「アイドル」と「アイコン」の話

以前から「アイドル」と「アイコン」という話をしています。

結局PerfumeやももクロやBABYMETALは、「アイドル」から始まったものの、結果として「アイコン」的な存在にまでたどりついたからこその現状であるという話。
80年代の松田聖子、中森明菜、小泉今日子あたりも同じ状況。その時代に「アイコン」までたどり着けなかったのは、ジャニーズの嫁なんかになってる。

で、AKBグループは、「アイドル」のままメディアを総動員することによってトップを取ることに成功したわけですが、前回今回の総選挙、もしまゆゆがどっかの実業家のおっさんとのねっとりしたキス写真とか撮られたらその時点で暴落することは確実な中、既に過去にもっとえげつないことをしていたことがつまびらかになっている指原がトップを取るというこの状況。
要するに指原だけがAKBグループの他を差し置いて勝手に「アイコン」的な存在になっている、ということだと思うんです。

AKBグループを「アイドル」としてきっちり捉えている女性オタと飲んだ際に彼女が言ったこと。
「指原が大きな顔をするのは許せない。AKBグループ全体が汚されているようだ。」

その気持ちはすごくよくわかったんです。AKBグループをどこまでも「アイドル」として捉えたとしたらそれは多分当然のリアクション。でも、そうじゃない捉え方をする人がこれだけいたというのが今回の結果。そこがいろんな難しさ。

それでも、若くて可愛い女の子が一生懸命、時には涙を流しながら語る言葉を肴に酒を飲むのは最高ですね、というゲスな感想でまとめて終了。いやこれ他の何にも代えがたいそういう貴重なコンテンツなので、フジは視聴率とか気にせず今後もぜひ地上波でよろしくお願いします。

<追記>
後から考えたら、おニャン子クラブで唯一「アイコン」的な存在になれたのは、卒業後とはいえ、ジャニーズの嫁な工藤静香ですね。