすがにそれはそこ、完全に1stアルバム的シューゲイザーな作りで、安心してお勧めできます。

Castの再結成から2枚目、通算6枚目のアルバムもリリースされています。正味再結成後をサマソニで観た時にはJohn Powerが本当に声出ていなくて今はどうなんだろうとも思いますが、さすがに録音音源問題ありません。というか実際今のようによりアーシーな音の方が今の声には合ってるとは思います。
というか2009年に1回期待させておいてまた霧散したThe La'sの再始動ってどうなったんですかね。とりあえず観られる時に観ておいてよかったわと思うばかり。

5/17リリース予定だと思っていたらもう出ていたのが、80年代ネオサイケ軍団のSad Lover And Giantsのキャリアを網羅した5枚組コンピ。このバンドは途中でフロントのGarce以外のメンバー総とっかえが行われていますので、1期と2期に分けた形で音源を3枚分並べて、あとはシングル・コレクションとレアトラック集。こんなん出すレーベルそこしかないやろと思ったら案の定Cherry Redでした。

5/19には奇跡の初CD化、Haircut100の2ndアルバム。1stはもう何度となく再発されているわけですが、要するにこの2ndはニック・ヘイワード脱退後の作品であり、リリース当時からほとんど誰にも見向きもされないまま終わったヤツです。
それ以降時折中古レコ屋にあったりして私みたいなのが買って聴いて「そんな悪くはないんだけどなあ。でも言うほどよくもねえ」という微妙な出来のため放置され、もうCDというパッケージすら危うくなっているこのタイミングで初CD化。馬鹿じゃないかと思います。最高です。

6/2には「Oasisの元を含むメンバーが関わった楽曲を集めた」という非常に雑な企画のオムニバス盤。その割にはRideもHeavy Stereoも入ってなくて選曲も実に雑ですが、まあ権利とかいろいろありますわなあ。

最後、6/16にはお待ちかねRideの再結成後初アルバム。Ride自身も再結成のライブの選曲概ね1stと2ndと初期シングルでまとめていますので、よくわかってるはずだとは思うのですが、出てきたリードトラックがわかってそうで、でも実際何考えているのかよくわかんねえ感じもする曲なので、油断は禁物です。

その他にも5/19にはErasureの新譜、6/2にはU2の「The Joshua Tree」30周年記念デラックス盤も出ます。あれから30年経っちゃったんですね。本当に嫌になります。