BELLRING少女ハート / BEYOND (Album)

まだこのグループについてはまったく判断ができていないでいる。
1stアルバム聴いた時の、ガッチリ出来上がったサウンドプロダクションと、全くもって出来上がっていないヴォーカルとの落差というか出オチ感というか、それに相当な衝撃は受け、その後2度ほどフェスでライブは観ているのだけど、その時は心動かないままで。

デビューからメンバー相当入れ替わり、今はオリジナルメンバー一人だけになってるのに全く向上する気配のない歌唱力は、要するに新メンバー入れるとき敢えてそういう基準でもって選んでいるとしか思えず、でも確かにそれによって儚さというか脆さというか、そういう演出はできているのかなと思いつつも、この盤に収録された彼女たちのキャリア史上屈指の名曲「asthma」も、もう少しそこイケれば一般訴求力ハンパないことになるのにとも思ったり。

それでも、通常の「推し」が割れるタイプのアイドルグループであれば求心力がくっと落ちてしまいかねないレベルでメンバー入れ替えが発生しているのに、ここまで下がる気配全くなく来ているのは、きっと箱で推したくなるような何かが確実にあるはずで、先日、ゆるめるモ!を生バンドで観て初めて腑に落ちたように、一度きちんとじっくり見てみないとわからないものがあるはずだと信じて、4月30日のワンマンに臨みたいと思います。
できれば生バンド入れてほしい。もしそうなら確実に相当すごいことになる。

あと、そろそろ手に入れるつもりだった人の手にはわたっている頃だと思うのでこの件。彼女たちのアルバムは毎回装丁がおかしなことになっているのですが、今回のは輪をかけて気合いの入ったイカレポンチなので、特殊ジャケットマニアは必ず入手しておきましょう。