Google Music正式版リリース。
これまでの音楽配信と異なるのは「シェアする」という概念の強化。Google+のサークル内に限定して「不特定多数へのバラ撒き」になることを避けつつ、でもシェアされた楽曲は無料で聴ける形。
米の大手でもWarner以外は参加しているということは、少なくともこの3社や多くのインディーズレーベルはそういうスタイルに将来的なメリットがあると判断したということであり、実際のところこれってまさに我々が中高生の時にやっていた「クラスメイト同士でレコードの貸し借りをする」行為の電子版なわけで、正直「音楽の認知を広げる」という方向ではこっちの方が正解じゃないかと思うわけですが、日本の各社というかRIAJはこんなの何があっても絶対に認めないことが速攻で理解できて切ない。
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最新シングルの売り上げが少しおかしい2組。
■KARA
2010.08 145,000 ミスター
2010.11 120,000 ジャンピン
2011.04 225,000 ジェットコースターラブ
2011.06 229,000 GO GO サマー!
2010.10 107,000 ウィンターマジック(4週分)
■西野カナ
2010.02 71,000 Best Friend
2010.05 97,000 会いたくて会いたくて
2010.08 91,000 if
2010.11 98,000 君って
2011.02 61,000 Distance
2011.05 47,000 Esperanza
2011.11 29,000 たとえどんなに(1週分のみ)
KARAヤバい。前作からいきなり半減のペース。シングル発売時にアルバム発売が既にアナウンスされてましたので、アルバム待ちでシングル買い控えという人が非常に多いとは思うのですが、それでも半減というのはちょっとないだろう。そのアルバムはiTunesで先行配信されていますが、それ戦略として大丈夫なのか。
西野カナもヤバい。彼女の場合、今回のシングルはアルバム直後なのに初週の売り上げがアルバム前に発売された前作とほぼ同じレベル。その分着うたフルに流れているかというと、そっちが目覚ましい売れっぷりというわけでもなく。
こういう状況で、少女時代は果たして大丈夫かいなというのが正直なところ。
アルバムが今年6月、シングルは4月からリリースがありませんが、先日韓国でアルバム出して次はアメリカ進出らしいので、今後も当面日本で表立った活動はなさげです。KARAと少女時代は徹底的にある程度以上の規模と継続性のあるプロモーションを行い続けたことがヒットの最大の要因ですので、ここで長期の間が空いた時、どの程度のダメージがあるのか。
昔の話ですが、ピンク・レディーが人気を失うトドメになったのが全米進出のために長期渡米して、その間国内の活動が完全に途切れたためと言われたりもしていますし。
AKB48も今回のシングルでどうやらこれまでの右肩上がりがストップしそうですし、そろそろ新たな過渡期がやってくるのかもしれません。その先に待っているのはとてつもない地獄か、ややマシな地獄か。