「彼」とunBORDEレーベルのこと

正味、謝罪だとか復帰だとかどっちが悪いとか中居くんとかにはあんまり興味がないので置いておいて、でも「彼」の方には明確に活動を自粛してはいけない理由がありました。
きゃりーぱみゅぱみゅを筆頭にそこそこの人気アーティストを擁し、でももう一声欲しかったレーベルが手がけて初めて大きく育ったバンド。それを年末のテレビ出演でライト層にまで認知を拡大し、年明けのアルバムリリースをトリガーにして、レーベルごと押し出してドンと行く計画。
以下、その日程。

2015/12/30 ゲスの極み乙女。レコード大賞出場
2015/12/31 ゲスの極み乙女。紅白歌合戦出場
2016/01/13 ゲスの極み乙女。アルバム発表
2016/01/20 unBORDEフェス(コカ・コーラ協賛・招待制)開催発表
2016/02/04 unBORDE all stars楽曲リリース発表
2016/03/09 unBORDE all stars「Feel + unBORDE GREATEST HITS」リリース
2016/03/13 ゲスの極み乙女。ツアー開始(10都市15公演)
2016/03/28 unBORDE所属アーティストの「コカ・コーラ」スタンプボトル発売
2016/04/10 unBORDEフェス開催
2016/04/25 unBORDE all stars、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスター登場
2016/04/26 unBORDE all stars楽曲を使用したコカ・コーラCM放映開始
2016/05/08 ゲスの極み乙女。ツアー最終公演(長崎)

もし「彼」が「自粛したい」と言っていたとしても決して許されなかったこの状況。
自粛してその結果上記日程に穴が空き、想定していた利益が入らないどころか違約金発生するようなことがあれば、unBORDEはレーベルごと吹っ飛び、親会社のワーナーも致命的なダメージを食らうレベル。
売上は想定より落ちるとしても、何もなかったかのように粛々と決まった日程をこなす以外にビジネス上の選択肢はなかったのだということは、理解しておきたいところです。

正味の話、私はバツイチでその過程にはこの件とは逆な感じでいろいろあったので、起こした件について心情的には何の擁護もするつもりはございませんが、ただ「バンドマンの大半は概ねクズである」という原則論は忘れずに行きたいところ。
海を越えた向こうには、作詞作曲を手掛けたアイドル歌手の女の子に手を出すどころかアルコール漬けドラッグ漬けにして、廃人同然になってから後悔するようなクズなのに、でもそんなんなのに後に国から「Sir」の称号もらったりする偉大な「ロックスター」の方もいらっしゃいますので、世の中っていろいろです。
あと、こういうことばっかり考えているようなクズですけど、お嫁さん募集中です。