Perfumeと星野源のシングルのこと

2題。Perfumeと星野源の件。

Perfumeのニューシングル「If you wanna」がいろいろと規定外。まずタイトル曲の収録分数が2分44秒。ここ数年のシングルタイトル曲では相当破格な短さではないでしょうか。
1950年代60年代前半までならむしろ長い方ですが、ここ最近2分台のシングル曲ってなかなかない。
で、何でそんな短いかというと曲の構造が何かおかしい。ぶっちゃけブリッジみたいなエフェクトにまみれた部分を除けばサビの繰り返ししかしてないんですよ。一番近い構造の既存曲はT-Rexの「Metal Guru」。「Metal Guru」を初めて聴いた時「なんて割り切ってるんだ、でもポップだからしょうがねえ」という気持ちになったものですが割と同じ気持ちになりました。
ポップソングはこれくらいでいいんですよ。とりあえず聴いたらすげえポップでワクワクするじゃないですか。それに金払ってるんですから。


オリコンのサイト見てたら星野源のニューシングル「Family Song」の売り上げが20万枚越えていてびっくりする。
ミスチルの「himawari」も、B'zの「声明」も15万枚ちょっとです。つまり、アイドル・アニソン除けば日本で今一番売れているのは星野源。MVも「おげんさん」だし、どこを抜けば一番受けるかということを完全に理解した感じのプロモーションであり、やっぱりまだマスは強いのだなと思うと同時に、マスだけでなくネットも含めて多次元的に仕掛けられるところが勝つのだろうかと思うとさらに同時に、やっぱり世間はどういう形であれ新しいスターを待ち望んでいるのだろうなと思うのです。

元祖王子のオザケンはSEKAI NO OWARIと組むという意外な線に突っ込んできたのですが、元祖王子の先日のシングルの売り上げが約6万枚、SEKAI NO OWARIの最新シングルの売り上げが約8万枚。足しても新しい王子には届かないのですが、そこどうするんだろうか。