Dream Wife / Dream Wife(Album)
周りのロケンローな属性の友人たちが総じて色めき立っていたのでStarcrawlerのアルバムを聴いてみたのですが、ものすごく腑に落ちた。あちこち「ぽさ」は満載だけどどれか特定の60-70年代既存バンドの模倣をしているわけではない。なのに2018年にこういう音を出して全くオルタナ臭サブカル臭がしない。完全な王道。音の傾向は違えど位置付け的にはガンズの1stアルバムに近いですよ、これ。
で、自分はどうかと言えば、時折Starcrawlerと比較されているDream Wifeの方がグッと来る。影響を受けた音の消化の仕方とか近しいところはあるのだけど、あっちは間違いなくLAの音で、こっちは決定的にUKの音。臭い立つオルタナ感。
最近はどこにいてもどの国のどの地域の音楽でもおよそ聴くことができ、実際だんだん地域による音の特徴はなくなってきたなあと思っていたのだけど、まだこれだけ差が出る。おもしろい。