音楽業界サバイバル タワーレコードの戦略

真面目なことを言っているオタ社長。やっぱり「最後のチャンス」って考えてるんだ。
こういう状況下、リアル店舗には「何らかのエクスペリエンスとの抱き合わせ」的な方向でしかもう活路は見出だせない。俺らみたいに勝手に試聴し回ってウロウロして勝手にエクスペリエンス感を得て帰っていく輩は現状維持させときゃいいんですが、そうでない人には仕掛けの種類も必要になります。今回のイベントスペース重視の改装はモロにそういうことで。

ただこうなってくると小規模店はもう死ぬしかないのかな、とも思う。唯一、TAHARA厚木本店の元店長が新たに開いたじょいふるミュージックが、ライブハウスTHUNDER SNAKEの真向かいに店舗を構えたように、店舗単位ではなくエクスペリエンス込みの情報発信可能な「エリア」として結託することで生き残っていくという方向性には何がしかの成果があると思いたいんですよ。短期的な売上枚数云々と言うよりは長期的な視点で裾野を広げていくような。レコード会社側がおよそ見失ってしまった視点で。
問題はその長期的な視点でのアクションが「間に合う」かどうか。

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どの駅女が好き? avex所属のアイドル29人、1人1駅で山手線ガールズを担当

これすげえ。思い付いた奴の馬鹿さ加減を思うと切なくなるくらい。でも、こんなまだ幼いくらいの女の子に「鶯谷」とか「五反田」をそのニュアンスもわからないまま名乗らせて活動させるのはこれ確実に変態プレイであり、それによるエクスタシー感も込みで企画立てたのであれば本物の狂人。

また、「複数人の奴隷を並列に扱うといずれ団結して反乱を起こすが、複数人に階級差を付けると上の奴隷が下の奴隷を蔑んだり虐げたりするようになり、団結・反乱は起こらない」という話がありますが、この子たちにもそのうちに原宿・渋谷あたりが頂点で駒込や田端あたりを最下層としたヒエラルキーが生じ、いずれ罵倒と暴力が支配する荒廃したアイドルグループが完成しそうでとても恐ろしいです。
そして誰もが目を背けたくなる修羅場と化したグループに数年後、華麗な商業施設とともに完成する新駅役として加入したピュアな女の子が奇跡を起こす、そんな素敵なストーリー。