考えてみたらFrankie Goes To Hollywoodって、「鬼の複数仕様リリース」「敢えてネガイメージを走らせて炎上マーケティング的に知名度アップ」「放送禁止による話題性アップと飢餓感を煽る形のプロモーション」と、まさに今も通用する数々の手法を1980年代前半にバリバリに導入していたのだな。良くも悪くもすごい先見の明だ。

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しかし本当に、今の国内の洋楽市場のてきめんな衰退っぷりを目の当たりにするにつけ、30年ほど前「8ビートギャグ」が商業ベースに乗る形で発表されていたということが信じられなくなってくる。「何だったんだあれ」状態。
あれやあのノリを真似る女の子たちの二次創作には現在言うところの「BL」的な要素も多分に含まれていたわけですが、当時あの界隈に吹き溜っていた、そういうタイプの女子は今どこにいるのでしょうか。今でもどこかにAtoms For Peaceを見て「実はThomが攻めでFleaが受け」的な想像を瞬時に走らせることができる女の子が現存していたりするのでしょうか。やっぱそういうタイプの女子は昨今のアニメ界隈の市場拡大に伴ってそっちに飲み込まれてしまったのでしょうか。
どうやったら調べられるのか皆目見当も付きませんが、でも可能であればこの30年の「腐女子の妄想源」のジャンル別シェアの移り変わりを算出したい。