YOSHIKI、X JAPAN世界ツアーOP含むクラシック盤発表

俺が聴きたいのはそれじゃないんだ!というファンの方々の絶叫が聞こえたような気がしました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

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川島海荷とか篠崎愛とか、ピンで知名度が高いメンバーがいるからといって他より売れるとは限らないのが、昨今のアイドルグループの醍醐味ではあるのですが、桜庭ななみを擁しつついまいち煮え切らないbump.yの迷走っぷりは何か、ここまでくると堂々としすぎて凄みすら感じさせます。何をしたいのか微塵もわからないんだ。攪乱させているのか。わざとか。

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Pet Shop Boys / Electric (Album)

本人曰く「Bangin'なアルバム」ということですが、最近の世間一般の電子音楽と比べてそれ以上にバキバキ言ってるわけでもなく、でもここんとこの彼らと比べたら確かにめちゃめちゃビート効いてる、そしてそれでもどこから聴いても間違いなくPet Shop Boysの音だという、そういう塩梅の音。
その塩梅が実に心地いい。どれだけ派手にビートを響かせたところで独特のメロやシンセの旋律入ってくるだけでもう完璧に彼らの音になっちまいますから。

彼らの過去のアルバムで一番好きなのは「Introspective」一択、「新曲なのにリミックス」「シングルカットの際に初めてリミックス前のオリジナル音源が出てきた」という意味のわからないコンセプトアルバムですが、そのリミックス加減が実に素晴らしく。そして今回のアルバムはリズムとメロのバランスが「Introspective」にかなり近いんじゃないかと思いました。「Disco」シリーズは好かんのですが。

確かにBangin'ですねと思わせるアルバムリードトラック「Axis」から先行シングル「Vocal」まで全9曲、中にはMichael Nymanグリーナウェイ期の名曲「Chasing Sheep Is Best Left To Shepherds」を引用しまくった曲や、「極悪カバーの帝王」の名にふさわしい、Bruce Springsteenの「The Last To Die」のカバーまで、全体通して無闇に楽しい。オリジナルアルバムでは一番好きかもしれない。

彼らも来年でデビュー30周年。いかにも一発屋風情の漂っていた「West End Girls」当時、誰がこんなに長く第一線でいることを想像できたか。そしてサマソニ。初めて生で観ます。楽しみでたまらない。