28日は東京ガーデンシアターでlynch.の20周年ファイナル公演。

前に観たのがコロナで声出し無しの日本武道館で、キャパ的にはそれ以上の箱でやるんですから、行きます。
lynch.は、不祥事があっても脱退・交代一切なくメンバー不動の状態で復活して、デビュー時からのメンバーのまま今に至る、日本のメジャー史上では自分が確認できた中で唯一のバンドです。
BUCK-TICKもそうだったのですが、別の事情で一人いなくなってしまったので、今はlynch.が唯一、だと思います。
そういうバンドのライブがそもそも悪いはずがないのですが、前の武道館の記憶を手繰っても、明らかに個々のメンバーのプレゼンスが上がっていて、更によくなっている。
20周年にもなって、まだ伸びしろがある恐ろしさ。
音源だと割とシーケンスが前に出る曲も多いのが、ライブだと鳴っても曲頭だけとか、鳴っていても完全に楽器の方がグイグイ前に出ていて、結果音源と比較して恐ろしく肉体的な表現、まさしくライブミュージックになっていたりとか、全体的には恐ろしくストイックな演奏と歌なのに、Vo.葉月くんがMCその他、どこまでも「気のいい兄ちゃん」風味を醸し出し続けるので、そこここにほっこりする瞬間もあったりとか。
曲の途中で盛り上がった葉月くんが「最高でーす!」と叫んだの、どこのプロ野球選手のヒーローインタビューですか。
だから、がっちりと作り込んだ音源を、その作り込みはほぼそのままながら肉体性や人間味をどんどんオンしていって恐ろしく情報量が多くなっているのに、それが一気にズドンと来るような、つまり圧倒的なライブ感。
そりゃ満足度高くなります。
初夏にはこの20周年を集大成とした後のニューアルバム、そしてツアーだそうで、これまた何かガツンと変わっていきそうな気がします。
20周年を終えてまだ先に行きそうなの、すごくいいですこういうの。