自分が洋楽を意識的に聴き始めたのが1982年頃で既に30年ほど経っているわけですが、ビートルズやストーンズのデビューから自分が洋楽聴き始めるまでの期間と、自分が洋楽聴き始めてから今までの期間とを比べると圧倒的に後者の方が長いという事実を、未だに心のどこかで納得できていない。

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11月あたりから着うた泣けうた系の人たちのカバーアルバムが立て続けにリリースされます。

11/07 BENI / COVERS 2 (J-POPの英語詞化)
11/07 Ms.OOJA / WOMAN -Love Song Covers- (J-POP)
11/14 青山テルマ / My Covers (洋楽)
11/21 LUVandSOUL / Harmony(J-POP)
11/28 清水翔太 / MELODY (J-POP)
11/28 Rake / I Sing a Song〜for Christmas〜(洋楽クリスマスソング)
12/12 KG / Love Covers(J-POP)

これつまり、元々徳永英明以降馬鹿みたいにカバーアルバム出しまくって散々市場を荒らした末に、最近はさすがにもうそこに鉱脈は残っていないと思われていたところ、今年3月21日にリリースされたBENIの"COVERS"が約20万枚と予想以上に売れたもんですから、オリジナル曲ではいまいち厳しい感じだった似た系統の人たちの関係者それを見るや「何だまだカバー行けるんじゃんうひょー!」とばかりそこに群がり、企画立案のスタートがおよそ同じタイミングだったもんですからリリースも当然似たような設定日でダダ被りしたものと思われます。当然BENI本人の第2弾もその中に。
何かもういろいろと安易すぎて泣けてきますが、それだけ企画側にも何が「売れる」かまったくわからない、実際に売れたものに乗っかるしか確実性の高い手段がない世の中ということでございます。実際本当に「確実性が高い」かどうかは知ったこっちゃないですけど。

BENIなんか素が美人ですし元々が美少女クラブ31ですから、今の世の中多少楚々とした感じにさせてそういうグループのセンターで可愛い歌を歌えば別方面でそこそこ行けるような気もしなくはないですが、多分今それをやろうとしても、本人が耐え切れずにブチ切れて流血の惨事になったりしそうなので仕方ない。

その他のジャンルでも途切れることなくカバーアルバムは出続けていますが、やはりこの時期のリリースは多い。

11/07 吉川友 / ボカリスト?(アイドルポップ)
11/07 渋さ知らズ / 渋彩歌謡大全(歌謡曲)
11/14 渡辺美里 / My Favorite Songs 〜うたの木シネマ〜(洋画主題歌等)
11/14 一十三十一 / YOUR TIME route 1(80年代邦楽)
11/21 Charlie / Sweet 10 Covers〜music for lovers〜 (J-POPの英語詞化)
12/19 櫛引彩香トリオ / Day & Midnight(J-POP中心)

立場上できるだけ集めようと思ってはいるのですが、全部買ってたら確実に餓死するのでもういろいろと諦めています。つうか正味の話、ブーム以降のカバーアルバムは特に音楽的には何の食指も動かされないものが相当多くて、これだけ数が出ている今、義務感だけで買う根性はもうないの。