12月23日の西武ドームは、恐らく体感的にはもっと寒いであろう吹きさらしの3月中旬の国立競技場に慣れるための訓練。
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浜崎あゆみのニューシングル、デイリー初登場3位。Hey!Say!JUMPはもとより、E-Girlsのバラ売りのFlowerにすら勝てない。
ということで、これで「シングル25作連続首位記録」記録が途切れることもおよそ確定したわけです。でも、複数買いしたらどうとかの特典構成を仕掛けたわけでもなく、あまり抗った結果討ち死にという感じにも見えません。10歳年下とどうこういう、いつものパターンのアレはありましたけど。
実際、前のシングルが2010年9月でおよそ3年3か月ぶりのシングル。その前作で初動7万枚でしたから、「次を出したら記録は続かない」ことはおよそ本人スタッフ誰しもわかっていたはずで。多分その踏ん切りをつけるのに3年かかったのでしょう。楽曲も新しいファンを掴もうというよりも既存のファンをがっかりさせない方向性。PVも酷いオチ。
紅白も出るものの、結局40代以上には「若者の歌」扱い、10代20代前半には「昔の人」扱い、結局響くのは全盛期に思春期だった20代後半から30代あたりで、かつその世代にはアンチも多いというやりきれない感じで流れの中に置く場所なくトップバッターといういたたまれなさ。何か心の底から「もういいっ…! 休め! 休め…!」と言いたくなる状況なのですが。
でもだからこそこれは次に進むためのステップとして前向きに捉えるべき。というか多分「シングルは配信のみでCDシングルはもう出さない」という選択肢もあるにもかかわらずこれをしたというのは、敢えてしがらみを断ち切るという意志もあったんじゃないかと思います。
逆に言えばデビュー15年、まだ3万人からのファンが付いているのです。これまでできなかった小規模会場で、そんな熱心なファンとの距離を縮めて、その分多少たくさんお金出してもらって、やっていけばいいんです。トシちゃんみたいな感じで。