先日気にしていたDoll☆Elementsのアルバム2枚同時発売、タイトルは2枚とも同じだけど2枚の収録曲に一切被りなしという状況で、オリコンはどういう集計をしてくるのかという点。
見てみたら、普通に別集計していて双方とも2,000枚弱で週間39位と40位。もしよもやの一括集計をしていたとしても19位止まりだったという、いろいろと妥当ですが何ともつまらない結果でした。

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打首獄門同好会 / 10獄 (Album)

土曜日のライブは打首獄門同好会@赤坂BLITZ
正直なところ申し上げますと、社会的メッセージ色強い音楽とそうでない音楽と、どっちかっつったらそうでない音楽の方が好きで。もちろんレゲエとか社会的メッセージと不可分な出自の音楽もあることは承知なのですが、それでもゴリゴリの社会派な歌詞の曲聴くと、何だか「これもう音楽なんて単なる『手段』に過ぎないよねえ」とか思ってしまいまして。

そういう意味で打首獄門同好会は私にとって極めて理想的なバンドです。「食う」「寝る」「金が欲しい」「花粉症辛い」という極めてプリミティブな欲求に即してその欲求のみを歌う、はっきり言ってしまえば果てしなくくだらない曲がレパートリーの大半を占めるこの潔さ。
そんな楽曲群をバンド史上最大の会場で全力を持って演奏し倒す姿はひたすらに感動的で、ゲストのKenKenフロア後方で号泣するレベル。

新曲演る前のMCで「今度はどの食べ物の曲だと思いますか?」という適切だけど酷いネタ振りをしては概ね「米は美味しい」しか言ってない曲を演り、「おいしいサイリウム」と称してうまい棒をフロア中にぶちまけてからうまい棒のことを歌った曲を演る、そんなバンドであり、それを観に来るフロアもフロアで、全員に行き渡らせようとの配慮のもとぶちまかれたうまい棒会場中を飛び交う始末。

今回のこのアルバムは10周年記念ベストアルバム。だいたいそんな感じの楽曲群の中から選りすぐりのそんな感じのがうんざりするくらい入っています。

で、BLITZを出た後は仲間と焼き鳥屋に行ってせせりとつくねを食いました。ここまでがライブです。