EMI、人気歌手のDL上位3曲を収録した「The Best3」シリーズ配信
配信については他レーベルよりもいち早く動いていたEMI、こんなこと始めました。
初めて聴こうかという時のとっかかりとしてはアリだと思うんだけど、果たしてこういうのをとっかかりにして入口を入ってくれる人がが市場にどれくらい残ってるかが大問題。
配信というスタイルは、装丁変更とかボーナストラックとかで「既にその音源を持っている人」の再購入を促せないのがこれまでのパッケージビジネスと異なって地獄なんですが、でもこれからはそういう中で商売していかなくてはいけないわけですから、まずは配信のメリットであるその購入ハードルの低さでどこまでやれるのか。実験ですね。
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例のAKB脱退騒動は、ファンにとっては「一途に思っているすごく好きな人だったからその男の家に泊まった」と「その人にはとりたてて恋愛感情はないんだけどその男の家に泊まった」と、どちらが心証としてより「マシ」かという非常に判断の難しい局面に追い込まれ、彼女自身から「後者」という発信がなされるに至り、「余計だめじゃん!」と思われた方もいるのではないかと思うわけで。
そもそも今回の急転直下劇は三次元のアイドルに入れ込むことのリスクがモロに出た事例でして、このリスクを軽減するためには、より可能性の低いローティーンアイドルに向かうか、もしくは二次元しかない。
そういう意味で傷付くことを心配せずに存分に入れ込める二次元(極稀に数年前の「かんなぎ」デマみたいなことはありますが)を愛でる気持ちはわかるんですけど、そういうキャラも秋葉原や年2回有明とかで売ってる薄い本では大変なことになっていて、でもそれは原作やアニメ本編とはまったくのパラレルワールド的「別物」として割りきって楽しめる仕組みというのはちょっとズルいと思う。いや、すげえ便利で羨ましいんだけど。
三次元でこの仕組みに一番近いのはやはり恵比寿マスカッツ。考えれば考えるほどマスカッツの仕様は画期的だと思う。最近はグラビアからAVに転身した春菜はなやティーン向けファッション雑誌のモデルだったはずの篠原冴美が入ってきたり、ピュアであることが前提のジュニアアイドル出身の坂本りおんまで加入してザコ呼ばわりされたり、メンバー構成のカオス具合が大変なことになっている。
そっちまでは踏み込めない、本当にリアルのピュアな女の子の成長を応援したいんだという方には、「中学卒業と同時に脱退」が義務付けられているさくら学院がリスク低めで安心です。