AKB秋元才加の件、テレビは案の定素敵にスルー。
スポーツ紙は「否定&お詫び」まで出てきてから記事化。本人も恋愛関係認めたら脱退なので認めない。認めるわけがない。グループ内随一の「バラエティ対応型キャラクター」を武器にして「いいとも」メンバーに参入し、これからグループとしての新たな展開を模索しようというところで簡単に折れるわけにはいかない。本人、そして周囲の総意として。

しかし、文春は元々こういうパパラッチ的スクープはあんまりやらない雑誌のはずなんだけど、ことAKB関連については他の主要メディアがほぼ全て軍門に下った今、そして文言レベルの煽り風記事だと訴訟でやり返されると悟った今、「事実」をカメラで押さえては淡々と記事にするという方針に舵を切るというのは極めて自然な判断。こうなったら、しばらく戦争は続くでしょう。

こういう形の「一騎打ち」は過去に見た記憶がないので、大変におもしろがっております。

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ふくろうず / ごめんね (Album)

前アルバムは出たときに試聴して、アルバム通してのバンドの色が何ともよくわからず、結局買わずじまいだったんだけど、今回のはすごくいい。ヴォーカルの内田の声がすごく好きなんだけど、音全体が彼女の声を主役に持っていくような形のアルバムができあがったと思います。

彼女の声は何というか、一聴してすぐわかるような個性というか、所謂「うまい」、濃くて太い声とは全く真逆ではあるんだけど、女の子の弱さと、でもどこかしらに凛とした強さも感じさせる声ですごく好きだ。自分はこの手の歌声に非常に弱い。トルネード竜巻の名嘉とかFREENOTEの秦とかそんな感じ。

ただ、曲によって敢えてだとは思うんだけど、歌い方を投げやりな感じにするのだけがすごく惜しい。せっかくのいい声なのだから、はっきりひとつひとつの言葉を発してほしいと、それだけ思いました。

結局着地したのはとてつもなく地味な音世界で、ここから先「売れる」という意味では茨の道が始まってしまったわけですが、地道にコツコツいい曲書いて何とかうまくやっていってもらえたら。少なくとも今作の時点でタイトルトラックは名曲と呼んでいいと思うんだ。

つうか、内田はフジテレビの加藤綾子とAKBの前田敦子を混ぜたような美人さんなので、顔出し徹底してでも。売れて欲しいと思います。

MySpaceこちら。このアルバムの音源は上がってないけど、YouTubeにはアップされてない収録曲"マシュマロ"のPVが見られます。