TSUTAYAの上半期の動向をまとめてみること

半年ごとくらいでTSUTAYAの状況を総括していこうと思っていたのですが、気が付いたらもう8月でした。
なので、今年の7月までの閉まりっぷりをとりあえず羅列。

01/06 TSUTAYA 幸手店(埼玉県幸手市)
01/06 TSUTAYA 上尾原市店(埼玉県上尾市)
01/14 TSUTAYA 上尾駅前店(埼玉県上尾市)
01/14 TSUTAYA さいたま新都心店(埼玉県さいたま市中央区)
01/14 TSUTAYA 砥部店(愛媛県伊予郡砥部町)
01/20 TSUTAYA 新小岩店(東京都葛飾区)
01/20 TSUTAYA WILL 久万の台店(愛媛県松山市)
01/27 TSUTAYA 大倉山店(神奈川県横浜市港北区)
01/31 TSUTAYA 宇都宮鶴田店(栃木県宇都宮市)
01/31 TSUTAYA 仁戸名店(千葉県千葉市中央区)
01/31 TSUTAYA 祖師ヶ谷大蔵店(東京都世田谷区)
01/31 TSUTAYA 高須店(高知県高知市)

02/03 TSUTAYA フジグラン十川店(香川県高松市)
02/10 TSUTAYA MINANO分倍河原店(東京都府中市)
02/11 TSUTAYA 醍醐店(京都府京都市伏見区)
02/11 TSUTAYA JR野田店(大阪府大阪市福島区)
02/11 TSUTAYA フジグラン神辺店(広島県福山市)
02/17 TSUTAYA 学芸大店(東京都目黒区)
02/17 TSUTAYA 武蔵中原店(神奈川県川崎市中原区)
02/24 TSUTAYA 南宮崎店(宮崎県宮崎市)
02/28 TSUTAYA 天神駅前福岡ビル店(福岡県福岡市中央区)(移転)
02/28 TSUTAYA 名護店(沖縄県名護市)

03/03 TSUTAYA すみや富士中央店(静岡県富士市)
03/03 TSUTAYA フジ西宇部店(山口県宇部市)
03/06 TSUTAYA 京王稲田堤店(神奈川県川崎市多摩区)
03/12 TSUTAYA フジグラン宇部店(山口県宇部市)
03/17 TSUTAYA ときわ台店(東京都板橋区)
03/17 TSUTAYA 桃山店(京都府京都市伏見区)
03/17 TSUTAYA 箕面牧落店(大阪府箕面市)
03/20 TSUTAYA 園田駅前店(兵庫県尼崎市)
03/30 TSUTAYA BOOK STORE 神谷町駅(東京都港区)
03/31 TSUTAYA 旭川神居店(北海道旭川市)
03/31 TSUTAYA 登別店(北海道登別市)

04/14:TSUTAYA 岩槻店(埼玉県さいたま市岩槻区)
04/14:TSUTAYA 大船店(神奈川県鎌倉市)
04/30:TSUTAYA 那の川店(福岡県福岡市南区)

05/06:蔦屋書店 上野店(東京都台東区)
05/06:TSUTAYA 南陽通店(愛知県名古屋市南区)
05/06:TSUTAYA 学園都市駅前店(兵庫県神戸市西区)
05/06:TSUTAYA フジグラン川之江店(愛媛県四国中央市)
05/08:TSUTAYA 衣笠店(神奈川県横須賀市)
05/12:TSUTAYA フジグラン今治店(愛媛県今治市)
05/19:WonderGOO TSUTAYA QLuRi川越店(埼玉県川越市)
05/31:TSUTAYA 東大和店(東京都東大和市)
05/31:TSUTAYA 蒲郡三谷店(愛知県蒲郡市)
05/31:TSUTAYA 野田川店(京都府与謝郡与謝野町)

06/02:TSUTAYA フジ垣生店(愛媛県松山市)
06/09:TSUTAYA 姫原店(愛媛県松山市)
06/16:TSUTAYA つくば桜店(茨城県つくば市)
06/16:TSUTAYA 川越店(埼玉県川越市)
06/20:TSUTAYA 姫路車崎店(兵庫県姫路市)
06/23:TSUTAYA フジグラン北浜店(愛媛県八幡浜市)
06/30:TSUTAYA 東池袋店(東京都豊島区)
06/30:文苑堂 TSUTAYA 上飯野店(富山県富山市)
06/30:蔦屋書店 フジグラン葛島店(高知県高知市)
06/30:TSUTAYA AVクラブ 鷹尾店(宮崎県都城市)

07/07:蔦屋書店 フジグラン高知店(高知県高知市)
07/15:TSUTAYA 二子玉川駅前店(東京都世田谷区)
07/21:蔦屋書店 フジグラン野市店(高知県香南市)
07/31:TSUTAYA 田子店(宮城県仙台市宮城野区)
07/31:TSUTAYA 浦和店(埼玉県さいたま市浦和区)
07/31:TSUTAYA 成増駅前店(東京都板橋区)

年間100店ペースを継続中です。
この半年で最も目立つのは、愛媛拠点のスーパーフジの子会社フジ・TSUTAYA・エンターテイメントの店舗の大量閉店。これだけ減ってもまだ15店舗ほどあるのですが、愛媛県高知県は相当に間引かれてしまいました。
その他、浦和や二子玉川のように、新たに直営の「蔦屋書店」「蔦屋家電」がオープンしたものの残存していた従来型のTSUTAYAが遂に消されるというパターンも。

開店店舗もないことはないのですが、
04/25:ヤマト屋書店 TSUTAYA BOOKSTORE 仙台長命ヶ丘店(宮城県仙台市泉区)
04/25:TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡(福岡県福岡市中央区)
06/28:TSUTAYA QLuRi川越店(埼玉県川越市)
06/28:TSUTAYA BOOKSTORE 宮交シティ(宮崎県宮崎市)
07/01:TSUTAYA 綾瀬駅前店(東京都足立区)

TSUTAYA BOOKSTORE 仙台長命ヶ丘店以外は全部、閉店した店舗のそばに移転の形でオープンしたもので完全新規店ではなく、仙台長命ヶ丘店も書籍とゲームのみの取り扱いで、CD/DVDはレンタルも販売もなしです。

また、閉店という形ではないですが、5月6日にTSUTAYA EBISUBASHI、5月10日にTSUTAYA名古屋栄店でレンタルが終了するなど、大都市圏の中心地にある大型店では着々と特にレンタルは減っています。
東京の都心でレンタルが残っているのは、上野店が閉店したので、渋谷店と、新宿は歌舞伎町の雑居ビル、池袋は西口のロサ会館の店と、それくらい。名古屋は名駅西口の店だけで、大阪は阿倍野店のみ。
これ確実に大都市圏の立派な場所の高いテナント料を嫌っています。レンタルはもうそれだけのアガりの期待できる商売ではないということでしょう。

これまでも、こういう動きはただ「不採算だから渋々切っている」わけではなく、ある程度業転の意図を持ってやっているということは言ってきましたが、かといって、Tカードもなかなかうまくいかなくなってきたし、図書館運営等のBtoB事業もこれまでの状況や拡大のスピードを見て、レンタル全盛期の頃に匹敵するような規模のビジネスになれるとは今のところは思えない。

ので、そろそろ赤が出ない店であれば維持も考えるという感じで、閉店ペースが今後多少緩むのではないか、というのが最近の見立てです。