クラシックロックアワードのこと

こんにちは。失敗フェスマニアです。
風邪引いて寝込んでいたので完全にクラシックロックアワードの件には乗り損ねました。大変に遺憾です。フェスじゃないけど。

とりあえず、全然謝罪になってない謝罪が面白かったのですが、今回の企画元であるKlab Entertainmentは親会社のソーシャルゲームアプリの収益が不安定なことから、それを何とかすべく事業複線化のために立ち上げた子会社。
そしてクラシックロックアワードについては堂々と「金持ってるおっさんからじゃんじゃん剥がして安定収益ですよ!」と言い放っていたわけですが、こっちのおっさんはいろいろうるさいということまでをきちんとリスクとして想定していなかったことがこれで判明したわけで、それはあまりにも詰めが甘い。
ソシャゲにどハマりするおっさんもうるさそうなんだけど、何でこっちは平気だと思ったのだろう。

というか、うるさいうるさくない別にして、「ジミー・ペイジ側に問い合わせている」って言ってるけど、書いてる通りの状況なら演奏込みの契約をジミー・ペイジが一方的に破棄したわけであって先方への違約金請求レベルの問題。演奏なしプレゼンターだけの契約だったのなら単にKlab側が芳しくないチケット売り上げを何とかすべくハッタリかましただけであり返金レベルの問題。そこらへん薄らぼんやりした契約だったのならそもそもその契約文言でGO出した主催側の瑕疵。
答えは出ていると思うんですけど。

このアワードの演奏の一環でDef Leppardの曲やった時、会場にジョー・エリオットいたのにフィル・コリンが歌ったってのも、恐らくそういう契約だったからであり、そこは何でそんな契約にしやがったんだと主催側に怒ってもいいところではありますが、そうであれば彼に対して怒るのは筋違いなわけで。
なので「ジミー・ペイジとはどういう契約だったんだ!」と問うた場合、シカトか返ってきても高確率で「二者間の契約についてはプライバシーにも関わるため詳細は明らかにできません」という答えになるのでやってみたらいいと思う。

それでもKlab Entertainmentは本件の1か月前に実施した「スポーツ・オブ・ハート・ ミュージックフェス2016」がこの体たらくだったわけで(3日目のK-POP祭りはそこそこ入ったようですが)、今回うっかり返金とかしてしまうともう目も当てられない財務状態となり、将来を見越して立ち上げたせっかくの子会社が設立1年ちょいで逝ってしまう可能性もありますので、そういうわけにはいかないという経営側の強い気持ちはお察しします。察するだけだけど。

全然違う話なんですけど、過去2回の開催で彼のライブの中ではこれだけは完売にならず赤字と言われている福山雅治の「野郎夜」、それでも今年も開催決定で、やはり興行たるものこれぐらいの強い気持ちで臨むべきでしょうと思ったり思わなかったり。