Part-Time Friends / Born To Try (Album)
フランスの男女「フォーク・デュオ」。
楽曲が日本の一部のFM局で多少受けたために日本盤CDリリースにこぎつけました。
だいたい「フォーク・デュオ」って名乗る人たちは、容赦なくほとんど弾き語りのガチなヤツか、たまたまギターも弾いてるってだけでだいたい滅茶苦茶じゃねえかってのとにおよそ二分されて、真ん中があんまりいないイメージなのですが、こいつらは圧倒的後者。CDかけたらいきなりNew Orderみたいな音出てくるんだもの、アホかと思いますわ。
で、だらだらと聴いていると全編気持ちいいのですが、ふと気付く。「こいつらのメロディはポップで聴きなじみはいいけど、あんまりキャッチーで印象的なメロディは出てこんぞ」。ここが大サビだーっ!っていう感じのメロディはほとんどなく比較的淡々としている。かわりにリフ的な部分で曲をぐいぐい引っ張っていったり、ふっとタメを作ってからぱかっと行くといった、アレンジの様々な工夫の結果、全体として恐ろしいほど「聴かせる」作品になっています。
これはこれですごい技術だ。
男女ともまったくもってフォトジェニックでなく、音楽だけで勝負しているところもむしろ愛おしい。音楽的見た目的にこういうタイプのはどんどん経験値上げさせていくと、時々化け物みたいな作品を産み落としたりするので、途中で音楽活動挫けないように買い支えていきたいと思います。ご協力お願いします。
あと、皆さんMV観たら全員思うでしょうから先に言っておきます。何だそのザリガニ柄。