TSUTAYAの件をAscii.jpさんで原稿書いたこと

これまで何回か書いていたTSUTAYAの件をまとめた+αな感じの原稿を、月曜日にAscii.jpさんに掲載していただきました
予想以上にバズりまくり、メジャーメディアの強さを思い知ったとともにやっぱり読んでいただいた皆さん、身近なテーマだといろいろ自分でも言いたくなるんだなあという、非常にベタな感想を持ちました。

で、こういうときはエゴサーチしていろいろな意見を拾ったりするのですが、その中に、「実家が松江市なんだけど、TSUTAYAなんてどこにもない。田舎がどこも『都会の郊外』だと思ったら大間違い」みたいなのがあって。
あなたの見ているその今井書店が実はTSUTAYAなんですよ、というその恐ろしさ。それがCCC。

他にも、元々TSUTAYAのフランチャイジーではあったものの、「いまじん」「マジカルガーデン」「白揚」等の昔からの屋号を残していた複合書店チェーンいまじん白揚の各店は、数年前から完全に屋号を「TSUTAYA」のみに置き換えて、モール内のテナントとして入居してCD/DVD販売だけをしていた、要するに通常のTSUTAYAの基準に沿わない「いまじん」は今年に入って全店閉店。
これらによって見かけ上「いまじん」も「白揚」も消え去ったのですが、実際には「いまじん」店舗の中には実際の店舗の看板としてはまだ「いまじん」の看板を掲げていることも教えていただきました。
考えてみれば実家近くの白揚も、TSUTAYAマークは添えてあるものの、先月実家に帰った時点でまだ店入り口の一番いい位置にでっかく「HAKUYO」って付いてたし。

長期的には書いた原稿のようになっていくことは間違いないであろうとは思ってますし、だから書いたわけですが、正味フランチャイズ中心のビジネスという時点で既に「BtoB」ではあるわけで、短期中期的にCCCがそういうフランチャイジーとどう付き合い、どのようにビジネスを取り回していくのかと問われれば「わからん」としか答えようがないという、無責任極まりない状況でございます。

あと、過去にも何回かそういうことはありましたが、一次発信に対してそこに乗っかってくる二次発信型のニュースサイトの群がりっぷりをこの規模で目の当たりにしたのは初めてで、さすがにビビりました。
で、そういうサイトの場合、一次発信の原稿をまんま転載するわけにはいきませんし、かといって何も載せないと独自記事になりませんから、Twitterや2ちゃんねる(今は5ちゃんねる?)上の関連した短文、いわば「ふわふわした」感想を付加してページを構成します。
その結果、自分が書いたはずの記事のコアがどんどん薄まり、酷いところになると「もうTSUTAYAおしまいだな」という、書いたこととは全く逆のニュアンスになってるところもあったりして、ネット上の「ネタロンダリング」の実態をつぶさに観察することができました。
そういう事後も含めて観察できたりして、いい経験になりました。やっぱ発信しているといいことあるもんです。

そして今は「現役女性アイドルグループの有料単独公演の最大キャパ」まとめ中。折り返し地点は過ぎた。
あと、最近はTSUTAYAのことばっかり書いたり喋ったりしたので、近々でここではタワレコのこととか書く予定。これがバランス感覚。