山下達郎のベストが初回盤の「硝子の少年」のデモ一発で元を取った気になれたように、「Mariya's Songbook」は初回ボートラの「MajiでKoiする5秒前」のデモ一発で元取った気になれた。今度は竹内まりやのコンサート行きたいわ。

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「平成のキャンディーズ」ひっそり活動終了 結成1年、アイドル3人組の寂しい現実

「アイドル」とは女の子そのものを指すのではなく、そうあろうとする意志のことを指すのです。
そしてその意志を維持し、さらに高めるためにはそれなりの環境が必要であり。でも彼女たちの場合、確認できる限りそういう環境がきちんと整えられていたとは思えないわけで。
というか「オフィス亜都夢」って何だよ。ナベプロですらなかったってことか。公式ホームページのURLは結局ずっと「http://www.newcandies.jp/」のままだったり、11/5にフェイスブックツイッター始めて1か月ちょいでこういう発表ということから、トップと現場の意思疎通がきちんと図られているとは思えなかったり。そういう感じの環境だったってことで。

今のアイドルシーンの流れ、無銭イベント重ねてファンと触れ合いまくって下地を固め、他からパイ持ってくるために他のアイドルグループと絡んでイベントに出まくって、みたいなのが普通のはずなのですが、そういう感じの動きもほとんどなかったし、メジャーな紙媒体がスポーツ新聞とか週刊新潮とかでしたので、おっさんおじいちゃんにアピールかと思ったら、FM横浜に番組持ってとかの方針もどこにフォーカスしたいのかよくわからんかったし。旧来のメディア型で仕掛けるつもりが、もはや力的にもコネクション的にもそこらへんしかなかったってことなんでしょうか。
とにかくチグハグさばかり目立っていたのでこりゃどうにもこうにも。

まあ、今だから言えるのですが、公式ブログの自己紹介「キャンディーズの当時のスタッフが集結して」「キャンディーズのオフィシャルカバーというスペシャルなプログラム」と言っている時点で何だか不穏なわけで。正味、酒井正利も「発掘・育成」という観点では21世紀どころか80年代の時点でもう時代とうまく歯車噛み合ってなかったのでもうこれは仕方ないのです。

非常にわかりやすくブームの徒花となってしまったわけで、記録として唯一のCD購入してみた。ただ、ブログ眺めている限り仲は悪くなさそうだし3人で歌を続けるということなので、いつか赤坂小町的な逆転劇をやらかしてくれたりすると楽しい。あと、センターの子脱退後に加入した子が個人的には相当可愛いと思うので、頑張ってほしいです。割と本気で。