タワーレコードはその業態の多様化を進めていて、最近は店内のかなりの幅を取ってロゴ入りのグッズやらヘッドフォンやらレコードプレイヤーやらアパレルやらの「非音楽パッケージ商品」以外の扱いに力を入れてるわけですが、飲食業にも手を出して渋谷タワレコの2階にカフェを出し、行けると判断した結果か恵比寿・表参道と飲食専門の店舗も出してみたものの、恵比寿の方は2年ちょいで閉店。
それ以降新店舗の展開は行われておらず、なかなかに異業種展開は難しいものであると思い知らされる次第です。
そんな中、LDHが11月、本社も近い中目黒の東急高架下にカレー店をオープン。
屋号は多分に内輪ネタ臭を発しておりますが、確認するとLDHは既に目黒区を中心に既に6店舗の飲食店を経営しておりまして、稼いだ芸能人が飲食店のオーナーになりたがるのと同じベクトルを感じつつも、イベントなんかで時折出店する「居酒屋えぐざいる」も実はここらへんのお店がベースとしてあるからこそ回していけるのではないかとも思ったり。
一方、一時はK-POPの雄としてならしていたSMエンターテインメント、現在もEXOやSHINee等スタジアムクラスのグループを擁してはいるものの、東方神起は現在兵役で活動休止中だったり、残るEXOから人気メンバーが脱退したりして、ぶいぶい言わせていた時期から考えるとやや最近は物足りない。
で、ソウルでは今年の初めにかなりの規模の飲食店「SMT SEOUL」を出店していたのですが、この9月23日、赤坂にその東京支店をオープン。
SMエンターテインメントが日本に飲食店を出すのはこれが最初ではなく、2008年に六本木に子会社経由で韓国料理店を出店していたのですがほどなく潰れ、今回はそれ以来ということのようですが、今度は純粋な韓国料理ということでもなく、どうなることか。
ライブは好調とはいえ全体的にはなかなか厳しい日々が続くエンターテインメント業界ですが、こういう異業種展開も見据えつつ本業の方では、今年のLDHというかEXILE関連は「HiGH & LOW」のテーマで音源からライブから映画からその他派生商品までをひとつのコンセプトにまとめることによって、ひとりのファンからのアガりを最大化する作戦。
一方SMエンターテインメントはじめK-POP勢は、相変わらずチケット代5桁のスタジアム・ツアーを回し、そこでの物販も大々的に展開するといういつものやり方でやっているのですが、SM所属ではないもののBIGBANGが本日発表したイベントがなかなかエグい。
元々11月から12月にかけて4大ドーム合計16公演という相変わらずものすごい規模の日本ツアーを行うのですが、そのうち7日間で公演前のお昼頃の空いた時間に1時間程度のファンイベントを追加。そしてそれの席代が10,000円という豪気。
いや、日本の女の子アイドルだって二部まわし、公演2回まわしは当たり前なので、別に普通ですよと言えば普通なのですが、それをこの規模と価格帯で実施するというのはちょっと聞いたことない。そりゃ本編と違うプログラムですし、これだけ「好き」な人たちが集まるのですからきっと埋まるのでしょうけど。
何か、すげえな。つうかライブのリハーサルいつやるの。