本日は誘われるまま渋谷の50人くらいの箱で、ラ・サプリメント・ビバというピン芸人さんのライブ。
正味売れないし、もし間違って大人気になったとしても絶対テレビには出られない芸。とはいっても下ネタではなく、タモリオールナイトニッポンにおける「つぎはぎニュース」的なコラージュを多方面にわたって繰り広げる、要するに権利的にいろいろヤバいブツ。
音楽方面で行ったらレオパルドンとかスペランカーズとかの方。うん。わかんないよね。涙流すくらい笑ったんだけど、当然YouTubeにも落ちてないし、この気持ちを伝えられないもどかしさ。でもまあ、完全にアウトな芸なので仕方ない。

で、その後だらだら渋谷で飲んでたんだけど、居酒屋のテレビでフジテレビの27時間テレビやってたのを何となく見ていて、清水ミチコユーミン芸にいたく感動する。大久保のゴールが多少ずれても、清水ミチコにキーボード与えておけば確実に間は埋めてくれるであろうという安心感のある、彼女のユーティリティ性が異常。とはいえ、そういう取り回しが完全に属人的になってるところが今のテレビの限界でもあるのだなあと。

でも今年の27時間テレビは本当にキツかった。本当に何が面白いのかわかってないんだと思う。かつてのフジテレビは視聴者に挑んでくるようなところがあったんだけど、もうそういうところは全くなく。フジがあかんくなったのは、本来局のスタンスとして一番ネット世論を無視したスタンスでやらなあかんのに、よりによっていろいろあった結果とはいえ、現状一番過敏になってしまってるところじゃないかなと思うのです。