タワーレコードとHMVの店の減り方比較のこと

タワーレコード、8月31日に大津店もおしまい。
正直、一時期に比べるとCD店の閉店ペースはやや緩やかになっている感があるのですが、タワレコはずいずい逝きます。

2015/11/15:長崎店(アミュプラザ内)
2015/11/30:藤沢店(OPA内)
2016/01/31:姫路店(フォーラス内)閉店*
2016/02/21:LALAガーデンつくば店閉店
2016/03/31:柏店閉店→郊外のアリオ柏に移転
2016/08/31:小田原店(アプリ内)閉店*
2016/10/31:泉南店(イオンモール内)閉店
2016/11/30:千葉店(パルコ内)閉店*
2017/02/26:秋田店(フォーラス内)閉店*
2017/02/26:大分店(フォーラス内)閉店*
2017/02/28:新居浜店(イオンモール内)閉店
2017/05/08:東京駅八重洲口店閉店
2017/08/31:大津店(パルコ内)閉店*

とにかく最近のタワレコは、不採算店を閉店というよりも入居している商業ビル自体が閉店のため、という事例が多すぎて泣けます。(末尾に*付いてるヤツ)

HMVはどうなのと確認すると、比較的対照的であり。

2015/08/30:HMVアウトレット木更津閉店
2015/10/31:HMV SPOT MARK IS みなとみらい閉店
2016/03/06:HMV仙台ロフト閉店→近隣の仙台E Beansに移転
2017/02/28:HMV SPOT 表参道閉店

HMV SPOTという超小規模店やショップ in ショップの形の店を除けば実はHMV、極めて閉店が少ないです。明らかに不採算で閉店したと思わしき閉店は、実は2011年以降ありません。
それは実際に営業的に健全だからなのか、ブランド維持のために突っ張っている結果なのかそれはわかりませんが。

タワー・HMV以外だと新星堂は緩やかに死んでいき、山野楽器は必死に現状維持という状況ですが、それ以外で見ると、今店を切り盛りしているおっちゃんおじいちゃんのやる気にかかっているわけです。まさかこのご時世、自分の子供にCD店を継がせようという酔狂はそうそういませんので、おっちゃんおじいちゃんの足腰が言うこと聞かなくなった時点で終了ということでございます。

中目黒あたりでカセットが最先端になっていたとしても、地方の演歌中心で生き残っているCD店は言われなくてもカセット中心ですから。