こぶしファクトリーというグループ名がダサすぎるという声があちこちから聞こえてきますが、でもそれ言うたら「モーニング娘。」というグループ名を初めて聞いた時の衝撃ったらなかったのよ。

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Mr.Children、音楽の可能性を追求した全23曲構成のUSBアルバム

値付けハンパねえ。
これまではまだマスに対する訴求メインで踏ん張ってきた感のあるミスチルもついに諦めた。
CDというか音源ビジネスから、CDバブル期から続いていた「一般消費財」的な立ち位置でマス訴求するバンド・ミュージシャンが、これで完全に消え去ったということになります。
まあ、ライブやイベントをどう訴求するかって考えたら、CDの販促も相反するよりは親和性あった方がいろいろと便利ではありますし。今回のミスチルの場合、ツアーが先で音源が後っていうのも、そこらへん関係しているものかいなと思ったり。たとえばライブのハイライトになるような曲が{Naked}のみに収録されていたりしたら、やっぱ買っちゃうよね。

ただ、アルバムですら10分そこそこのDVD同梱して初回限定盤でございます的な商売も散見される中で、ここまで「作品」として作り込んできたのは、もう豪華盤ありきの流れには抗うことができず、でもやるならとことんやりましょうという彼らなりの良心として捉えたい。

あと、ちょっと気になっているのがサザンの新譜。Tシャツとかのおまけの付いた豪華盤というスタイルはもう彼らはずっと昔からやっていることなので、今更何も言うことじゃないのですが、通常盤の値段が微妙に上がっているのが。限定盤価格のトップピークはミスチルほどではなくても、通常盤の方で薄く盛っていく作戦。
とはいえ、桑田さんのソロ「MUSICMAN」の時点でより微妙な定価水準のアップがなされていましたし、曲数もビッチリ多めだし、これも今更どうってことないといえばそうなんですが、正味これ多分サザンのスタッフ、ライトユーザーであっても若者に訴求するのはもう諦めたんだろうなと考えるとやっぱちょっと寂しい。