ここんとこ仕事がカツカツだったり、それでも愛知県方面にレコード屋巡りに行ったり、半日酒を飲み続けたりした結果、だいぶ更新に間が空きましたが、それでも今日更新するのが俺の存在証明。

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他が店を畳んだ跡地に入り込んでは増殖する謎の全国チェーンCDショップ、「メディアステーションBIG」が楽天ネットショップ開店。この期に及んでどうやって他の巨大チェーンや巨大ネットショップと差別化していくんやと思ったら、トゥーマッチに潔すぎる差別化で涙がこぼれそう。

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たむらぱん / love and pain (Album)

問題作。
彼女は異常な転調と異常な構成と、時折素っ頓狂なアレンジでもって自分のポップスを定義してきたのだと思っていたので、「原点回帰」とか言われても困る。そもそも俺、彼女がデビューしてからの全アルバム持ってるけどこんなの聴いたことないし。
先行シングル『ココ』がどっちかつったら素っ頓狂気味のアレンジだったので、アルバム頭の数曲のとてつもなく地味な流れを聴いて「どういう流れで『ココ』まで持っていくかだな」と思っていたら「Album Ver.」がまさに別ヴァージョン過ぎ、そこまでの流れにしっくり収まる、シングルとはまるで違うアレンジになっていて心底驚いた。結局そのままの空気感続き、アルバム通して音圧的に一番アガるのは最終曲のラストという、これまでではおよそ考えられない事態。
彼女が天才だということは自分の中では既決事項ですし、もちろん単体としては佳曲揃いなのですが、それでも通して聴くと恐ろしいほどの違和感。

何でこっちの方向なのかと考えたらもうそれ「バンドとしての音作り」つまり「ライブでの再現性」以外に理由考えられず。2010年のサマソニで観て正直「こりゃCD聴いてたらええわ」と思って、でもその後「ライブよくなってる」という噂を聞いて前回のライブのチケット買ったものの、如何ともし難い事情発生してパスしたのですが、これ今回は何としても観ておかないと多分このアルバムの真価は判断できん。