クリスマスシーズンのせいで海外のニュースがほとんど無いので、ニュースの方はお休み。

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紅白曲順まで出たわけですが、本番までにはまた。
ただ、大トリをSMAPにして大丈夫なのか。視聴者投票始まって、塩梅よく調整することができなくなったため、それ以降5年連続で白組が勝っているため、そろそろ紅組の方にバイアスをかけていかないとちょっとマズい状況なんだけど。

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で、25日はLUNACYの方の黒服限定無料ライブのためにまたドームへ。
16時頃、水道橋駅を降りた時点でもうものすごいことになっていまして。コートは黒くない人もそれなりにいるわけですが、それで入口前はこれ。

女の子が概ねゴスっぽい衣装とかで随分と可愛かったりかっこよかったりするのに比較すると、野郎でカッチリ決められているのはさして多くなく、あとは中学2年生っぽくなっていたり、北関東あたりのB-BOYの人みたいになっていたり、大井競馬場によくいる人になっていたり、何の捻りもなく普通にダブルの礼服着ていたりと、必死感の漂う人が非常に多く。
自分もハーフコートを新調したものの、一部ビジネスユースのものを流用したのであんまり人のことをとやかく言えないのですが、でも、礼服着ている人間の一部には黒いネクタイまでしてる人もいて。
気持ちはわかるがそれはちょっとどうかと思った。

ライブは30分押しくらいでスタート。
巨大な緞帳が落ちると100人くらいのグレゴリアン聖歌みたいなフードを被った集団。それがひとり去りふたり去り、そして最後に残った5人がフードを外すとメンバー5人だったという、倒れそうにかっこいいオープニング。
無料ライブにどれだけ人件費かけてるんだって話ですが。

デビュー当時を彷彿とさせる大盛りのウィグだったのがRYUICHIと真矢。2人よりは小盛りのウィグだったのがINORAN。全く盛らず23日と見た目何も変わっていないのがJで、別に盛らなくても23日と同じスタイルで当時と基本何も変わりようがないのがSUGIZOという、メンバーのイメージに非常にわかりやすく沿った形の格好が素敵。

で、演奏もまるで違う。
「歌」を聴かせようとしていた23日と比べると明らかに弦の音がデカい。バンドの音をトータルに聴かせようとしているっぽかったわけですが、その結果全体として太くて重くて、ぜんぜん違うバンドの音のよう。今回はバンドサウンドとして単純にかっこいい。

そして物見遊山な自分が聴いたことのない曲ばかりが続いたわけですが、後で聞いたらやっぱりインディーズ時代とメジャー1stアルバムからの楽曲ばかりで固めてくるという、今回の無料ライブのコンセプトには確かに合っているけれど、それはちょっとやり過ぎじゃないか状態。でも普通に音がかっこいいので普通に楽しんで聴ける。初期から追ってるSLAVEさんには悶絶ものだったんだろうなあ。俯瞰的にしか音楽聴けない自分にはそういうのは心底羨ましい。

で、アンコールでようやく"ROSIER"、そしてオーラスはこの前の2日間で未演だった名曲"Mother"。鳥肌立った。ヤバかった。この曲は音源で何回か聴いたことあったのだけど、イメージできるスケール感を遥かに越えていた。ハンパない。

結局3日のうち2日観て、非常に各人の懐が深く、でもそれを前提にしつつバンドとしての音をいかに精密にコントロールしながら活動してきたのか、ということがわかりました。
やっぱいろいろ生で聴かないとわからんことはある。
GO!FESヒルクライム観たときにも思ったんだけど、V系だからとか売れ線J-POPだからといって先入観で否定したりするのは本当にもったいないことだと心底思った。
特にこういう時代、まともな演奏できない奴はそのうち消えていなくなるんだから、放っておけばいいんだよ。逆にいつまでも消えない人たちは、それだけのことをしている。だからどんなジャンルであろうとリスペクトを持って接しよう。