今こんなことになっちゃっているということを知ったうえで、ポケベルCMの頃の広末涼子や、映画「打ち上げ花火」の頃の奥菜恵を見てみたいんだ。多分ものすごくアガる。いろんな意味で。

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扱っている商品サービスによって、CM等のメディア戦略は変わります。
若い子向けの食品やらファッション系やらはどんどん過激におもしろくやっちゃえばいいんですけど、公的な性格を持つインフラ系や金融系はどうしてもその性格上、信頼性というところがまず大事になります。
例えば銀行なんかはどうしてもはっちゃけたCMは難しく、

三菱東京UFJ銀行
 ・信頼感のある大人枠:阿部寛
 ・美人女性枠:石原さとみ
 ・イケメン男性枠:山崎賢人

三井住友銀行
 ・信頼感のある大人枠:西田敏行
 ・美人女性枠:吉高由里子

という感じで、役割を分けて複数のタレントを起用する形にしています。
みずほ銀行も今は井上真央ほぼ一本ですが、かつては唐沢寿明平岡祐太を使っていました。りそなはあんまりタレント起用って思い出せないんですけども。都市銀行の中でも経営厳しそうだし、仕方ないのか。

ただ、インフラ系の場合はソフトバンクがあそこまでやらかしてかつ受けてしまったので、その他の企業もだいたいそういう感じに追随する方向も見えてきたりいたしまして。
でも、受けるだろうからって、いちばんやっちゃいけないところがすごい勢いでそっち方向に向かってしまっていて、これは一体どうしたものかと思っている。

国勢調査2015 キャンペーンサイト

出落ち感ハンパない。国がこれをやる今。初めてのネット調査だし、個人情報関連の意識は高まってるし、他の何よりも信頼性が大事だと思うのだけど、それがどうなったらこんなキャスティングになるのか。代理店もチャレンジャブルだけど、OK出した総務省もすごい。すごいけど。
何かあった時、誰が責任を取るのだろうか。やっぱり誰も取らないのか。