こんなサイトやっといてナンですが、ここんとこ再発盤以外の80年代UKものをほとんど聴いておらず、さっきふと聴きたいと思って80年代UK屈指の名曲、Danny Wilsonの"Mary's Prayer"を聴いたらやっぱり名曲すぎて倒れそう。
それまでNew Wave白人音楽ど真ん中ばかり聴いてきた身に「ブルー・アイド・ソウル」という形であるとはいえ黒人音楽OKの素地を作ってくれたのは間違いなくこの曲ですし、あと「フロントがぽっちゃりめのハゲでもいいんだ」という気付きが、この数年後Pixiesを受け入れる耐性を身につけさせてくれたのです。


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KARAはそれでも武道館蓋を開けたらそれなりにカッコがついたようですが、それでも日本全国のアリーナを回っていた頃との規模の違いはハンパなく。

ではこの4-6月に7会場合計17公演という豪快なアリーナツアーを実施中の少女時代はどうなのよと見てみたら、チケットサイト一切検索引っかからず、こりゃどうしたものかと思ったら、ジャニーズ等と同様ファンクラブ最優先でそっちで埋まったら一般発売がなくなるというパターンでした。

ヤフオク覗いてみてもこの規模にしてはさして出品数も多くなく、全部ファンクラブでハケたのかそれは景気いいじゃないかと思ったものの、今さっき改めてヤフオク見たら何か妙に出品増えていて、何かと思えば今回のチケットは電子チケットで、座席位置が確定するのが公演の数日前という仕組み。

要するにその数日前になるまではその電子チケットの「価値」が確定しないため、極めてオークションに出品しにくい入札しにくいという、「顔認証」とかガッチガチのテクノロジーではない方向でそれなりによく考えられた仕組み。
間隙を突いた形で出品されているものもゴツいプレミアは付かず、一部を除けば概ね原価割れではありますが、それでもものすごい値崩れが随所で起こっているわけでもなく、やっぱメディア露出は減ったものの根強くファンは付いていて、KARAのシュリンクは概ねメンバー減とかのゴタゴタのためだったのねと改めて思った次第。

一方男子の方でこの時期対照的なのがFTISLAND。一時はアルバム累計6万枚くらいまでは持っていったのですが、先週出たニューアルバムは初動で2万枚強とちょっと厳しい感じ。強気で発表した東名阪福4会場7公演のアリーナツアーも結局大阪と福岡の公演は中止決定。この中止告知ももう「あんまりチケット売れてねっす」ということをあまり隠そうとしていない感があって泣ける。さいたまスーパーアリーナ以外で実施するのが大阪でなく名古屋ってのも結局ファンのコアは首都圏で、名古屋までなら遠征が見込める的なところもあるような。

かつての認識では、嫌韓的な世の流れになって以降も、ほぼ総崩れ状態の女子と比較すれば概ね男子は堅調と思っていたのですが、東方神起のように既に安定しているビッグネーム以外、最近はめっきりと話題を目にすることも減ってきたような気がしていたので、その状況を友達のK-POP好き女子に問うてみたところ、「かなりの数がEXOに持っていかれてる」とのこと。

EXOは2年前にデビューした中韓合同12人組ユニット。そういうスタイルなので中韓メインで活動し、当地ではアホみたいな人気になっているところで、この4月に日本で初めての大規模イベントをさいたまスーパーアリーナ3日間5公演したところ、大陸の人気が日本にも飛び火していて、今回のイベントも抽選がかなりの倍率でプラチナチケット化していたそうで。

もう日本でK-POP関連の報道をマメに行うのは地上波ではめざましテレビくらいで、しかも彼らはまだ日本ではCDも出していないためチャート関連のニュースに出てくるはずもなく、イベント終了後の日本サイトのスケジュールもこれもん。ぼんやりテレビやネット見てるだけではわからんことが世の中では起こっているのです。