大森靖子のサイマジョカバーのこと

大森靖子 / draw(A)drow (Single)

CDで買ったけどまだ1-2曲目聴いてなくて3曲目の「サイレントマジョリティー」のカバーばっかりアホのようにリピートしている。
カバー曲なんてものは当然元曲の方が偉いわけですよ。その曲なかったらカバーできないんですから。人のふんどしで相撲取るわけですから。ところが時々馬鹿な奴はいるもので、人のふんどし勝手に締めておいてそのふんどしの持ち主に喧嘩売りに行くようなカバーがあるわけですよ。
「ふんどし愛」というか元曲へのリスペクトと、それでも元曲に敢えて挑もうとする感じ、それらが両立しているカバー曲が私にとっての「いいカバー曲」です。
で、このサイマジョは間違いなくいいカバー曲だし、MVのこの完全な別角度からの解釈的な空気もたまらない。大好きすぎて殴りつけちゃう、みたいな。大森靖子のイメージ的には大変に正しいと思います。

とりあえず言いたいのは、芸人やグラビアアイドルが番組で誰かの曲をカラオケで歌うのは断じて「カバー」ではないということです。それは「カラオケ」です。